被災地39社の“水産加工品”を全国へ発信 パソナ農援隊 水産加工品の新たな価値を発信するプロジェクト『UOYA』開始

東北・関東沿岸6県の水産加工業者と連携し、新商品開発・販路拡大を支援

株式会社パソナグループ

株式会社パソナ農援隊(本社:東京都港区、代表取締役 田中康輔)は、東日本大震災の被災地域における水産業の本格的な復興を果たすことを目的にした、水産庁の補助事業「令和7年度復興加工EC販路マッチング支援事業」を活用し、被災地水産加工品の新たな価値を発信するプロジェクト『UOYA(うおや)』を9月5日(金)より開始。本プロジェクトでは、被災地の水産加工業39社の新商品開発・改良及び販路開拓を支援し、水産加工品の価値を国内外に発信いたします。

パソナ農援隊はこれまで、農業分野において新規就農者の育成や雇用創出、農産物のブランド化や販路開拓支援など、一次産業の活性化に取り組んでまいりました。また、自社農園で生産した規格外野菜を加工・販売し、6次産業化のモデルケースづくりにも注力するほか、日本各地の生産者が手間ひまをかけて育てた食材を、作り手のこだわりや地域の文化・ストーリーと共に紹介するWEBメディア「てまひまオンライン」も運営しています。

被災地の水産加工業は、震災後に設備を復旧し商品開発を進めている一方で、販路の確保・拡大が課題の一つとなっています。単に売り先を増やすだけでなく、地域資源の特色を活かしながら水産加工品の価値を高め、安定的かつ多様な販売ルートを確立することが収益向上のため急務となっています。

そしてこの度開始するプロジェクト『UOYA』では、農業分野で培った販路開拓やブランド化のノウハウを水産業にも活かし、東北沿岸部の事業者と共に新たな価値創出に挑戦いたします。新たな顧客接点となる百貨店やグルメイベントへの出展、水産加工品を取り扱うECサイトとの連携を通じ、商品開発・販路拡大を支援することで、震災から10年以上が経過した今なお抱える販路課題の解消と、持続可能な地域経済の構築を目指します。

パソナ農援隊は本事業を通して、地域産品に新たな価値を付与し、国内外へ届けることで持続可能な事業モデルを確立するとともに、一次産業を担う人々の挑戦に伴走し地域経済の発展に寄与してまいります。

■プロジェクト『UOYA』概要

開始: 

9月5日(金)

内容: 

東日本大震災の被災地の水産加工業者と連携し、新商品・リブランディング商品の開発と改良を支援。今後、下記の活動を通じて、消費者との新たな接点を創出

・百貨店等での催事イベントを開催(関西・首都圏にて実施予定)

・ECサイトとの連携・送料無料キャンペーン

・WEB・SNS等を通じて、作り手のストーリーを発信

コンセプト: 

魚と食卓の関係をリデザインする

<メッセージ>

「いただきます」の言葉と共に私たちの体となる日々の食事。

使われている食材は、多くの人々の想いを乗せてあなたの前にある。

その人々の想いは、自分のために、誰かのために、ごはんを用意する人の温かい気持ちと重なるよう。

UOYAは、そんな魚を囲む繋がりを、家族のように思う存在でありたい

参画事業者: 

東日本大震災の被災地(青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県・千葉県)の水産加工業者39社

【おびすや(福島県)「震災後復活を遂げた「おびすやの佃煮」を全国に」】
東日本大震災により廃業した民宿「おびすや」で当時、女将が作る名物料理の⼀つ「青のり佃煮」。震災後8年が経ち、相馬市松川浦でヒトエグサが再び収穫されるようになると、沢山の⼈からの復活を望む「また食べたい」という声が寄せられ、震災から10年が経ち復活・商品化。本事業を通じてEC販売に向けに改良を行い、これまで“美味しい”と言っていただいたお客様に昔からの味をお届けする

【株式会社ヤマウチ(宮城県)「地域資源を“食べるストーリー”として届ける、地元漁師との連携による新商品開発」】

地元若手漁師集団「戸倉シーボーイズ」や漁師×プロ料理人の「フィッシャーマンズキッチン」と連携し、ホタテやカキの養殖施設に副次的に発生する南三陸産ムール貝(ムラサキイガイ)を主原料に活用し、ムール貝本来の旨みを感じられる濃厚でコク深い味わいに。磯臭さを抑え、白ワイン・バター・香味野菜・ハーブで上品に仕上げたフレンチ風パテを開発予定

【有限会社ヤマキイチ商店(岩手県)「三陸の恵みを堪能する高付加価値の加工品開発」】

三陸産のウニやホタテを使った高付加価値の加工品開発を通じて、百貨店やお取り寄せグルメ需要向けのギフト商品を充実させ、新たな収益の柱を築くことを目指す。本事業を通じて、創業以来からのモットーである生産者からの適正価格での仕入れと、その利益還元によって、三陸漁業従事者の誇りや品質向上に繋がり、消費者満足度も高まる好循環を生み出し、三陸漁業の未来を支えることに寄与する

【株式会社サラヤ保﨑商店(千葉県)「勝浦産・近海釣り魚の新鮮な刺身を贈答品に」】

勝浦港に水揚げされた新鮮な一本釣り鰹や、勝浦寒マカジキに炙り等のひと手間を加え、急速冷凍をして全国へお届けする。一本釣りやはえ縄・ひき縄という釣り漁法で漁獲されているため、水産資源に配慮しているだけでなく、魚体の傷みが少なく、漁獲後の鮮度管理も徹底

備考: 

・本プロジェクトは、水産庁の補助事業「復興加工EC販路マッチング支援事業」を活用して運用いたします

・今後のスケジュールは下記を予定しています

2025年12月/商品開発完了・出荷。主要ECサイトで送料無料キャンペーン開始

2025年12月〜2026年1月/関西・首都圏百貨店で催事イベント開催

2026年2月4日〜6日/グルメショー春(東京ビッグサイト)出展予定

URL: 

https://uoya.jp/

お問合せ: 

株式会社パソナ農援隊 復興加工EC販路マッチング支援事業事務局

TEL 050-3818-0065 E-mail suisan-ec@pasona-nouentai.co.jp

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会社概要

株式会社パソナグループ

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URL
http://www.pasonagroup.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング14階
電話番号
03-6734-0200
代表者名
南部靖之
上場
東証1部
資本金
50億円
設立
2007年12月