国内最大級のエンジニアコミュニティ「Qiita」が作る、「エンジニアの幸せ」に繋がる世界 -後編- ~エンジニアを軸に幅広い情報共有の場へ~

#Qiita  #エンジニア  #質問機能

2020年9月25日 12時00分 株式会社エイチーム


プログラミングに関する記事や質問を投稿し、お互いに知見を共有しスキルを高めることができる情報共有コミュニティ「Qiita(キータ)」。「Qiita」は月間700万人を超えるユニークユーザーが訪れ、月間6,000万回ページアクセスがある、日本最大級のエンジニアコミュニティです。


「Qiita」がエンジニア向けのイベントを開催する目的は?また、今後「Qiita」が目指す姿とは?代表取締役社長と、「Qiita」のプロジェクトマネージャーのお二人にお話を聞きました。


※注釈:「最大級」は、エンジニアが集うオンラインコミュニティを市場として、IT人材白書(2019年版)と当社登録会員数・UU数の比較をもとに表現しています。


▼本インタビューの前編はこちら

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柴田 健介(シバタ ケンスケ)

Increments株式会社 代表取締役社長

2009年に株式会社エイチームへ新卒入社。モバイル向けのプロモーション業務を担当した後に社内の新規事業コンテストにてツールアプリ「ZeroApp」シリーズを提案し、グランプリを受賞し事業責任者を担当。2014年よりメディアサービス部部長、2016年よりエンターテインメント事業のマーケティング責任者を経て、2019年12月27日にIncrements株式会社 代表取締役社長に就任。


清野 隼史(キヨノ トシフミ)

Increments株式会社 プロダクト開発グループ プロダクトマネージャー

内定者アルバイトを経て、2019年4月にIncrementsへ新卒入社。Qiita Jobs開発チーム、Qiita開発チームでプロダクト開発や機能改善等を担当。2020年1月からQiita開発チームのプロダクトマネージャーとして、「Qiita」のプロダクトマネジメントとメンバーのマネジメントを行う。


コミュニティが盛り上がるイベントを。「Qiita」ならではの企業とユーザーとの繋がりも生まれる


-- 「Qiita」では毎年ユーザー参加型のイベントも開催されているかと思いますが、イベントの目的は何でしょうか?


清野:「Qiita」というプラットフォームでイベントをやる一番の目的ってやっぱりコミュニティーを盛り上げていくという点と、先述のアウトプットのきっかけを作るという2点が大きいです。普段生活している中で、これをアウトプットしよう、って結構強い意志だなと思っていて。ありがたいことだと思う反面、アウトプットするには頑張るコストやハードルはあるので、イベントを通してアウトプットするきっかけになればいいなと思っています。


やっぱりアウトプットって楽しいと思うんですよ。出してリアクションをもらえて、誰かの役に立っている感覚というか。そこを体験してもらうためにまずはイベントみたいな形でもきっかけが必要なんじゃないかなと思っています。なので夏祭りだったり、アドベントカレンダーなど、みんなで投稿することを楽しんでもらうイベントを開催することで、よりコミュニティー自体の成長や、そのエンジニアの成長にも繋がっていくんじゃないかなと僕は考えています。


-- Qiita夏祭りを初開催してみて、反応はいかがでしたか?


清野:景品のプレゼント企画もあり、すごく楽しんでもらえていたかと思います。実際、記事投稿をしてもらえたっていうのもありますし、夏祭りのイベント当日は運営も表に出て、運営側の考えや想いを話したり、あとはトップコントリビューターとコミュニケーションを取ったりなどすごく楽しんでもらえているなと感じました。

このイベントをきっかけに初めて投稿してもらえたユーザーもいて、いいイベントにできとではないかと思っています。今後も毎年続けていきたいですね。


柴田:今後、このようなイベントはより積極的に開催していきたいと思っています。「Qiita」の1つの使命として、エンジニアコミュニティを盛り上げるという点もあるので、そういった側面での動きは力を入れていきたいなぁと思っています。

継続しているアドベントカレンダーの方では、2019年は約15,000人の方が参加していただきました。ここまで多くのエンジニアを巻き込める規模のイベントは国内でもそんなにないと思うので、協賛してくださる企業様も例年増えていますね。


-- 協賛すると具体的に企業はどのようなメリットがあるのでしょうか?


柴田:単純にイベント参加者は必ずエンジニアなので、企業や商品紹介をエンジニアに直接的にアプローチができるという点は1つあるかと思います。

あとは、「Qiita」のコミュニティに参画しているということで、ユーザーにポジティブな印象を持たれるという側面もあるかと思います。「Qiita」を通じて企業を知ることや、「Qiita」ユーザーの方が出ている記事などは話題になったりもするので、ただ広告を出稿するのとはまた違う、コミュニティの中の人とコミュニケーションを取りながら参画できるのも1つ面白いメリットではないかと思っています。

全員が情報の質に責任を持つ


-- 「Qiita」の理想のあり方はどのような状態ですか?


清野:理想は「Qiita」ユーザー全員が情報に責任を持てるような状態にしていきたいと思っています。たまに「Qiita」にdown vote(反対投票)をつけて欲しいという声があったり、コメントやSNS上で、情報が間違っているから最悪だって言われることもあるんですけど、出ている情報に対して批評するだけではなくて、「記事の内容が間違っているから正しい内容を提案しよう」とか、「内容により厚みを持たせるために追記しよう」とか、当事者として情報に責任を持ち、更新していく文化やコミュニティを作っていきたいです。

なので今後もdown voteは実装しないですが、ただこれらの意見も分かるので、それは別の機能で改善できるように考えていきます。


-- 「Qiita」が大切にしている思想などはありますか?


清野:HRT(尊敬・謙遜・信頼)を大切にしています。アウトプットする行為自体がとても素晴らしい行為なので、その点はユーザー同士がお互い評価し合って、だけど質が悪いのであればそこはみんなで直していけるようなライフサイクルを作っていきたいと思っています。

エンジニアの軸は変えず、より広がりを目指す「Qiita」


-- 今後 、「Qiita」が目指す姿はどのようなものでしょうか?


柴田:僕がよく最近思っていることは、「Qiita」は最初プログラミングに特化したコミュニティーとして立ち上がったのですが、今は時代も変わって、プログラミングだけではなくエンジニアという文脈での広がり方をしてきたと思っています。例えばエンジニアにとってのマネジメントであるとか、エンジニアにとってのキャリアの話であったりとか。そういったものを実際に「Qiita」の中でアウトプットされている状況になってきていることを踏まえると、これから「Qiita」としては、やはりエンジニアにとって、日々生活している中での様々な情報がインプットできてアウトプットもできるような場に広げていかなくてはいけないかもなっていうのはよく思っています。


清野:僕も似たような考えを持っていて、「Qiita」ができてからの約10年間でエンジニアの定義がかなり変わってきていると思っています。定義の変化と共にアウトプットする内容とか、仕事の内容が広がりを持ってきているのかなと。その中で「Qiita」がプログラミングに制限するっていうのもナンセンスなのかなというのも思っています。なので、そこの境界を広げていくっていうのも「Qiita」としてやっていくべきなんだろうなと考えています。


ただ、逆にちょっと懸念としては、広げすぎないっていうのは一つ大事かなと。あくまでエンジニアとしての境界はきちんと追っていく。自分たちが拡大解釈しないっていうのは、ちゃんと意識していきたいと僕は思っています。


-- どんなに変化しても「エンジニア」という枠は外さないということでしょうか?


清野:そうですね、本当に根幹の部分でいくと「エンジニア」というキーワードは絶対に外れないんだろうなと思います。「エンジニアの」がついた上で進んでいく。これから「Qiita」がどんな変化をするとしてもエンジニアという文脈は絶対無くならないんだろうなと僕は思っています。そこを外してしまうと、ある意味「Qiita」のアイデンティティが無くなってしまうので。


柴田:そうだね、Incrementsという会社目線でのアイデンティティも「エンジニアの」っていう文脈があって、「エンジニアを最高に幸せにする」という理念を僕たちは掲げて会社をやっているので、そこのベースとなる「Qiita」では、エンジニア以上には広げないかな、今は。


あとは「Qiita」でインプットやアウトプットをしてほしいって話があった中で、その行動がエンジニアにとってメリットになるような、いろいろな価値をもっと作っていけたらいいなというところもあります。僕たちが「Qiita Jobs(キータ ジョブズ)」という転職支援のサービスをやっている目的もそこですね。「エンジニアの幸せ」をゴールに、「Qiita」でのインプットやアウトプットがその人にとってのいいキャリアにつながることを実現できれば素晴らしいなと思っているので、もしかしたらそこは転職という文脈じゃなくても、「Qiita」での行動がそのエンジニアの人生にとって何かプラスになるようなサービスを将来的には色々やれたらいいなというのは思っています。


▼「Qiita Advent Calendar2020」 開催に関するプレスリリースはこちら

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Qiitaについて

知見を共有しスキルを高めることができる、日本最大級のプログラミングに特化した情報共有コミュニティです。

Qiita上で発信や評価などの活動をすればするほど、自分に合った記事が届き、ほかのエンジニアと繋がりが広がります。Qiitaは、ユーザーがエンジニアとしてアイデンティティを確立し、表現できる場所を目指しています。

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