快眠枕で累計74万個突破、「枕難民」の為にアップデートされた新ブルーブラッド3D体感ピローの開発ストーリー

枕

2023年11月8日 11時00分株式会社ロウダン

＃枕　＃睡眠　＃開発秘話

柔軟性と復元力をあわせ持つ独特な素材感が魅力の枕ブランドBlueBlood。GELとスーパーソフトウレタンのハイブリッド素材で沈み込みすぎることなく適切な高さで支えるその寝心地が支持され販売から10年で74万個を突破しました。元々は合成樹脂原料の商社であった会社が何故寝具メーカーになったのでしょうか？

先代社長の逝去により家業を継ぐ。経営環境悪化のなか、寝具のネット販売を開始

　父である先代社長が癌により逝去したのが26年前、私が27歳の時です。、サラリーマンを辞め家業を継ぐことになったものの、売り上げは減少し経営環境も悪化しました。そんななか目を付けたのが、新しく世に広がりだしたのが「インターネットショッピング」です。

　今までBtoBの経験しかなくBtoCのビジネスに挑戦することになりました。と言っても販売する物もなく、手探りで仕入れ先を探しながらのスタートでした。様々なものを販売していく中で、手ごたえを感じたのが布団や枕などの寝具の販売でした。

自身のヘルニア罹患を機に、「枕難民」を自覚。枕の開発へ

　しかし、順調に売り上げを伸ばしていったある日の夜中、首から背中の激痛で目覚めました。一睡もできず、脂汗を流しながら朝を待ち、病院で診察を受けると重度の頸椎ヘルニアと診断をうけ受けました。「手術もできない、一生付き合っていくしかない」と告げられ、1か月の寝たきり生活を余儀なくされ、仕事もままならず、人生で一番とも言える苦境にたたされ立たされました。

何度も繰り返す、首や肩の痛みに安眠できない日々が続き、枕を何個も買い替え、自分に合う枕を探し続けました。いくら高い枕を買っても、カスタムメイドをしても、自分に合う枕が見つからないのです。もはやまさに私自身が「枕難民」そのものでした。

そのときに、私の持てる経験と知識を総動員してでも「自分が納得する枕を作りたい」と強く思いました。「そうすればきっと同じように苦しんでいる人たちの支えにもなる」。その一念に突き動かされるように中国に渡って工場を探し、素材の開発をはじめました。

　ウレタンや樹脂と言いうのは、発泡する過程で気温や室温、薬剤の調合などが製造結果に大きく反映されますします。私の求めている、もっちりとしているのにふんわりと膨らむような、不思議な感触の素材の開発には、専門的な知識が必要です。素材だけでなく、形状や大きさ、安全性や、コストなど、クリアしなければならない課題は山積みでした。そして、１年以上かけて生み出されたのがブルーブラッドです。

発売後の快進撃と、今後の展望について

　発売後はお客様のレビューでも好評いただき、注文は右肩上がりで殺到するようになり、生産が間に合わず、最高で4か月待ちという大変ありがたいスタートとになりました。楽天市場では、インテリア寝具の年間ランキング1位を獲得しすることができました。翌年にはTVショッピングに進出し、ショップチャンネルでは24時間で22,000個を販売しました。