顧客の声をもとに毎月機能をリリース。勤怠クラウドサービス「ICタイムリコーダー」の開発の裏側とは

開発ストーリー

2023年7月31日 10時00分オープントーン

株式会社オープントーンは、ITエンジニアが「御客様と一緒に、未来へ歩み続けていこう」「ITをライフワークとして社会に価値を残していこう」と始めた会社です。創業から約20年間、数百のプロジェクトを受注し、様々な業種・業態の顧客企業様にソフトウェア、業務システムを提供してまいりました。これまでの膨大なプロジェクトのノウハウを生かし、最新のIT技術を用いて創造に取り組んでいます。

「まだないものを、まだ届かないところへ」。私たちは、そうした「Enterprise Solution」のトータルプロバイダーです。

オープントーンのクラウド型ICタイムリコーダー「勤怠クラウドサービス」は、お客様からの声をダイレクトに開発者へ共有し、毎月の機能リリースを目標に開発しております。このストーリーでは、その製品開発に込めたこだわりと新商品の魅力をお伝えします。

営業・開発・マーケティング・サポート全員が参加する月1回の会議で開発機能を検討

弊社では、プロジェクトの起案は、毎月１回行われる「アイデア会」で、お客様のご要望や法令改正、勤怠情勢（最近ではリモートワークや働き改革など）も鑑みて関係者を集めて次の開発機能を検討します。「アイデア会」の参加者は、営業・開発・マーケティング・サポート全員が参画し、お客様の業種・職種・担当者の操作権限・店舗要望などお客様フィールドの問題と向き合い、課題と改善方法について検討が行われ、お客様にとって要望が解決しているか、利便性が良いのか、訴求効果があるのか、実現可能なのか、開発コスト面も含めて多角的に意見交換を行います。

意見交換では、すべてのお客様が満足できる仕様を検討していくのですが、これは仕様範囲が無限となるため開発コスト面を加味して「落としどころ仕様」を決めていきます。「落としどころ仕様」についてはメンバーで意見が割れるところでもあり決めるのがとても難しいですが、その場合は「落としどころ仕様」をリリースしてお客様の反響を見て次のアイデア会で検討するサイクルになります。

リリースは毎月１回以上はリリースする事を目標にしており、アイデア会で採用された機能は翌月にリリースする動きになります。機能によっては軽い機能・重たい機能など１ヶ月以上かかる機能もありますが、社内に短期・長期開発の部隊を編成しておりますので両部隊を調整しながらリリースを行っております。

リリースに先立ち営業・マーケティング部門では新機能のＬＰ作成、プレスリリースの掲載、ＤＭによる案内など事前活動が始まりますが、反応が良いお客様はリリース前から社内準備しているお客様もいらっしゃいます。

リリース後の反響については、直接お客様から良い感想も悪い感想も様々なご意見を頂きます。どの感想もメンバーへ共有しモチベーションのアップにつなげたり、ご不満を抱いた感想については要望リストに記載し次のアイデア会で検討する運びになります。同種のクラウドサービスの中でも少ない「無料電話サポート」を行っていますので、直接お客様の生の声を頂けるのでとても刺激が貰える事業と思います。

「アイデア会」の翌月には新機能を提供。コロナ禍では顧客の要望に応えて虹彩認証端末やスマホ対応をリリース

弊社では、毎月のアイデア会でお客様の要望を検討し翌月にリリースするサイクルですので、柔軟に開発計画を進められ毎月リリースによる進化する機能を提供しています。例えばコロナ禍では「感染対策とリモートワーク」のご要望が多く、早急に虹彩認証端末の発売、スマホによるリモートワーク対応をリリースしました。また、直近ではお客様の声から「打ち忘れ・承認漏れが多く社員の勤務表が締められない」といった社員の締め作業の要望があり、社員へ情報共有を促進するため「ナレッジボード」という機能をリリースしました。この商品はニーズとマッチし、とてもヒットしています。

スピード感あるリリースを実現するには、開発者の「勤怠の仕組み＋お客様の要望を理解できる運用知識」を持ち合わせていないと実現できませんが、知識の教育は毎朝行われる「営業・開発・マーケティング・サポート」合同会議と、週１回の合同勉強会が開発者の知識レベルを上げています。職種関係なく知識を教え合う部の方針が、スピード感あるリリースを実現しています。

多角的なテストにより、機能アップデートの品質を維持

弊社クラウドサービスの開発で苦労している点については、機能のアップデートによる品質維持になります。クラウドサービスのアップデートは、全てお客様が同時にアップデートしますが、不具合が発生するとすべてのお客様に影響してしまうため、品質維持には細心の注意が必要です。そのためテストの網羅、自動テストの組み込み、各種セキュリティの維持、など多角的なテストを行い品質維持を行っています。

私たちが開発しているICタイムリコーダーの商品説明

ICタイムリコーダーは、お客様の要望から毎月進化する勤怠クラウドサービスになります。スマートフォンからの打刻をはじめ、ICカードや生体認証、ブラウザなど様々な働き方に合わせた打刻方法を選び、出勤ではオフィスでICカード、退勤は外出先からスマートフォンといったように環境に合わせて複数の打刻手段を組み合わることや、打刻不正防止に虹彩認証（生体認証）を合わせる事もできます。

また法令改正や情勢によるリモートワーク・感染対策など労働環境の変化に合わせて自動でアップデートされ、ワークフローによる上長承認機能に加え、変形労働、時差出勤、有給付与などは自動集計により給与システムへの連携がシームレスに行えます。

また、クラウドなのでリアルタイムに遠隔支地の従業員の出勤状況・残業状況を閲覧し勤務指導・改善指導する事ができます。さらに打刻漏れ、超過残業によるアラート機能が搭載され、正しく勤務表を作成することができます。

進化し続けるICタイムリコーダーを是非この機会にお試しください。