大きな胸には悩みがある！累計50万枚売った『小さく見せるブラ』開発ストーリー

大きな胸を小さく見せるブラ

2020年7月7日 17時33分株式会社三恵

【開発のきっかけは、“1人のスタッフの生の声”】

佐藤はスタッフと下着の悩みについて雑談をする機会がありました。その中で1人のスタッフから「大きな胸が小学生の頃からの悩みです。ずっとコンプレックスです。」と言われました。そのスタッフは、ずっと自分に合うブラを探し続けて市販のものを色々と試し、切ってみたり、縫ってみたり、色々試したが、悩みは解決しないと。

佐藤は何十年も悩んでいることに驚きました。

そのスタッフから、さらに詳しくヒアリング調査をしました。

・小学生の頃に、「デカパイ！」と心ない言葉を投げかけられた。

・バストの重みで異常な肩こりに悩まされていた。

・胸を常にみられてしまう。

・自分に合うブラジャーを半ばあきらめながらもずっと探し続けている。

佐藤はこの悩みを解決するブラジャーを作ろうと決意しました。

【商品開発へ！三恵ならではのこだわり】

同じ悩みを持つスタッフに調査に加わってもらうことで、よりリアルな悩みに沿った商品づくりへと、開発はより良い方向へ進んでいきました。

■競合調査

当時、市場は小さいものの、“小さく見せるブラ”という商品は、いくつかの下着メーカーより販売されていました。

スタッフも交えて、試着調査を実施しました。

A社・・・価格は安価で確かに小さくは見せるが押しつぶす形で、シルエットが最悪

B社・・・価格は平均的、でも効果も着け心地もまあまあだが、満足ではない。

C社・・・価格は高価、小さく見せる機能も不足しているが、商品のデザイン性や着心地は良い。

と、どれも三恵が目指す総合的に満足するものではありませんでした。

■三恵のこだわり

ヒアリング調査や、競合調査をもとに三恵が導き出した理想の形は、

“コンプレックスを解消し、見た目も綺麗に美しく、且つリーズナブル”というものでした。これには、誰もが自信を持って華やかな生活を送ってほしいからという三恵の理念にも通ずる思いが込められています。理想を具体化すると、以下の商品特徴ができました。

1. 胸を小さくスッキリさせる

→胸のふくらみや立体感を抑える独自カップを採用し、バストを小さく見せることが可能。

2. 脇肉をスッキリさせて痩せ見え効果

→脇高のWボーンで脇肉をしっかりとキープすることができた。

3. 谷間を隠す

→フロント部分に伸縮性のあるゴムを入れることでレース部分がしっかり谷間をガード、バストの揺れも防ぐことができた。

4. 実際に使用する人の目線に沿った細やかな工夫

→ストラップの付け根を三角形にして、大きなバストを支えやすくする、また3段3列のホックで安定感を感じさせる設計に。

5．一流メーカー同等の品質

→創業約70年の圧倒的なノウハウで確かな効果や品質をキープすることができた。

6．高品質でも低価格

→工場と直接取引することで、中間マージンを発生させない事により、低価格を実現することができた。

サンプル完成後、いざ効果検証

商品開発のきっかけとなった、スタッフも大満足の仕上がりとなりました。

目の前の人の悩みを解消できたという経験が何より自信へとつながりました。

【いよいよ発売！そしてロングセラー商品へ】

2012年4月、いよいよ大きな胸を小さく見せるブラを発売。工場との直取引や、広告費を抑えることでリーズナブルに商品を提供していたので、大々的な広告は行えませんでしたが、それでも、発売の1年目に月500枚程度の販売数を出すことができました。その後、リピーターが増え、クチコミも広がり、発売から8年経った今では、月1万枚を超える販売枚数となっています。

購入したお客様から喜びの声や、もっとこうしてほしいという期待の声をいただくことも多く、そういった意見をもとに改善や新しい商品を作るなど、常に進化を繰り返しました。

現在では、大きな胸を小さく見せるブラを、“LULU SMART BRA”（ルルスマートブラ）の名前でブランド化し、シリーズを展開、シリーズ全体で10種類を販売するまでに成長しました。