累計販売数130万枚を突破。鮮明なグラフィック表現・ふわふわで吸水性抜群な、革新的なタオル『ハイブリッドタオル』とは

開発ストーリー

2023年12月22日 16時00分株式会社　スペースエイジ

株式会社スペースエイジは、“Chain of Smile ― 商品を通じて、世の中の人たちを笑顔に！ ―” を理念とし、広島・東京を拠点にプロスポーツ・エンタメ関連グッズの企画・デザイン～製造・販売までを手掛けています。

タオルは、プロスポーツ・エンタメ関連のグッズとして従来より定番アイテムであり“主力”のアイテムとして展開しておりました。近年特に、応援グッズ・推しグッズとしての需要が大きくなったことを受け、これまでにない革新的タオル『ハイブリッドタオル』を開発し進化し続けています。

本ストーリーでは、「ハイブリッドタオル」の製品開発に込めた想いと魅力、今後の展開についてお伝えします。

Chain of Smile ― 商品を通じて、世の中の人たちを笑顔に！

代表取締役　吉岡憲治

いままでのタオルからイノベーティブな進化を遂げた『ハイブリッドタオル』の開発

プロスポーツ・エンタメ関連グッズの制作を手掛ける弊社にとって、オリジナル柄をプリントした“タオル”は、定番商品であるとともに主力商品です。

企画・デザインが採用となり製造となった場合には、いわゆるタオル工場へ外注していました。

ご存知の通りタオルの製造工程では大規模で特殊な設備が必要であるが故に、製造ロットや仕様についての制約が多くあります。　また、プリント方法によっては使い心地を損ねてしまったり、納期が掛かってしまうこともあり、悩みのタネでした。

そんな中、2019年に代表取締役吉岡が台湾でハイブリッドタオルの元となる生地と運命的な出会いを果たします。

その生地は、ポリエステル製で表面がスムース素材+裏面がナイロン混のマイクロファイバーのハイブリッド構造になっていました。

早速、その生地の製造工場とコンタクトをとり、フェイスタオルサイズのサンプル製作に取り掛かります。

これまで、綿タオルにフルカラープリントをする場合、顔料プリントと染料プリントが主流でした。

インクを直接生地表面に載せていく顔料プリントという方法は、生地を触った時にはインクを触ることとなるため生地の風合いを損ねてしまう(ゴワゴワした感じ)ことがありました。

また、タオル生地自体にインクを浸透させて柄を浮きあがらせて表現する染料プリントは、風合いが柔らかく肌触りは良いのですが、染め物なので多少インクが滲んだりしてしまい細かな柄が表現できませんでした...

ハイブリッドタオルは、ポリエステル生地の繊維内にインクが直接染み込む昇華転写というプリント方法ですので、フルカラー画像・写真やグラデーションも非常に綺麗に表現でき、風合いも損なわないのです。

また、裏面のマイクロファイバーは抜群の吸水性と速乾性を持っており、まさに我々の望んだタオル生地だったのです。

その後も、よりグラフィック表現の高いスムース生地への改良や、マイクロファイバーの毛足の長さの調整等の試行錯誤を重ねました。

こうして、ポリエステルのスムース生地とマイクロファイバー生地のハイブリッド構造によるフワフワでボリューム感のある手触りと、抜群のグラフィック表現力を併せ持った、これまでのタオルの概念を覆す全く新しいものであると確信し、「ハイブリッドタオル」は誕生しました！

※昇華転写プリントとは

専用の「昇華転写インク」でプリントされた転写紙とポリエステル生地を重ね、熱と圧力を加えて染色する方法です。熱を加えると、インクが気化するとともにポリエステルの分子の結合がゆるみ、この隙間に昇華転写インクが定着されることで生地に色が定着します。生地にダイレクトでインクジェットプリントしないので、デザインの再現性が非常に高いのが特長です。