【意識調査】内定式直前! 20代若手社員、リモート環境で「上司、先輩へ気軽に雑談・相談がすることができない」が約9割! 20代若手社員のオンラインで働く悩みに関する最新若手意識調査レポートを公開
コロナ禍でそもそも「リモート環境での仕事の仕方」が解らない若手社員の悩みの本音が明らかに
本調査は、リ・カレントの若手人材育成事業部・トレジャリアを中心に、企業の人事のみなさまと共にこれからの若手育成を考えていくにあたり、まず20代の若手自身の考えや声を聴くことが重要と考え実施致しました。
リモートや在宅勤務が日常的に業務のなかに採り入れられてくるニューノーマルの時代において、若手育成に何が求められていくのか。
10月1日には、21年卒の内定式が多くの企業で行われます。21年卒のCOVID-19のオンラインでの就職活動を経験した若手など21年卒の若手人材育成について、企業の人材育成に関わる方々に参考情報としてご覧いただけるよう、調査結果をレポートとして公開致します。
◆調査概要
・調査対象:東京都内20代、1300名
・調査期間:2020年9月中旬
・調査方法:選択解答及び自由回答式インターネット調査
※構成比の数値は、四捨五入のため 100%にならないことがあります。
※非有効回答を含まないグラフもあります。
■調査結果サマリー・リモートワーク時代の20代若手社員の本音
1.リモート環境での仕事の仕方を学んだことがある若手は約1割
「リモート環境での仕事の仕方」について、「ガイドラインが設けられている」「講習を受けている」若手は約1割。リモート環境で仕事をするなかでは「不安や悩みを感じたことがある」若手は約6割となった。
2.「お互いの意図や気持ちの伝達」「仕事とプライベートの切り替え」に難しさを感じている若手が約半数
リモートワークでの悩みや難しさとしてあげられたのは「お互いの意図や気持ちの伝達」「仕事とプライベートの切り替え」、次いで「質問・相談のタイミング」だった。対面とは異なるリモート環境でのコミュニケーションに難しさを感じていることが読み取れる。
3.リモート環境では「上司、先輩へ気軽に雑談・相談がすることができない」若手が約9割
上司、先輩との雑談・相談について「忙しさや状況をみて遠慮してしまうことがある」が約33%、「打ち合わせの前後であればできる」が約24%、「相談する機会を設けにくい」が15%という回答結果に。リモート環境で上司、先輩がどのような状況か見えないため雑談・相談することへの若手社員のハードルが上がっていることの表れか。
※本調査では、リモートワークの実施率が高い東京都在住の20代1300名を回答者とし、週1日以上オンライン(リモート環境)で働いている正社員1年目~5年目の職歴を持ち、かつ最終学歴において高校卒・専門卒・短期大学卒・4年制大学卒・大学院卒と答えた回答者を「オンラインで働く若手社員」と定義して示しています。
Q1 20代の若手社員の社会人経験年数について
Q2 20代の若手社員の最終学歴について
Q3リモートワーク従事者のリモートワーク頻度について
Q4 リモート環境で仕事をする中での不安や悩みを感じたことはあるか
リモート環境での仕事に関して不安や悩みを感じたことがあるか問うたところ、「強く感じたことがある」(8.8%)、「多少感じたことがある」(49.4%)に対して、「あまり感じたことはない」(33.3%)、「全く感じたことがない」(8.4%)という回答となった。リモート環境で全体の約60%が仕事に不安や悩みを感じたことがある結果となった。
Q5 リモート環境で仕事をするなかで、悩みや難しいと感じる点はなにか(複数回答)
リモート環境での仕事で悩みや難しいと感じる点を回答者に選択式で問うたところ、「直接会えないなかで、うまくお互いの意図や気持ちが伝わらない」(52.6%)が最も多く半数以上を占めた。次いで「在宅環境で、仕事とプライベートの切り替えが難しい」(45.4%)、「周囲に質問・相談するタイミングがわからない」(41.4%)と続いた。対面とは異なる、リモート環境ならではのコミュニケーションに対して難しさを感じていると思われる。
Q6 リモート環境で仕事をするなかで困ったことや悩みがあるとき、上司・先輩に相談できているか
リモート環境での仕事上で困ったことや悩みがあるとき、上司・先輩に相談できているか問うたところ、「上司・先輩の業務状況・忙しさをみて相談している」(50.2%)が最も多かった。「自分からこまめに相談できている」(24.1%)という回答が次いで多かったが、積極的に若手社員から声がけが難しくなっている状況がうかがえる。
Q7 「リモート環境での仕事の仕方」について、学習したこと・教わったことはあるか
リモート環境での仕事の仕方について、「学習したこと・教わったことはあるか」では、「明確なガイドラインや講習が設けられている」は11.1%と最も低かった。「自発的に学んでいる」(28.1%)と「学んだり教わった経験はほとんどない」(23.3%)といった、リモート環境での仕事の仕方を教わったことがないと該当する回答は51.4%と、半数を超える結果となった。
Q8 リモート環境での上司とのコミュニケーションについて
「リモート勤務中、多忙な上司に口頭で報告したほうがよさそうなことが発生した際にどのような行動を取るか」という仮定の状況をもとに問うたところ、いま相談してよいのか上司、または先輩にチャット、メールで相談してみるという回答が全体の55%を占めた。「電話で連絡」よりも、まずチャットやメールで相談しても良いか聞いてみる傾向がうかがえる。
Q9 リモート環境での仕事とプライベートの切りかえができているか
リモート環境での仕事とプライベートの切りかえができているか問うたところ、「ある程度切り替えができている」(53.4%)が全体の半数以上で最も多く、「切り替えができている」と合わせると7割以上は切り替えができているという結果に。一方で「あまり切り替えができていない」(26.1%)も「まったく切り替えができていない」(3.6%)と、仕事とプライベートの切り替えができていないと感じる人も全体の3割近くに上った。
Q10 リモートワークを行うなかで、上司や先輩・職場の人と雑談や相談をすることはあるか
リモートワークで、上司や先輩・職場の人と雑談や相談をすることはあるかを問うたところ、「相談はしているが、上司や先輩の忙しさや状況をみて遠慮してしまうことがある」(33.7%)が最も多く、「打ち合わせや会議の前後であれば、相談することができる」(24.1%)が多く回答された。相手がどのような状況か見えないため、先輩や上司へ雑談・相談することへのハードルが上がっていることが現れている。
Q11 リモート環境で働くなかでの心配ごとや不安はなにか(複数回答)
リモート環境ででの心配や不安を問うたところ、「何でも相談できる人が職場にいないと感じる」(26.1%)が最も多かった。次いで、「自身のこれからのキャリア・働き方への変化について漠然とした不安を常に感じている」(24.9%)、「職場やチームに貢献できているかが見えにくいと感じる」(23.7%)、「同期や同世代に比べて、成長が遅れているのではないかと感じる」(22.1%)と回答が続いた。
リモート環境で同期や職場メンバーの様子がわからないため、「職場で相談できない」「貢献できているか見えない」という仕事の進め方に対する不安がある一方で、「自身の成長やキャリアが見えない」という自分の成長実感やキャリア象に対する不安が多くなっているようだ。
■全体を通して
リモートワークでの仕事の仕方(Q7)を問う設問では、「明確なガイドラインや講習が設けられている」という回答は約1割弱に留まりました。新型コロナウィルス対策でリモート環境の整備や導入が進められている一方、リモート環境での仕事の仕方についての育成はまだ対応しきれておらず、手探りなことが解ります。
そういった状況のなか、オンラインで働く若手社員はどのようにことにリモートワークで悩み、難しさを感じているかを問うパート(Q4,Q5)では、リモート環境で仕事をすることに不安や悩みを「感じたことがある」に該当する回答が約6割という結果となりました。
具体的にどのような悩みがあるかを問う複数回答で設問に対しては「直接会えない中で、うまくお互いの意図や気持ちが伝わらない」が52.6%と最も多く、次いで「在宅環境で、仕事とプライベートの切り替えが難しい」(45.4%)と「周囲に質問・相談するタイミングがわからない」(41.4%)が多く回答されました。
これらの結果から、対面とは違うリモート環境でのコミュニケーションに若手社員は難しさを感じていることが読み取れます。
また、出退勤の移動等がないリモート環境では、仕事とプライベートの切り替えに難しさを感じている人も一定数存在することがわかりました。
若手社員の上司、先輩への雑談・相談について問うパート(Q6,Q8,Q10)では、雑談・相談を「忙しさや状況をみて遠慮してしまうことがある」が約33%、「打ち合わせの前後であればできる」が約24%、「相談する機会を設けにくい」が15%に。
上司、先輩がどのような状況か見えないリモート環境では、「雑談・相談することへのハードルが上がっている」と若手社員が感じていることが読み取れました。
業務に留まらないリモートワークでの心配や不安を問うパート(Q11)では、「何でも相談できる人が職場にいないと感じる」(26.1%)が最も多く、次いで「自身のこれからのキャリア・働き方への変化について漠然とした不安を常に感じている」(24.9%)、「職場やチームに貢献できているかが見えにくいと感じる」(23.7%)、「同期や同世代に比べて、成長が遅れているのではないかと感じる」(22.1%)と続きました。
リモート環境で周囲の状況がわからないため、誰かに気軽に相談することに躊躇していることに加え、「キャリアへの不安」「貢献・成長できているか見えない」といった、他者と比較して自分の状態や仕事の状況を知ることができないことから、自身のキャリアや成長への不安も見られました。
今後リモートワークの導入が進むなかでは、リモート環境ならでは若手社員の悩みである「相談できない」「キャリアが描けない」「貢献・成長できているか見えない」といった「〇〇ない」という、悩みを解消するための「明確なガイドラインの提示」や「学びの機会」が必要になってくるでしょう。
■リ・カレント株式会社について
リ・カレント株式会社は「『働楽社会』の実現への貢献」を掲げ人材育成・組織開発に取り組むHRカンパニーです。リーダーシップ×フォロワーシップの相乗効果により、チームワークの最大化に照準を当てた研修プログラムの開発・提供や組織開発コンサルティングを強みとしています。
■リ・カレント 若手人材開発事業部トレジャリアのご紹介
Treasureer = Treasure × Career
20代のキャリアは「宝物」であるという想いを込めて
トレジャーキャリアと私達は呼んでいます
若手に“教える”育成から
若手が自ら学ぶ力の開発へ
若手を“育てる”組織から
若手と共に育つ組織へ
リ・カレント株式会社はリーダーシップとフォロワーシップの相乗効果により、チームワークを最大化させる社員研修、組織開発を行っています。リ・カレントの若手人材育成事業部、トレジャリアでは企業研修を通して、従来型の人材育成ではなく、若手のポテンシャルを引き出す、これからの時代での活躍を見据えたメッセージ・設計・講師をご提案します。
所在地 : 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-1-9 AIRA新宿御苑ビル6階
会社名 : リ・カレント株式会社
代 表 : 石橋 真
設立日 : 2007年12月
事 業 : 企業内研修/人材開発コンサルティング/組織開発コンサルティング/組織調査・人事設計
リ・カレントWEBサイト:https://www.re-current.co.jp/
トレジャリアWEBサイト:https://www.treasureer.jp/
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