「冷凍 日本酒」を新しいスタンダードへ。国内初 (※)マイナス30℃の不凍液で急速冷凍する独自技術で「冷凍生酒」を国内・海外へ流通加速
帝国ホテルのオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」とのコラボイベント開催
株式会社TOMIN SAKE COMPANY(本社:富山県高岡市美幸町、代表取締役社長:前川 達郎 以下 TOMIN SAKE Co.)は、2024年11月にスタートした株式会社 帝国ホテルが手掛けるオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」と共催で、「凍眠生酒(とうみんなまざけ)」の試飲会「TOMIN SAKE Premium Experience ~酒蔵でしか味わえなかった究極のフレッシュさを堪能する~」を、帝国ホテル 東京 本館1階のシャンパンバー「The Rendez-Vous AWA」で、
7月4日(金)・5日(土)に開催しました。


「凍眠生酒」は、マイナス30℃の不凍液を活用した液体凍結機「凍眠(とうみん)」(製造・販売 株式会社 テクニカン/本社:神奈川県横浜市)を使い、酒蔵で搾りたてすぐの生酒を冷凍したものです。TOMIN SAKE Co.は、テクニカンのグループ会社で、「凍眠生酒」の商品企画・設計から、国内・海外への卸売やECなどでの販売までを行っています。2018年に株式会社南部美人 代表取締役社長 久慈 浩介氏とのご縁から「凍眠を使った日本酒を冷凍」する研究を始め、冷凍物流時における品質の検証も重ね、2021年より本格販売を開始しました。ANoTHER IMPERIAL HOTELのオンラインモールでは、スタートする際にお声かけいただき、10の酒蔵とオリジナルのプレミアム「冷凍生酒」を販売することになりました。
生酒の劣化臭として知られる「生老香(なまひねか)」の主要成分であるイソバレルアルデヒド濃度に違いがみられるかの調査を行った際、6か月貯蔵後も生老香は感じられないという結果を得ています。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000150567.html



■冷凍凍結機を使用した国内初の技術「凍眠生酒」を世界へ
会の冒頭、TOMIN SAKE Co.の代表取締役 前川 達郎(まえかわ たつお)が挨拶し、「マイナス温度でも凍らない不凍液で熱を奪う冷凍技術」を使った急速冷凍機「凍眠」で、日本酒を凍らせることに国内で初めて成功したことを説明(※)。 「アルコールと水でできた日本酒を凍らせる際には、普通であれば水から凍り、後でアルコールが凍るため混ざっていた水とアルコールが分離してしまいます。解凍する時にはアルコールから溶け出し、飲むと苦くえぐみがあり最後は水っぽくなるものです。しかし、テクニカン社の『凍眠』を使うと、一般的な空気冷凍の約20倍の速度で冷凍するので、水とアルコールが分離する前に凍結し、均一に溶けていくので味が変化することがない」と解説しました。
さらに前川は、「生酒は、繊細で長距離輸送や保存が難しく、海外展開には限界がありました。しかし、テクニカン社の革新的な“凍眠”技術で、日本酒を最高の状態で世界に届ける道がひらけました。現在、帝国ホテルのオンラインモールやイオン系列など国内展開を加速する一方で、輸出体制も本格的に強化しています。シンガポールをはじめ、欧州・北米。東南アジアなどから引き合いが急増しており、世界中に日本酒の新しいスタンダードを築いていきます。日本酒(生酒)を飲んだことがない多くの人に広めていくためには『初めて飲む一口目が美味しいことがすごく大事』です。今後酒蔵の皆様と共に、日本酒を多くの人に届けていきたいと考えています」と話しました。


■帝国ホテルの新規EC事業で、日本酒業界の発展の一助に
ANoTHER IMPERIAL HOTELは、株式会社 帝国ホテルが、2024年11月にスタートした新規事業です。これまでの歴史の中で出会った日本各地の商品を、生産者の方や作り手のストーリーと共に紹介するオンラインモールです。帝国ホテルのシェフ、ソムリエ、バーデンダーが「アンバサダー」を務めています。取り扱う商品は、「食べる・飲む・暮らす・楽しむ」をテーマに、オープン当初は15都府県37ブランド約100商品から始め、2025年7月現在は、24都府県61ブランド約150商品にまで広がりました。「希少性」「意匠性」「ストーリー」「応援意識」など4つの軸で商品を選定しています。
TOMIN SAKE Co.からは、ANoTHER IMPERIAL HOTELのコンセプトに合わせて商品化したプレミアム日本酒10蔵11品を出品しています。株式会社 帝国ホテル EC事業部の惣田新一部長は、「今年11月に80ブランド、2026年には120ブランドになる予定」とした上で、日本酒についても「各地の風土に根ざした大切な日本文化の一つ。日本酒の持つ歴史や文化をより多くの方に知っていただき、業界のさらなる発展の一助になりたい」と話しました。


ANoTHER IMPERIAL HOTELに出品している酒蔵は、下記10ヶ所です。
南部美人(岩手県) / 出羽桜酒造(山形県) / 新澤醸造店(宮城県) / 富美菊酒造(富山県) / 豊島屋本店(東京都) / 清水清三郎商店(三重県) / 松井酒造(京都府) / 土佐酒造(高知県) / 李白酒造(島根県) / 河津酒造(熊本県) (北から順に表記・敬称略)
スタートから8ヶ月が経過し、より多くの方に冷凍日本酒「凍眠生酒」の技術と魅力を知っていただきたいと、試飲会には酒蔵の皆さんもお招きし、商品の魅力を伝えていただきました。
ご挨拶の中で「酒蔵としては、搾りたての美味しい生酒を、いかに早く飲んでもらうかが課題でした。凍らせると瓶が膨張して割れる。分離して味が変わる。このテクニカン社「凍眠」の技術で凍らせた時に瓶が割れなかったのは衝撃でした。今後、酒蔵で搾りたて、その瞬間の味を、そのまま日本中、世界中に届けたい」との話がありました。試飲会では、酒蔵の方たちが日本酒の特徴などを説明しながらグラスに注ぎ、凍った日本酒を溶かしながら飲む方法などを紹介しました。


■「遠く離れた所でも酒蔵から生酒が出るホースをつなぐのと同じ!20年後解凍しても搾りたてだよ!!」

近年、生酒の持つフレッシュな味わいや希少性が国内外で再評価され、需要が高まっています。その中でもこのテクニカン社の「凍眠」を活用した冷凍生酒は、私たち酒蔵で搾りたての状態を保つことができる画期的な手法です。マイナス30℃で凍結・保存することで、味や香りを完全に閉じ込め、「時を止めたまま、酒蔵だけで飲むことができる搾りたてすぐのおいしい生酒」を世界中に届けることが可能になります。冷凍物流の精度の高まりから、東京からニューヨーク、アフリカまで蔵と同じ状態の酒を運び、そのまま再現できます。いわば、酒蔵から遠く海外に生酒が出るホースをつなぐのと同じです。今後は「生酒=冷凍が常識」という新たなスタンダードの創出を目指し、日本酒を後世に引き継いでいくために、未来を切り拓いていきたいと考えています。
■ANoTHER IMPERIAL HOTEL 取扱商品 https://another.imperialhotel.co.jp










※価格は全て税込
■TOMIN SAKE Co.のプレスリリース
全国20蔵の今冬しぼりたての「凍眠生酒」をイオンリテール運営の冷凍食品専門店「@フローズン」14店舗にて販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000150567.html
酒蔵での搾りたての「冷凍」生酒 世界に向けて輸出続々決定 シンガポールへ出荷・販売を本格始動
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000150567.html
日本酒「羽根屋 DIAMOND 雄町8% 無濾過生原酒」2025年 IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)でゴールドメダルを受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000150567.html
◼︎会社概要
株式会社TOMIN SAKE COMPANY
代表者:代表取締役 前川 達郎
所在地:富山県高岡市美幸町1-2-22
URL:https://www.tomin-sake.co.jp/
設立 :1952年02月
業種 :酒類卸売業、小売業

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