【独自調査】「企業内で1on1を実施」:約8割 大企業中心に浸透キャリア1on1の「スキル不足」「効果の見える化」課題も浮き彫りに

〜部下・後輩をもつ部長・課長クラスの会社員約400名の実態を調査〜

Mentor For

企業のDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)推進を目的とした、社外メンターの育成・マッチングを提供する株式会社Mentor For(東京都渋谷区、代表取締役・池原真佐子、以下Mentor For)は、1on1実施における実態把握を目的として、部下・後輩をもつ部長・課長クラスの会社員約400名に対してアンケート調査を実施いたしました。

その結果、部下と1on1をしていると答えた人は約8割(75%)で、大企業を中心に企業内での上司と部下の1on1が浸透しつつあることがわかりました。しかし、「本音が引き出せない(30%)」「プライベートについてどこまで踏み込んでいいのかわからない(26%)」など、より効果的な1on1にするための実施側のスキルに対する課題感も浮き彫りとなりました。

  • 調査背景

Mentor Forはこれまで組織開発の効果的な手法のひとつとして「キャリア1on1(※1)」を推奨してまいりました。最近では、リモート環境の加速化や、メンバーの価値観の多様化により、さらに1on1の必要性が認知されています。そこで、企業の1on1の実施実態を把握し、現場の課題感を探るためにアンケート調査を行いました。


※1 キャリア1on1:部下や後輩の成長や育成を目的に、その人の能力や長所を伸ばし、活かすための中長期のキャリアをテーマにした対話のこと。


  • アンケート概要

調査期間:2023年4月10日~2022年4月14日

調査対象者:部長・課長クラス以上

調査方法:WEBアンケート

サンプル数:400


  • 調査結果

8割近くの部長・課長クラスが、勤めている企業で「1on1」を実施していると回答


アンケート対象者に1on1の実施状況について聞いたところ、「実施している(75%)」と8割近くを占め、大企業を中心に広く一般に実施する傾向があると言えます。そのうち「会社の施策として実施している(38%)」が最も多く、次いで「自身の判断で実施している(20%)」「部門の施策として実施している(17%)」と続いています。また、「1on1を知らない」と答えた人は1人もいませんでした。



業務遂行をスムーズにするために行った1on1でも、部下個人の考えや思いが理解できることにメリット


1on1の目的について質問したところ「コミュニケーションの活性化(59%)」「業務および業務以外の課題、悩み相談(59%)」「業務進捗確認(57%))」など日頃の業務遂行がスムーズにすることが主目的であることがわかりました。


また、実感している1on1の効果としては、「メンバーの考え、思いが理解できた(60%)」「メンバーとの関係が向上した(40%)」「メンバーへの支援がやりやすくなった(34%)」となり、日頃複数人での会話では気づけなかった部下個人の考えや思いが理解できることにメリットを感じている傾向が強いことがわかりました。


一方で、1on1が部下のエンゲージメントやモチベーションの向上に繋がっていると実感している人は3割以下と少ないことも垣間見える結果となりました。



2大課題は、「実施負担に対して効果が実感できないこと」と「1on1のスキル/知識不足」


1on1の課題としては、1位「本音が引き出せない(30%)」2位「プライベートについてどこまで踏み込んでいいのかわからない(26%)」3位「人数が多く、負担が大きい(20%)4位「業務の進捗確認になってしまっている(19%)」となっており、1on1の目的が日頃の業務遂行のための内容になり、ライフも含めたプライベートや中長期のキャリアのこと、個人の本音など踏み込んだ「キャリア1on1」としての時間にできていない傾向が結果に反映されました。


また、大きくカテゴライズすると2大課題は、「人数が多く、負担が大きい」「業務優先で形骸化してしまっている」など実施負担に対して効果が実感できないこと(※図黄色)と「本音が引き出せないと感じる」「プライべーどにどこまで踏み込んでいいのかわからない」など1on1を効果的に行うためのスキル/知識不足(※図緑)が2大課題として浮彫りになりました。



また、部下と1on1を実施するにあたり必要と感じることは、多い順に「何のために実施するのか、目的やゴールを明確にする(56%)」「1on1の手法やスキルについて学ぶ(43%)」「自身および部下への負担配慮(25%)」「1on1の効果測定を行う(25%)」「1on1実施のガイドラインを作成する(22%))」という回答結果となりました。


  • まとめ

多くの企業で1on1が実施され、一般に浸透している一方で、実施するための一定の負担に対して、効果を実感できていないことや、効果的な実施をするために1on1を行うスキルや経験が不足している実態が見える結果となりました。


1on1を形骸化させないためにも目的やゴールを明確にすること。合わせて、1on1の手法やスキルを習得する。または、スキルのある1on1のプロフェッショナルの存在を活用するなど上手な1on1の提供が不可欠です。


Mentor For では代表池原の著書「女性部下・後輩をもつ人のための1on1の教科書」や社外メンターマッチングサービスを提供することで、効果的な1on1および日本企業の組織開発に貢献してまいります。


※Mentor For独自調査キャリア1on1実施における効果や課題

【調査資料ダウンロードURL】

https://mentorfor.jp/request-11/



  • 株式会社Mentor For 代表 池原 真佐子 コメント


キャリアに関する対話はこれまであまり注目をされてきませんでした。しかし、個人の価値観やキャリア形成の多様化に伴い、組織の中でもしっかりとこのテーマに向き合うことが求められています。

私たちMentor Forは、社外メンターを企業で働く人にマッチングしてキャリア1on1を提供していますが、同時に、組織の中でも、上司や部下の間、そして部署の壁を超えて先輩後輩の間でも、キャリア1on1を推進していけるような支援を行っています。多くの企業でこの取り組みを行ってきた結果「若手のモチベーションが上がった」「組織が活性化した」「昇進昇格の動機付けになった」「1on1を行う側も成長した」と言うお声をいただいています。今回のリリースをきっかけに、多くの方にキャリア1on1の重要性が伝わるといいなと思います。


【著書】

女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書

【オンライン購入】

Amazon books: https://amzn.asia/d/0U6A7Fn


【管理職者向けキャリア1on1トレーニング】

Mentor Forでは、管理職者向けにキャリア1on1トレーニングプログラムを提供しています。本プログラムはMentor For代表池原の著書「女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書」を副読本として利用し、多様な部下・メンバーと効果的にキャリアの話をするために「キャリア1on1の基礎」「事例をもとにしたケーススタディ」「演習」をとおして実践的なキャリア1on1のスキルを学ぶことができます。

トレーニングのお問い合わせ・ご相談はこちら:https://mentorfor.jp/contact/



  • 株式会社Mentor For(メンターフォー)


設立 :2014年9月

代表:池原  真佐子

住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-11 大久保ビル503

事業内容:
メンター育成、社外メンターマッチング、社内メンター制度構築支援
組織のD&I推進コンサルティング、研修・講演

HP:https://mentorfor.jp/


ーーーーー


本件に関する取材のお問い合わせ先

株式会社Mentor For

広報担当 井上・増田

メール:pr@mentor4.jp

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業種
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本社所在地
東京都渋谷区宇田川町37-11  大久保ビル503
電話番号
-
代表者名
池原 真佐子
上場
未上場
資本金
700万円
設立
2014年09月