カスタマーサポートDXのカラクリ、「AWS LLM 開発支援プログラム」に採択
世界で競争力を持った国産AIモデルの構築実現へ
カラクリが取り組む大規模言語モデル開発について
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、大規模言語モデル(LLM)のカスタマーサポートへの実用化を目指した事業を展開しています。2018年にtransformerを用いた言語モデルBERTの研究を開始し、その後もGPTを含めたLLMの研究に従事してまいりました。現在は大規模言語モデルの社会実装における課題(膨大な運用コスト、セキュリティの課題、誤った情報の流布など)をクリアにしていくため、カスタマーサポート業務におけるLLMの実用化を目的とした数多くのPoCも重ねております。これらの活動を通し、日本国内の産業や社会への貢献のみならず、世界市場での競争力を持った国産AIモデルの構築を視野に入れ、LLMの社会実装を加速してまいります。
2018年 | transformerを用いた言語モデルBERTの研究開始 正答率95%のAIチャットボット「KARAKURI chatbot」をローンチ |
2019年 | 主力サービスである「KARAKURI chatbot」にBERT搭載 |
2021年 | AIがユーザーの行動を予測するWeb接客機能を「KARAKURI chatbot」に搭載 |
2022年 | GPTを含めたLLMの研究を開始 |
2023年 | LLMを活用した協業企業とのPoCなどを進める専門チーム「カラクリLLMラボ」を発足 |
生成AIを搭載したサービス
大手企業向け高精度AIチャットボット「KARAKURI chatbot」
https://karakuri.ai/function/chatbot/
音声指示でメールをまるごと作成できる「KARAKURI assist」
https://karakuri.ai/function/assist/
Azure OpenAI Service東日本リージョン対応「KARAKURI AI playground」
https://karakuri.ai/seminar/news/karakuri-ai-playground/
企業ごとにカスタマイズできる大規模言語モデル構築サービス「Custom LLM」
https://karakuri.ai/seminar/news/customllm/
カラクリ株式会社 CTO兼CPO 中山智文コメント
人手不足が慢性化するCS業界だからこそ「能力をあげる」AI活用を促進
カラクリはカスタマーサポート向けのAI技術を創業以来ずっと研究開発してきました。その中で最も意識したことの一つはAIが仕事を奪うのではなく、AIを活用することで新しく生産性の高い、人間だからこそできる仕事の仕方へのシフトです。たとえばAIへの教育や新しい情報に更新し続ける仕事は人間だから対応できることであり、生産性の高いカスタマーサポートの新しい仕事になります。逆に社会問題になっているカスタマーハラスメントへの対応などは、人間が対応するシーンを減少させることができます。現場全体の生産性をあげることで、従来は着手が難しかったプロアクティブなサポートや、顧客の声(VoC)を分析しサービス自体を改善していくことなど、より生産的かつ創造的な業務に人間が携わる余白が生まれます。そういった仕事にシフトしていくことをこのLLMの開発などを通して進めていきたいと考えております。
AWS LLM開発支援プログラム
AWSジャパンが日本独自の施策としてLLM 開発を行う日本法人または拠点を持つ企業・団体を支援するプログラムです。本プログラムでは、LLM 開発を行うための計算機リソース確保に関するガイダンス、AWS 上での LLM 事前学習に関わる技術的なメンタリング、LLM 事前学習用クレジット 及びビジネス支援等のサポートが提供されます。
詳細:https://aws.amazon.com/jp/local/llm-development-support-program/
会社概要
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、大規模言語モデル(LLM)のカスタマーサポートへの実用化を目指した事業を展開しています。2018年よりtransformerを用いた言語モデルBERTを、2022年からはGPTを含めた大規模言語モデルの研究を実施。主力ビジネスである高精度AIチャットボット「KARAKURI chatbot」は、高島屋、SBI証券、セブン-イレブン・ジャパン、SmartHRなど各業界のトップランナーに選ばれつづけています。2018年のICCサミット「スタートアップ・カタパルト」に入賞、2020年には「Google for Startups Accelerator」に採択されました。
住所 : 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-3 Camel 築地 II
設立 : 2016年10月3日
代表者 : 代表取締役CEO 小田 志門
事業内容 : カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズの開発・提供・運営など
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