社会人のリアル1,500件集まる 「給与」に不満経験8割 感じた違和感の声に男女ギャップ
~“給与に反映されない仕事”への不満 女性で最多8割~
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研(※1)』は、「はたらく現場での不満や不安」を収集する『Job weeQ(※2)』を実施し、匿名社会人ユーザーを対象に「給与に関するリアル」を調査した結果、合計1,498件の投稿が集まりました。

【給与に対する不満】
米をはじめとした食料品や生活品の物価高騰が止まない一方で、実質賃金が追いつかない状況が続いています。また、過去のJob総研調査(※3)では、会社からの評価に不満を感じている社会人が7割以上いることがわかっており、今後は「年収が上がること」を期待する声が集まっています。人事評価の結果は給与に反映されるため、評価と給与への不満は相関していると考えられます。お金や投資への関心も高まる中、社会人は給与に関して具体的にどのような不満や意見を持っているのでしょうか。
Job総研では『Job weeQ』を通じて、匿名社会人ユーザーを対象に「給与に関するリアル」を調査した結果、合計1,498件の投稿が集まりました。
【Job weeQ 調査概要】
参加対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件 :全国/男女/20~50代
実施期間 :2025年4月18日〜4月28日
総投稿数 :1,498件
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・社会人の85.0%が「給与」に関する不満や不安を持った経験があると回答 男性で顕著
・社会人の84.0%が「給与への直接的な評価がされにくいと感じた経験」がある 女性で顕著
【給与に関する不満・不安を持った経験】
回答者に、「給与」に関する不満・不安を持った経験を聞くと、「ある派」が85.0%、「ない派」が15.0%でした。
男女別の「ある派」は、男性が85.7%、女性が84.1%と、女性より男性の方が不満・不安経験が多数となる結果になりました。
自由コメントは、「JobQ Town」にて確認いただけます。https://job-q.me/29078

・「給与に対する不満」では、性別ごとに以下のコメントが集まりました
◾️男性
・物価も高騰しローンや子育て費もあるため家族を養うには少ない。管理職の仕事量に見合わない給料
・同期と同じ給料なのに、仕事量も責任の度合いも自分の方が遥かに多くモヤっとした
・同期が転職して年収100万アップ。自分は会社に残って評価されず、ただ疲弊する日々
・ブラックな環境も当たり前だった氷河期世代。仕事量や環境にも耐えてきて今の賃金か…となる
◾️女性
・派遣先で正社員登用され「給料は上がる」と言われていたが、実際はそこまで給料が上がらなかった
・男尊女卑思考の上司の元にいた際、私よりも成果を出していない男性の先輩の方が給料が高かった
・昇給試験の対象に、実力度外視で対象になりそうな男性を上司が推薦していた
・氷河期世代だが、就職や正社員登用に悩まされてきた。今年の新卒の初任給を見ると納得しにくい
【給与への直接的な評価】
回答者に、給与への直接的な評価がされにくいと感じた経験を聞くと、「ある派」が84.0%と過半数を占め、「ない派」は16.0%でした。
男女別の「ある派」は、男性が82.5%、女性が84.1%と、男性より女性の方が多数となる結果になりました。
自由コメントは、「JobQ Town」にて確認いただけます。https://job-q.me/29093

・給与への直接的な評価がされにくいと感じたことに対する不満が集まりました
◾️男性
・上司へのアピールや、自分から売り込みに行かないと評価されず、普段からの頑張りは評価されない
・営業で数字を出していなくても、上司から気に入られる人を見てやる気がなくなった
・飲み会の幹事を何度もやったけど、「次もよろしく!」だけで労いゼロ
・上司がクライアントとの飲みで相手を怒らせ、そのフォローや謝罪を私が行った
◾️女性
・同じ会社でも、営業が花形、事務はあまり評価されなかった
・絶対に誰かがやる必要のある雑用をやっているが、アピールしてもそれで給料が変わる訳でもないと不満
・新人の教育を、上司でもないのに善意でやっていた。評価にはならず善意だけで成り立っている
・店舗スタッフという同じ役回りでも売上で他店と相対評価される。評価基準も知らされていない
■(※3)2023年 人事評価の実態調査(2023年 9月19日公開)
https://jobsoken.jp/info/20230919/
■(※2)Job weeQについて
“明日の常識を、ココから。”をコンセプトに掲げる『Job総研』では、移り変わる社会情勢や常識とともに、はたらく個人が抱く疑問の内容も変化していると考えています。だからこそ『Job weeQ』を通じてその傾向や意見を分析することで、社会人が”今”気になる疑問や個人の考えを収集・蓄積してまいります。そして今後もリアルな意見を拾い上げることではたらく個人の明日に貢献してまいります。
■(※1)Job総研について< https://job-q.me/categories/job-souken >
『Job総研』は今後もキャリアやはたらくに関する調査を続けるだけでなく、調査で拾いきれない「社会・企業・個人」3つの観点から、これまで以上にはたらく現場のリアルな声を収集してまいります。その手段として、アンケート調査によって明らかにした事実をもとに、はたらく現場でのリアルな疑問を収集し、それに対する個人の回答も収集します。そして世の中で当たり前とされている事を疑い、明日の常識をココから見つけられるコンテンツとしての情報発信をしてまいります。
■JobQ Townについて< https://job-q.me/ >
「あなたが知りたい”はたらく”は誰かが知っている」をコンセプトに運営するJobQ Townの累計登録者数は40万人を超え、キャリアや転職に関する情報交換と相談ができるサービスです。具体的な企業名を検索して、現役社員や元社員による口コミだけではなく、仕事全般に関する悩みや就職・転職への不安など漠然とした内容も含まれ、匿名によるユーザ同士でコミュニケーションを取りながら、より良い選択をつくる場になっています。
■JobQ Town”給与・賃金”に関するQ&A
https://job-q.me/categories/corporate/salary
■パーソルキャリア株式会社について< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて:https://www.persol-career.co.jp/mission_value/
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