知識も、具体的なやり方も伝えた。なぜ実践は変わらないのか ― 7年間の実地検証をまとめた70ページの報告書を無料公開
BtoB企業3社・リーダー候補計423名との実践から、役割転換を支える経験・支援・期間を整理。自社の課題から読み始められる図解6枚も公開
980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行うリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)は、BtoB企業3社を軸とする複数社での実地検証をまとめた実践報告書『成果を出してきた人の役割転換を支える経験設計』を、全70ページのPDFとして無料公開します。あわせて、報告書を読む入口となる図解6枚を公開します。
本報告書が扱うのは、既存の仕事で成果を出してきた人が、まだ着地点の十分に定まらない事業や役割を担えるようになる条件です。顧客企業との実践で得た知見を社会に開き、経営者、人材育成担当者、現場の上司、リーダー候補者が、自分たちの仕事と育成を見直す材料として活用できるようにしました。

実践報告書PDFを無料でダウンロード(全70ページ)
d68315-255-7cc06bf7b98468dca3f8ce8ae43018a2.pdf成果を出してきた人の役割転換に向き合う

今回の実践対象は、既存領域で成果を出し、さらに広い役割を期待されている、顧客接点人材のリーダー候補者です。
当社が現場で有効と判断した観点と具体的な方法を伝え、気づきを促す問いかけを重ねても、必要な水準では使われないことがありました。本人は説明を無視しているとは限らず、自分が知っている仕事の範囲では、考え、工夫し、実行していました。
当社は、この隔たりを、新しい方法が従来の成功経験の意味へ読み替えられる問題として捉えています。そのため、本人への説明に加えて、どのような仕事として受け取り、何を確かめ、何を判断したのかを、実際の行動と記録から確認してきました。
新しい役割で担う判断を明らかにする

顧客の新しい事業や業態を共に考える場面では、提案の条件を整えるだけでなく、誰のどのような状態を実現することに価値があるかから確かめる必要があります。そこで得られた事実や相手の応答によって、当初の問題設定や成果の捉え方も変わり得ます。
本報告書では、従来の熟達を生かしながら、このような判断を本人が担えるようになる条件を整理しました。既存の方法が有効な仕事と、見方や問いから捉え直す必要がある仕事を見分けることも、その一部です。
アート思考と判断デザインは、こうした長期の実地検証から見出した課題と条件を、実務で使える形へ体系化したものです。見方・問い・価値仮説をつくり直す働きと、事実・条件・影響を確かめて選択し、実行と結果確認へつなぐ働きの関係を、本文で示しています。
一件の仕事に必要な経験と支援を組み込む

実践の中で重視してきたのは、方法が必要になる現実に本人が触れ、従来の関わり方との違いを確かめられるようにすることです。最初に方法の意味が分かり始める経験と、相手や条件が変わっても使い直せるようになる継続的な経験を、分けて設計します。
職場で検討する際の入口は、一人が取り組む一件の仕事です。本人が確かめる事実と判断する範囲、支援者が担うこと、相談・承認・中止の条件、結果を確認する時点を共有します。その後、実際に起きたことを振り返り、次の仕事で変える点を定めます。
報告書の16〜18ページには経験負荷・支援・時間の設計を、42ページには実践前後の記録項目を掲載しています。育成プログラムの見直しや上司との面談で、本人の学習と職場が整える条件を具体化する材料として活用できます。
中核3社で各7年間にわたり実地検証を継続

本報告書は、方法そのものが実務で有効に働くかと、その方法を本人が使えるようになる条件は何かを、分けて扱っています。実際の仕事への働きかけを設計し、反応・結果・記録を確認し、次の働きかけを更新する実地検証を重ねてきました。
継続期間を重視するのは、知識を覚える時間に加え、相手の反応と仕事の結果を待ち、別の場面で使い直す時間が必要になるためです。今回の対象と役割転換について、当社は最低12か月、望ましくは18か月以上を確保する必要があると判断しています。
7年間は各社での取り組みの継続期間であり、423名全員の追跡期間ではありません。また、期間だけを変えた比較試験によって最短期間を推定したものではなく、月数による成果の保証でもありません。実施内容、記録に基づく評価、当社の解釈、適用範囲と限界を分けて報告しています。
関心のある箇所から読める全70ページを無料公開

報告書には、2ページの全体要約、該当箇所へ移動できる目次、21か月目までの実務過程の整理、実務記録を6観点で評価する方法、実践前後の記録項目、研究上の限界、参考文献、関連公開資料57件の索引を収録しています。
6観点の評価は、本人の能力を一つの点数で順位付けするためではなく、判断を支える仕事の構造を確かめ、次の経験と支援を検討するために用いるものです。評価方法や数値の意味を確かめたい方は、本文22〜24ページと補論45〜46ページからお読みいただけます。
実践報告書PDFを無料でダウンロード(全70ページ)
正式題名 成果を出してきた人の役割転換を支える経験設計
副題 7年間の実地検証と企業横断の研究基盤に基づく実践報告
形式 PDF・全70ページ
費用 無料
d68315-255-0c58755cc826b289edbeae484d87b445.pdf実践で得た知見をより善い組織と社会へつなぐ
この報告書の知見は、お客様の実際の仕事と、参加者・関係者の試行錯誤から得られたものです。うまくいったことも、伝わらなかったことも、次の実践を考える材料になりました。
当社は、その積み重ねを、他の組織でも検討し、実践し、更新できる形で共有したいと考えています。無料公開を通じて、より善い判断が育つ条件を仕事の中に増やし、人の成長、より善い組織と事業、その先のより善い社会づくりにつなげていきます。
誰にとって何が望ましいかを問い、事実と影響を確かめ、実践の結果から見直す。本報告書を、その対話と実践を始める材料としてお役立てください。

組織行動科学®について
組織行動科学®は、組織で働く人の思考と行動が「なぜ起こり、なぜ続くのか」を、事業環境、歴史、経験から明らかにし、より善く再現するための研究・実践体系です。
リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを、研究・教育開発の基盤としています。この基盤と、今回の中核3社・423名の実地検証は、対象範囲を区別して報告しています。


リクエスト株式会社について
リクエスト株式会社は、組織行動科学®を基盤に、企業で働く人の行動、判断、経験形成、組織学習に関する研究と実践支援を行っています。
代表取締役の甲畑智康は、2003年に東京藝術大学美術学部を卒業後、企業の人材育成・組織開発に20年以上携わってきました。芸術における創造の過程と企業における判断形成の双方を背景に、顧客企業との長期の実地検証から得た知見をもとに、アート思考と「判断デザイン」「判断経験設計」「判断構造設計Pro」の体系化を進めています。

会社名 リクエスト株式会社
代表者 代表取締役 甲畑 智康
所在地 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
公式サイト https://requestgroup.jp
会社概要 https://requestgroup.jp/corporateprofile
お問い合わせ https://requestgroup.jp/request

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