意見が違う。その人は、何を見ているのか。

違いを判断へつなぐ図解10枚と報告書を無料公開

組織行動科学®︎

理解すること、賛成すること、実行を担うことを分ける。事実・見込み・優先順位・負担をたどり、残る懸念を意思決定と実行後の確認へ。

980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行うリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)は、仕事上の意見の違いを、相手の姿勢や性格だけで説明せず、判断の根拠と条件から確かめる実務解説『意見が違う。その人は、何を見ているのか。』を公開しました。

図解版PDF(全12ページ)と、具体的な会話例・実務手順・記入例・確認書式・参照研究を収録した報告書PDF(全14ページ)を、いずれも無料でダウンロードいただけます。

会議や協議を進める方、意見を伝える方、最終判断を担う方へ。

相手を説得する前の確認から、理解しても残る違いの扱い、決定後の見直しまでを紹介します。

報告書PDF・図解版PDFの無料ダウンロードは、本リリース末尾でご案内します。

反対意見を、相手の姿勢だけで説明しない 

「分かっていない」「消極的だ」「慎重すぎる」。

意見が違うとき、こうした説明を置く前に、相手の判断がどの情報と条件から出たのかを確かめます。

本資料でいう「何を見ているか」には、確認した事実だけでなく、出来事の意味づけ、今後の見込み、重視すること、引き受ける負担が含まれます。

相手の心の中を推測して決めるのではなく、本人の説明と資料から確かめることを提案しています。

想像は、確認する問いの候補にする。本人の考えが分かったという結論にはしない。 

自分の結論を支えた事実や、まだ確認していないことも、相手が確かめられるように示します。

結論が違うだけでは、違いの理由は分からない 

「今月中に導入したい」「今月中の導入には反対です」。

同じ案件について意見が分かれたとき、何を確かめればよいのでしょうか。

図解では、顧客への約束や早く試す価値を重く見ている可能性と、準備状況や現場の追加作業を気にしている可能性を並べています。

ただし、これらは、相手の判断を説明するための仮説です。本人に確かめるまでは分かりません。

さらに、本人が説明した内容と、資料で確認できた事実も分けます。

「顧客への約束がある」という説明が出たら、何を、いつまでに約束したのかを、メールなどの記録に戻って確かめます。

同じ意見なら、確認が不要になるわけでもありません。二人とも「導入する」と言っていても、対象や範囲、完了状態が同じとは限らないためです。

「考え方が違う」を、判断の材料へ分ける 

図解では、意見を支える材料を「事実」「見込み」「優先順位」「負担」から確かめます。何が違っているのかを分け、次に確認・調整することを具体化します。

報告書では、さらに「言葉と範囲」「事実と情報源」「意味づけ・原因の見立て」「今後の見込み」「目的と優先順位」「負担と利害」「権限と責任」の七つに整理しています。これは対立を解く順番を固定した手順ではなく、確認漏れを探すための実務上の整理です。

人を尊重することと、すべての主張を同じ重さで採用することは、同じではありません。

 事実と異なる主張は、元資料や条件を照合し、誤りが確認できたら訂正します。一方、優先順位や利害の違いは、単なる理解不足として片づけません。

同じ「導入」でも、指している状態を確かめる 

「システムが動けば導入」と、「通常運用まで整って導入」。図解では、同じ言葉でも、指している状態が違う場面を示しています。

報告書では、別の例として、企画担当は「限定した試行」、運用担当は「全件の切り替え」を想定していた場面を扱います。顧客への説明メールを確認すると、案内時期は伝えていましたが、本稼働日は未確定でした。

言葉と約束内容の食い違いが明らかになっても、例外時の担当や、旧方式との併用、問い合わせ対応の分担は残っています。担当と時間を確保できなければ、延期も選択肢になります。

話が通じたことと、実行できる条件が整ったことを分ける。 

残った負担は、理解の問題に戻さず、業務調整として扱います。

相手の理由を聞き、自分の前提も示す 

結論に至る材料を確かめるときは、相手にだけ理由を説明させる場にしません。

自分の根拠、未確認事項、譲れない条件も示し、訂正を受ける余地をつくります。

報告書には、次のような返答例を収録しています。

「私は限定試行なら進められると考えました。ただ、運用の追加作業はまだ確認していません。」

「反対なのは試行そのものではなく、担当未定のまま始めること、という理解で合っていますか。」

返した理解に対して「違う」と言われたら、その訂正を残します。

相手の意見を、自分が受け入れやすい形へ勝手に言い換えません。

資料を確認してから返す、書面で示す、必要な担当者を交える方法も選び、話す速さや言葉の巧みさを、根拠の確かさと混同しないことを示しています。

理解しても残る違いを、決め方と責任につなぐ 

相手の理由が分かっても、人員や予算、優先順位の条件によって、両方の希望を満たせない場合があります。理解すれば必ず一致する、とは限りません。

追加確認をする、範囲を限定して試す、条件を変える、権限のある責任者が判断する。残る違いに応じて進め方を選び、確認担当、返答時点、必要な支援まで決めます。限定試行も万能ではなく、安全性や元に戻せるかを確かめ、必要な承認と中止条件を先に検討します。

「判断の理由は理解しました。ただ、問い合わせ対応の負担には懸念が残っています。担当時間を確保できれば、限定試行の運用は引き受けられます。」

この返答を、全面的な賛成として記録しない。 理解、賛成、実行の引き受けを分け、採用する案、実行条件、留保、責任者、再検討の時点を残します。

決めた後も、採用しなかった懸念を残す 

意見の違いを、会議の中だけで終わらせない。違いを確かめ、決め方を選び、実行後の確認までつなげる流れを示しています。

報告書の例では、責任者が一部署での限定試行を選んだ後も、運用担当の「問い合わせ対応が集中する」という懸念を残します。不採用になった意見として消すのではなく、試行中に確かめる条件に変えます。

問い合わせの担当と対応時間、旧方式へ戻す手順を開始前に決める。通常業務への影響が合意範囲を超えたら責任者に報告する。発生状況を誰が記録し、いつ継続・修正・中止を判断するかまで明らかにします。

選んだ案だけでなく、残した不確実さと、判断を見直す条件も記録する。 決定後に確認することを、決定時点から用意します。

話し合いの成果を、賛成の数だけで測らない 

何を新たに確認したか。相手の意見を受けて、案や分担、確認方法をどう維持・変更したか。担当や資源は決まったか。実行後の進展と負担はどうだったか。

本資料では、会議を長くしたことや、全員が同じ返事をしたことだけを成果にしません。

存在する違いを踏まえ、何を確かめ、何を決め、どう見直したかを記録することを提案しています。

実行後にうまく進んだとしても、それだけで当初の懸念を誤りと決めません。

懸念を受けて条件を変えたために、問題が生じなかった可能性も検討します。

違いを消せたかではなく、違いを判断と結果確認にどう反映したか。

 新しい事実が出たときに見直せるよう、再検討の根拠と手順を共有します。

一件の議論から、次に確かめられる記録へ 

図解の最後には、双方の意見、事実、未確認事項、見込み、優先すること、負担、決め方、最終判断、実行後に確かめることを整理するシートを掲載しています。

報告書には、具体的な記入例と「違いを判断へつなぐ記録」の書式を収録しています。本人の説明と確認した資料を区別し、合意していない部分を合意済みとして残さないための書式です。

記入例は、実施前の時点で、限定試行の条件、残る懸念、決定者、次の確認を記したものです。「企画の主張が勝った」「全員が納得した」とは記さず、導入効果や実際の成果も示していません。

違う意見を、すぐに直す対象にしない。
何を見ているかを確かめ、残る違いを判断に反映する。

 そのために変えられる一件を、職場で選ぶところからお使いいただけます。

図解で全体像をつかみ、報告書で実務の進め方を確かめる 

「理由は分かった。その先、誰が何を決め、何を引き受けるのか」。図解で持った問いを、報告書の会話例・手順・記入例・書式につなげてお読みいただけます。2種類のPDFは、いずれも無料です。

報告書PDF|全14ページ・無料 

理解しても残る違いを、具体的な意思決定へつなげたい方へ。

 違いの所在を七つから確かめる観点、自分の前提を示す返答、理解・賛成・実行の引き受けの区別、決定後も懸念を残す方法まで解説しています。

 3〜9ページに本文、10ページに記入例、11ページに確認書式、12〜14ページに参照研究・出典・関連資料を収録しています。

 報告書PDFを無料ダウンロード

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図解版PDF|全12ページ・無料 

全体像を確認したい方、会議や振り返りで共通の問いを持ちたい方へ。

 本リリースで紹介した図解10枚に、会社情報と判断の実務循環を加えた全12ページです。相手の姿勢を説明する前の確認から、一件の議論を振り返る整理シートまで、順番に確認できます。

 図解版PDFを無料ダウンロード

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資料の位置づけ 

本資料は、当社の既公表資料と参照研究を踏まえた実務解説です。整理・確認項目・書式は当社の実務提案であり、その効果を新たな比較研究で検証した報告ではありません。会話・案件・記入内容は説明用の例です。

 相手から情報を得ることや、集団内の対立に関する研究を選択して参照し、その確認範囲と適用限界を報告書に記載しています。

 本資料は、対立を増やすことではなく、すでに存在する違いを扱う方法を提案するものです。

利用にあたって 

書式は、個人の価値や能力を採点し、順位付けするためのものではありません。職場で必要な範囲へ調整し、他者の情報を含む場合は守秘と共有範囲を確認してください。

 

また、立場の弱い人に反対意見を言う責任だけを負わせず、第三者への相談経路や業務配分を変える責任者を整えることも、組織側の課題として扱っています。安全や権利侵害に関わる深刻な問題では、当事者間の調整より、必要な保護と正式な対応を優先します。

組織行動科学®について 

組織行動科学®は、組織で働く人の思考と行動が「なぜ起こり、なぜ続くのか」を、事業環境、歴史、経験から明らかにし、より善く再現するための研究・実践体系です。

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを、研究・教育開発の基盤としています。
本資料では、当社がこれまでの研究・実践を通じて整理してきた判断経験・仕事設計の枠組みと、職場学習・AI関連の公開研究を参照し、日々の仕事で使える確認の問いと様式を紹介しています。

リクエスト株式会社について 

リクエスト株式会社は、組織行動科学®を基盤に、企業で働く人の行動、判断、経験形成、組織学習に関する研究と実践支援を行っています。

代表取締役の甲畑智康は、2003年に東京藝術大学美術学部を卒業後、企業の人材育成・組織開発に20年以上携わってきました。芸術における創造の過程と企業における判断形成の双方を背景に、顧客企業との長期の実地検証から得た知見をもとに、アート思考と「判断デザイン」「判断経験設計」「判断構造設計Pro」の体系化を進めています。

会社名 リクエスト株式会社

代表者 代表取締役 甲畑 智康

所在地 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

公式サイト https://requestgroup.jp

会社概要 https://requestgroup.jp/corporateprofile

お問い合わせ https://requestgroup.jp/request

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月