生成AIが仕事のパートナーになったとき、人間は何をするのか。目的・事実確認・判断をつなぐ実践ガイドを公開

「何をしたいか」が曖昧な段階から、相手の役に立つ仕事へ。7論文の知見と限界、本人と上司が使う「五つの確認」「五行メモ」を22ページに整理

組織行動科学®︎

リクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑 智康)は、実践ガイド「生成AIが仕事のパートナーになったとき、人間は何をするのか。」を無料公開しました。生成AIを使う担当者、上司、人事・人材育成担当者に向け、目的を仮に置き、事実を確かめ、AIと形にし、使われた結果から見直す進め方を、A4横・全22ページにまとめています。

公開資料の表紙。目的の探索から、事実確認・使用後の見直しまでを扱います。

 「何がしたいか」が、最初から明確でなくても。 

「何がしたいのか」「何をつくりたいのか」「そもそも、何のためにそうしたいのか」。

本資料は、この三つの問いを出発点に、本人の関心、成果物や方法、仕事として実現・維持したい状態を分けて考えます。

目的を最初から言い切ることを求めるのではなく、小さな試作や相手・現場への確認を通じて、目的と方法を見直すことを提案します。ただし、探索を始めることと、未確認のまま重要な約束や実行へ進むことは区別します。

 同じ「提案資料をつくって」という依頼でも、確かめることは違う。 

資料では、上司から「来週の顧客面談に向けて、提案資料をつくってほしい」と依頼された場面を、架空事例として扱います。

「導入を決めてもらう面談だろう」と推測したまま、AIで利点を強調する資料をつくる進め方。

もう一方は、「今回は何を判断する面談か」を確かめ、関係部署が運用変更を検討するために必要な比較表へと見直す進め方です。

同じ依頼に対する二つの進め方。

比較するのは、AIを使う人と使わない人ではありません。推測していた目的を確かめ、必要な成果物と確認方法を見直したかどうかです。

資料が完成したことだけでなく、相手が検討に使えたか、何が未解決として残ったかまで確認することを提案しています。

 本人と職場で共有する「五つの確認」 

本資料では、「目的」「事実」「選択肢と基準」「採用の条件」「使用後の結果」の五つを、本人が考える問いと、職場で整える条件に分けて整理しました。

本人の問いと、職場で整える条件を並べた確認表。

採点や能力診断を目的とするものではありません。

「人が確認する」と定めるだけでなく、何を、何と照合し、誰が、どの条件で使うと決めるのかを具体化します。本人の知識だけで確認できない場合は、その領域を確認できる担当者や検査方法を組み込みます。

上司には、答えを求める前に、仕事の背景、期待する状態、裁量、確認先、相談する時点を共有することを提案します。確認する時間や情報へのアクセスも、仕事の条件として扱います。

 次の一件で使う「五行メモ」と、記入例を収録 

「依頼されたこと」「実現したい・守りたい状態」「確認した内容と、その出所」「まだ分からないこと」「次に一つ確かめること」を記入するシートを収録しました。空欄をなくすための書類ではなく、分からないことを次の確認につなげるためのメモです。

印刷・転記して使う五行メモ。公開資料の14ページにシート、15ページに架空の記入例を収録しています。

AIには、目的の候補、確認する質問、比較案のたたき台を出してもらえます。

ただし、候補が出たことを、相手や元資料への確認が済んだことに置き換えないようにします。入力情報は、社内のAI利用ルールと情報管理の範囲で扱います。

使い方の評価では、作成時間に加えて、確認・修正を含む仕事全体の時間、手戻り、相手に生じた変化、本人が次の課題でできるようになったことを分けて確かめます。

 7論文の知見と限界を示し、当社の実践提案と区別 

文章作成課題で速度や品質評価の改善が確認された実験がある一方[1]、当時のAIが不得意とするよう設定された課題で、AI利用条件の正答率が下がった実験もあります[2]。

本資料では、生成AIの効果を一律に語らず、対象・方法・結果・一般化できない範囲をセットで示しています。

批判的思考の自己申告調査[3]、脚本家による目標・アイデア生成段階でのAI利用や制作過程の調整を扱う研究[4・5]、短編の創造性と作品間の類似性を調べた実験[6]、顧客対応業務における生産性・学習を分析した研究[7]も参照しています。

これらの研究から、「目的形成は人間だけの仕事」「AIを使うと判断力が必ず育つ」「AIが思考能力を低下させる」とは断定しません。

「よい成果物ができたこと」と「本人が次の仕事で判断できるようになったこと」は、別に確かめる必要があるという立場で構成しています。

本資料は、本テーマに関わる文献を確認した探索的な実務解説です。網羅的レビューやメタ分析ではありません。「五つの確認」「五行メモ」の手順自体の効果は未検証であり、新たな実証結果や、妥当性を検証済みの診断尺度として発表するものではありません。

 公開資料の概要 

資料名:生成AIが仕事のパートナーになったとき、人間は何をするのか。

副題:目的を見つけ、事実を確かめ、相手の役に立つ仕事へつなぐ。

形式・分量:PDF/A4横/全22ページ

対象:生成AIを使う担当者、上司、人事・人材育成担当者

内容:三つの問いの区別、架空の仕事事例、五つの確認、確認の条件設計、上司の支援、学習の評価、五行メモと記入例、研究7論文の要約・限界・参考文献

提供価格:無料

入手方法:本リリースの添付PDFからご覧いただけます。

 参考文献 

[1]Noy, S., & Zhang, W. (2023). Experimental evidence on the productivity effects of generative artificial intelligence. Science, 381(6654), 187–192.
https://doi.org/10.1126/science.adh2586

[2]Dell’Acqua, F., et al. (2026). Navigating the Jagged Technological Frontier: Field Experimental Evidence of the Effects of Artificial Intelligence on Knowledge Worker Productivity and Quality. Organization Science, 37(2), 403–423.
https://doi.org/10.1287/orsc.2025.21838

[3]Lee, H.-P., et al. (2025). The Impact of Generative AI on Critical Thinking: Self-Reported Reductions in Cognitive Effort and Confidence Effects From a Survey of Knowledge Workers. CHI 2025.
https://doi.org/10.1145/3706598.3713778

[4]Tang, Y., Li, H., Lan, M., Ma, X., & Qu, H. (2025). Understanding Screenwriters’ Practices, Attitudes, and Future Expectations in Human-AI Co-Creation. CHI 2025. 参照本文:著者公開版 arXiv:2502.16153v1.
https://doi.org/10.48550/arXiv.2502.16153

[5]Tang, Y., Zhou, J., Li, H., Xie, X., Ma, X., & Qu, H. (2026). How Do Human Creators Embrace Human-AI Co-Creation? A Perspective on Human Agency of Screenwriters. CHI 2026. 参照本文:著者公開版 arXiv:2602.06327v1.
https://doi.org/10.1145/3772318.3790300

[6]Doshi, A. R., & Hauser, O. P. (2024). Generative AI enhances individual creativity but reduces the collective diversity of novel content. Science Advances, 10(28), eadn5290.
https://doi.org/10.1126/sciadv.adn5290

[7]Brynjolfsson, E., Li, D., & Raymond, L. R. (2025). Generative AI at Work. The Quarterly Journal of Economics, 140(2), 889–942.
https://doi.org/10.1093/qje/qjae044

文献確認日:2026年10月8日。研究結果は、各研究時点のAI・対象・課題・利用条件に限られます。[2]は2026年公刊版を参照。[4・5]は著者公開版の本文と研究機関の公刊情報を照合しています。

 リクエスト株式会社について 

成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。

組織行動科学®を基に、企業研修・若手やリーダーの育成・職場での実践を支援します。具体的な仕事の事実を確かめ、本人が方法を使えるように、仕事の条件と周囲の支援を一緒に整えます。

980社・33.8万人は当社の組織行動科学®の研究基盤を示す規模であり、今回の実践手順の効果を検証した対象数ではありません。

会社名:リクエスト株式会社
代表取締役:甲畑 智康
所在地:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
公式サイト:https://requestgroup.jp/
公開資料ライブラリ「知と実践」:https://chi-to-jissen.requestgroup.jp/

 22ページの実践ガイドをダウンロード

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本件に関するお問い合わせ 

リクエスト株式会社
メール:request@requestgroup.jp
相談・お問い合わせ:https://requestgroup.jp/request

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月