AI翻訳でFAQを瞬時に多言語化する、自動翻訳の新機能をリリース

50以上の言語に対応、外国人労働者の言語ギャップ解消や訪日観光客への情報提供を支援

株式会社Helpfeel

企業のAIを強くする「AIナレッジデータプラットフォーム」を提供する株式会社Helpfeel(本社:京都府京都市、代表取締役/CEO:洛西 一周、以下「Helpfeel」)は、Helpfeelのナレッジ検索システムにおいて、日本語のFAQをリアルタイムで任意の言語に翻訳する新機能「自動翻訳機能」を本日リリースしたことをお知らせします。本機能により、企業は言語別のFAQコンテンツを個別に作成しなくても、外国人従業員や訪日観光客に対して、多言語での情報提供が可能となります。

■開発背景:
外国人労働者は過去最多の230万人/インバウンド8兆円時代にニーズ高まる多言語対応

企業のグローバル化や国内における外国人労働者の増加に伴い、社内外での多言語対応は重要な経営課題となっています。2024年10月末時点で日本国内の外国人労働者数は約230万人に達し、過去最多を更新しました(※1)。一方で、外国人を雇用する事業所の44.8%が「日本語能力の不足によるコミュニケーションの難しさ」を挙げており(※2)、言語ギャップの解消は外国人従業員の定着支援に向けた喫緊の課題です。

また、観光や小売・EC業界ではインバウンド需要が急速に回復しています。2024年の訪日外国人旅行消費額は約8.1兆円、訪日観光客数も3,687万人と、いずれも過去最高を記録しました(※3)。市場拡大に伴い、顧客接点での多言語対応は、新たな顧客層を獲得するための必須条件となっています。

このように多言語対応へのニーズが高まるなか、企業は外国人に対して円滑に情報を提供するために、Webサイト上のFAQにおいて言語別のコンテンツを整備する必要があります。一方で、言語別のFAQコンテンツを整備するには多大なコストや業務負荷が伴うため、十分な対応ができている企業は一部に限られているのが現状です。

そこでHelpfeelは、外国人従業員から訪日観光客まで、誰もが「言葉の壁」を越えて必要な情報にたどり着き、自己解決ができる新機能「自動翻訳機能」を開発しました。

※1:厚生労働省「外国人雇用状況の届出状況まとめ(令和6年10月末時点)」より
※2:厚生労働省「外国人雇用実態調査(令和5年)」より 

※3:観光庁「令和7年版観光白書(概要版)」より

■AI翻訳でFAQを多言語化する「自動翻訳機能」で教育負担・人手不足の課題に対応

「自動翻訳機能」は先端AI技術を活用し、HelpfeelのFAQ上に表示されるテキストをリアルタイムに翻訳します 。最大の特徴は、原文と翻訳文を併記できる点です 。これにより日本特有の表現や専門用語が誤って解釈されるリスクを抑え、利用者の正確な理解を支援します。また、日本人管理者も原文の日本語を確認しながら対応できるため、双方の円滑なコミュニケーションをサポートします。

FAQ画面で言語を選択すると、日本語原文の下に翻訳文が表示される流れを示した操作手順イメージ画面

<主な特長>

①ひらがなやローマ字にも対応し、日本語学習中の外国人従業員の理解を促進
日本語のFAQをAIがそのまま任意の50以上の言語に翻訳します(※4)。「ひらがな」や「ローマ字」への変換にも対応しており、日本語を学習中の外国人従業員も有効活用できます。

ひらがな変換(左)/ローマ字変換(右)

②原文併記で正確な理解をサポート
翻訳文の下に常に日本語の原文が表示されるので、誤解を防ぎます。外国語が得意でない日本人管理者も原文を確認しながら対応できるため、利用者とのやり取りを安心して行えます。

<利用シーン>

本機能は、以下のような幅広い場面でご利用いただけます。

①製造業や建設業、介護・医療業界など、外国人従業員が多く働く企業
外国人労働者が多い職場では、就業規則や業務手順を各言語で説明する必要が生じる場合があります。従来は資料ごとに翻訳版を作成したり、現場スタッフが一人ひとりに口頭で説明したりするなど、大きな教育負担がかかっていました。外国人従業員にとっても、慣れない言語で理解するには時間を要します。

「自動翻訳機能」を使えば、日本語のFAQを更新するだけで瞬時に各言語へ反映可能です。スマートフォンやPCから常に最新情報を確認できるため、教育コストの削減はもちろん、外国人従業員の早期戦力化と定着にもつながります。

②観光や宿泊・飲食、小売・EC業界など、海外顧客との接点が多い企業
観光や小売をはじめとする業界では、訪日観光客や海外顧客からの問い合わせ対応が日常的に発生します。宿泊施設でのチェックイン手順やレストランの予約方法、ECサイトの返品ポリシーなどを多言語で案内できるようになることで、顧客満足度を向上させ、新たな売上機会の獲得にもつながります。

③交通機関や自治体、医療業界など、公共性の高い組織
鉄道・バスなどの交通機関、自治体の案内窓口、病院などの公共性の高い施設では、様々な利用者に情報を届けることが求められます。たとえば、鉄道の遺失物や行政手続きの案内を多言語で即時に提供することで、外国人住民や旅行者の不安を軽減し、安心・安全な暮らしや移動を支えることができます。

<本機能の概要>

提供開始日

2025年10月1日(水)

提供形態

Helpfeelのオプション機能

対応言語

英語、中国語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語を含む50以上の言語(※4)

問い合わせ先

Helpfeelの導入企業様は当社担当者にお問い合わせください。
Helpfeelの導入を検討されている方はこちらよりお問い合わせください。

※4:使用しているAIのバージョンアップにより、変更となる場合があります。

■HelpfeelのAI検索型FAQについて

Helpfeelの検索UIイメージ。「違う」と入力するだけで、複数の“違い”に関連する質問が自動提案される

AI時代の競争力に、FAQナレッジを最適化

AIの普及により、顧客が情報を探す入り口は検索エンジンからAIへと移りつつあります。いま注目されているのは「AIに自社の情報をどう参照してもらうか」という新しい指標、AIO/GEO(AI最適化)です。AI時代の情報戦略では、AIが参照するナレッジデータの整備と活用こそが企業競争力を左右する鍵になります。

「Helpfeel」は、企業がもつ情報資産をナレッジデータとして整備し、独自のAI検索技術で“探しやすさ”を最大化するFAQシステムです。特許取得済みの検索技術により顧客の質問意図を予測し、最適な回答へ導くことで自己解決を促進します。AI最適化を支援しながら、問い合わせの削減と顧客体験の向上を同時に実現します。

さらに、独自のフレームワーク「The Knowledge Journey(ナレッジジャーニー)」に基づき、自己解決率を高める改善活動を継続的にサポートし、企業のナレッジ活用を推進します。2025年8月1日時点で、顧客向けFAQや社内ヘルプデスクなど、企業のナレッジ検索システムとして累計700サイト以上に導入されています。

Helpfeelサービスサイト:https://www.helpfeel.com

Helpfeel 導入企業(業界別)

■株式会社Helpfeel 概要

創業:2007年12月21日(2020年12月4日に日本法人を設立)
代表者:代表取締役/CEO 洛西 一周
京都オフィス:〒602-0023 京都市上京区御所八幡町110−16 かわもとビル5階
東京オフィス:〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-14-1 住友不動産八重洲通ビル4階
URL:https://corp.helpfeel.com/

Helpfeelは、企業がもつ知識や知見をAIが理解できる形に整備し、ナレッジ基盤を構築することで、企業のAIを強くする「AIナレッジデータプラットフォーム」を展開しています。これまでに培ったFAQやナレッジ共有ツールの開発・運用実績をもとに、知識資産をAI活用へとつなげ、業務効率化と新たな価値創出を支援しています。現在、「ナレッジの創造と活用」に特化した3製品を提供しています。

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会社概要

株式会社Helpfeel

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URL
https://corp.helpfeel.com/
業種
サービス業
本社所在地
京都府京都市上京区御所八幡町110-16かわもとビル5階
電話番号
-
代表者名
洛西一周
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2007年12月