千葉大生が「折りたたみ水筒」普及でペットボトル削減へ レジ袋有料化に伴う基金を使って割引販売

国立大学法人千葉大学

千葉大学環境ISO学生委員会は、千葉大学生協でのレジ袋の有料化に伴う「レジぶー基金」を使って、毎年、学内に向けた環境活動を展開しています。今年は学生がデザインした「折りたたみ水筒」を、5月8日(月)から千葉大学生協にて割引販売開始しました。
  • 折りたたみ水筒について

目的:マイボトルを持ち歩くことは飲料代の節約になるほか、飲み終わった後に洗って繰り返し使えるため、環境にやさしいという効果があります。また、ペットボトルやビン、カンを消費しないことで、ゴミの削減だけでなく、リサイクルに必要なエネルギーや原材料の節約に貢献するため、持続可能な社会の実現を目指す一環として、「折りたたみ水筒」の販売により学内の教職員や学生に対して環境意識を啓発し、日常生活における使い捨て容器の削減を目指します。


内容:学内外で環境活動やSDGsに取り組む「千葉大学環境ISO学生委員会」が企画しました。製品の種類検討、ワンポイントのロゴおよびテキストのデザインを学生委員会の学生が考案し、5月8日(月)より、千葉大学生協にて販売を開始しました。この水筒は空になったら折りたためて持ち歩くことができるため、学生生活にもとても便利です。


素材: TPU(熱可塑性ポリウレタン)
容量:500ml
価格:原価700円 → 販売価格300円(税込)※「レジぶー基金」を使って割引
製作個数:500個
販売場所:千葉大学生協店舗(西千葉キャンパス300個、松戸キャンパス100個、亥鼻キャンパス90個)
 

  • 企画を担当した学生の声 (国際教養学部3年 大島三和)

今回、製作するエコグッズを何にするかという企画段階から、販売価格の設定、デザイン、発注、ポスター作りなどを学生主体で行いました。本製品を通して環境に対する意識を高めると共に、プラスチック容器処理時に発生する二酸化炭素の放出を削減したいと考えました。また、マイクロプラスチックをはじめとした海洋汚染を防止する社会に貢献できたら良いと考えております。私自身も、この折りたたみ水筒を使いながら、今を⽣きる私たちみんなで⽇常のゴミを減らし、健やかな環境を未来へ繋ぐのだという気持ちで活動していきたいです。
 

  • 千葉大独自の「レジぶー基金」による割引販売の仕組み

千葉大学では環境ISO学生委員会の発案により、2006年度から千葉大学生協においてレジ袋の有料化(1枚5円)を実施しています。現在、年間100万人以上が利用する千葉大学生協の物販店舗におけるレジ袋の購入は年間7,000枚程度で、平均購入率は0.5%未満です(コロナ禍前数値)。
そこで、有料化前まで生協がレジ袋の購入に充てていたお金と、レジ袋の販売収入を「レジぶー基金」として生協から拠出いただいています。この基金で環境ISO学生委員会が、オリジナルエコグッズの割引販売や、太陽光によるイルミネーション、プランター設置による緑化などさまざまな環境活動を実施して、レジ袋削減にご協力いただいた学内の学生や教職員に対し還元しています。今回も「レジぶー基金」を販売価格の割引に充て、原価700円の商品を、学生にも買いやすい価格300円に割引することができました。
これまでに「レジぶー基金」を使ったエコグッズは、エコバッグ、タンブラー、マイ箸、ブランケット、間伐材シャープペンシルなどがありました。

2021年度(マイバッグ)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000588.000015177.html
2020年度(マイストロー)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000501.000015177.html
2019年度(エコバッグ)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000390.000015177.html
2017年度(タンブラー)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000015177.html
2016年度(エコバッグ)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000015177.html
2015年度(エコバッグ・シャープペン)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000015177.html
 

  • 千葉大学環境ISO学生委員会について

千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。また、千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約250名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
◆千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
◆近年の受賞歴
2022年:ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2022年次大会 優秀賞

2021年:第7回サステイナブルキャンパス賞 学生活動部門

2019年:International Green Gown Awards 2019 学生関与部門 奨励賞

2019年:ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2019年次大会 最優秀学生活動賞

2018年:International Green Gown Awards 2017-2018 学生関与部門賞

2017年:平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰

2017年:第3回サステイナブルキャンパス賞 学生活動部門

2017年:ISCN Sustainable Campus Excellence Awards 2017 学生リーダーシップ部門賞

2016年:第25回地球環境大賞 文部科学大臣賞
2015年:第1回サステイナブルキャンパス賞 学生活動部門
 

  • 本件に関するお問い合わせ​

千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572

◆千葉大学の環境への取り組み
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html

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会社概要

国立大学法人千葉大学

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URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月