プレスリリースアワードへの
思い

世の中を動かす、大きなうねりのはじまりには、必ず、きっかけとなる小さな思いがある。
そのかけがえのない思いを情熱を孤独を、心から讃えるために。そして応募していただいたすべての方々と一緒に、これからのプレスリリースの可能性を広げていくために。Press Release Awardsは、存在しています。
たったひとつの「伝えたい」という思いが、組織を動かし、メディアを動かし、ユーザーを動かし、遠く離れた誰かを動かし、世の中を動かし、未来を変えていくことを、私たちは信じています。

プレスリリースアワードについて

プレスリリース発信文化の普及と発展のためにPR TIMESが立ち上げたのが「プレスリリースアワード」です。プレスリリースを発信するという習慣が、業態・規模・地域・法人個人を問わず広がり、表現方法や用途にも発展性を持たせることを目指しており、エントリー対象はPR TIMESご利用企業に限定しておりません。日本で発表されたプレスリリースからエントリーを受け付け、審査員も1名を除き社外の独立した立場から審査できる面々で構成しました。
1年間の内に日本で発表されたプレスリリースの中から、発表者の応募に基づき、審査委員会が社会性・公共性・共感性・将来性等の視点から、プレスリリースの可能性拡大に貢献したものを審査・選考し、表彰します。
また、当アワードには発表を担う担当者に光を当てるという目的もあります。広告作品の発表にはスタッフクレジット記載をよく目にしますが、これまでプレスリリースにクレジット記載されることはほぼありませんでした。広報担当者を含め発表に携わる方々の活躍が伝わるアワードにしたいと考えています。

プレスリリースアワード 2021
受賞プレスリリース

世界初のプレスリリースが発表された記念日である10月28日「プレスリリースの日」から、2021年10月28日~11月25日の約1ヵ月間にエントリーを受け付け、総計420件エントリーいただきました。審査員8名により行われた一次審査を経て32件が最終審査へとコマを進め、最終審査会にて8件の受賞プレスリリースが決定されました。
(「プレスリリースアワード2021」は、2020年10月1日~2021年9月30日に発信されたプレスリリースを対象にエントリーを受け付けました。)

インフルエンス賞

発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈る賞

AOKI創業以来、類のないスーツ!?マスクに次ぐ新生活様式対応商品第2弾『パジャマスーツ™~パジャマ以上おしゃれ着未満~』発売

株式会社AOKI

飽田翔太/比本佳奈

コロナ禍において新生活様式が定着し、自宅で過ごす時間が増える中で「自宅でくつろぎながら、仕事時にはきちんとしていたい」というお客様のニーズや働き方の変化を受け『パジャマスーツ』を開発・販売。パジャマのリラックス感とスーツのきちんと感を併せ持つ商品特徴を「パジャマスーツ」というネーミングで表現。お客様の「あったらいいな」を具現化した商品であり、ニューノーマル時代の新しいウェアとしてご提案。

受賞理由

ネーミングを含めタイトルに強いインパクトがあり、商品のユニークさをうまく表現している。コロナ禍における新生活様式という時流に合わせた提案性をポイントとしており、なおかつお客様サポートという企業姿勢に効果的に誘導している。マスクでの成功ということをリードに使っており、構成の巧みさが感じられる。視覚表現が明快で印象度が強い。商品特性などがわかりやすく的確に盛り込んであり商品理解をサポートしている。(審査員 近見 竹彦)

ソーシャル賞

社会とのつながりを表現し深めることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞

緊急事態宣言中は1479室すべてがあなただけのレストランに!料理120種、ワイン&カクテル300種をお部屋で楽しむ『スーパールームサービス』

株式会社ニュー・オータニ

湯本健太郎/中島眞介/渡辺武/髙山剛和/岡田宜久

2021年4月22日、GWの人流抑制を目的にアルコールの提供中止要請を加えた緊急事態宣言発令が予定されていると報道されたことを受け、報道翌日に代替案としてホテル館内全1479室をレストランとして扱い酒類提供を実現する新事業「スーパールームサービス」を発表。

受賞理由

数字を連打するタイトルから迫力が伝わります。本文からは、コロナで世界中が沈む中を明るく盛り上げようとされてする気概、姿勢を感じました。なお、一体どうやってこれだけの数を実現したか気になったのですが、応募の書類からわずか1日足らずで準備された取り組みであったことがわかり、大きな驚きがありました。はしばしから危機感と本気度が伝わり、でも悲しさはなくあくまで前向き。人々がコロナの中で渇望していたもの、優れたスタッフの方とサービスが揃っておられるのではないかと想像するような内容でした。写真クオリティも目をひきます。なお、ニューオータニさんは「写ルンです」のプレスリリースもさすがだと感じました。(審査員 吉川 明日香)

パブリック賞

情報の平等と信頼を実現することに最も忠実な
プレスリリースに贈る賞

ニッチトップメーカーによる売上比較“紙袋用取っ手”44%減、一方需要が増加する“取っ手だけ”のタックハンドル

松浦産業株式会社(PRorder)

松浦英樹/長尾孝/平田貴子/武部美穂/末川洋平

松浦産業は、紙袋用取っ手で国内トップシェアを誇る香川のメーカーで、あらゆる業界の取っ手を製造しています。取っ手というニッチな商材、しかも中国などの海外製も台頭する中で生き残るため、数々の取り組みにより生まれた素晴らしい商品、また、強い想いがありましたが、それらが伝わっていなかったことが課題でした。普段は特に気にも留めることもないという地味な存在ですが、モノを運ぶということは経済活動のベースであり、なくてはならないもの。コロナ時代・自粛で変わる消費スタイル・レジ袋有料化やサステナが叫ばれる世の中で、真摯に向き合ってきた取っ手というアイテムから見える世界を伝えられたらと、自社で初めてデータリリースを発表いたしました。

受賞理由

紙袋用取っ手44%減、とコロナやレジ袋有料化後の事実を伝えたうえで、「需要増」のタックハンドルを打ち出すデータの対比で情報への関心を引きました。サステナブルに対する世間の価値観の変化が表れた考察をしながら、環境配慮型の商品の取り扱いにも触れ、企業の姿勢も示しています。(審査員 浦野 有代)

エンパシー賞

受け手の心を動かし共感を育むことで最も飛躍したプレスリリースに贈る賞

1日14時間で取り戻せる「締切に追い込まれた方」専用テレワーク個室プラン登場、1時間330円から/テレスペ

テレワーク・テクノロジーズ株式会社

荒木賢二郎/坂口こうじ

1日14時間で取り戻せる「締切に追い込まれた方」専用テレワーク個室プランを提供開始した旨のお知らせ。机と椅子しかないテレワーク用のシンプルな部屋に対して、何もないから逆に集中できることを推し出した企業側の事情と、在宅ワークに飽き飽きしていた一般の方や、締切直前にあたふたしたことのあるビジネスパーソンの強い共感を得た。

受賞理由

笑わずには読めない楽しいプレスリリースです。その一方で緻密な発想の転換により、何もないことを価値に変えて共感を呼んだプレスリリースでもあります。
当初このテレワーク個室事業の発表では空振り状態となり、自社の言いたいことでなく利用客に求められることを追求し直して、新プランを改めて出したという事実を知って合点がいきました。視点を利用客においたことで、こんな状況あるあると共感を呼ぶ内容での訴求に成功しています。「締切に追い込まれた方」専用テレワーク個室という笑える打ち出しが、机と椅子しかない個室を正当化するという発想の転換があります。また、締切に追い込まれた「方」「方々」「チーム」に分けて説明が展開されるのも笑いを誘います。実際に話題化と利用にも繋がったということで、視点の置き方でマーケティングに成功した発表例だと考えました。(審査員 三島 映拓)

ヒューマン賞

プロダクトや社員、顧客に対する愛と情熱が最も感じられるプレスリリースに贈る賞

毎年完売!節分限定/伝統の味付けの「助六豆(福豆)」が最強のおつまみに変身

株式会社冨士屋製菓本舗

北野雅江/白浜洋平

大阪で豆菓子だけを108年作り続けてきた冨士屋製菓本舗が25年ぶりに迎えた新人の職人。ルーキー職人の発想と感覚が伝統の醤油味の福豆に革新を起こし「のこり福豆」を生み出しました。この豆菓子は食品ロスの観点からアップサイクルされた豆菓子です。

受賞理由

自社商品はもちろん、従業員への愛が感じられるプレスリリースでした。商品だけでなく、それを企画し、実際、作っている社員に光を当てることで、会社の人間的魅力がよく伝わりました。そうした信頼関係は読み手/消費者にも響く力を持っていると思います。社外への情報発信としてはもちろん、社内の従業員に贈るメッセージとして、プレスリリースがインターナルコミュニケーションの場面でも役立つ事例としても高く評価しました。(審査員 河 炅珍)

ストーリー賞

人に語りたくなるストーリーを最も有しているプレスリリースに贈る賞

蚊の嫌う肌表面をつくり、蚊に刺されることを防ぐ技術を開発

花王株式会社

後藤良子/仲川喬雄/瀧澤浩之/飯倉寛晃/山本佳乃

花王は、肌の上に低粘度のシリコーンオイルを塗布することで、蚊が肌にとどまらず、吸血を阻害できることを発見しました。これは、従来の忌避剤(虫よけ)とは異なり、蚊の脚の構造に着目し、肌表面を蚊の嫌う物性に変化させることによって蚊をとまらせなくする新しい着眼点の蚊よけ技術です。蚊のハイスピードカメラ動画、推定されるメカニズム、自然界で同様な効果をもつ「カバの汗」などにも言及しています。

受賞理由

研究論文は引用こそされていないようですが(Google Scholarによる)、純粋にとても興味深い内容でした。タイトルをこねくりまわすことなくド直球で打ち出しているのも高評価です。なにより、今年の夏も例年通り苦しめられた蚊が、いかにして人肌に降り立つのか、という知的好奇心を満たしてくれます。なるほど、脚を引っ張られると感じたら、蚊は脅威とみなしてすぐに逃避してしまうのですね。「なぜ、蚊が嫌う表面に着目したのだろう」「どうして自然界にも濡れ現象を利用した蚊よけが存在するのではないか、という仮説を立てられたのだろう」等々、ジャーナリストとして研究者たちにもっともっと話を聞いてみたい、と思わせてくれます。(審査員 池田 光史)

イノベーティブ賞

既成概念に縛られずプレスリリースの表現や用途を最も拡大したプレスリリースに贈る賞

今年度該当なし

特別賞

上記賞にあてはまらないが表彰したい
プレスリリースや発表者の行動を讃える賞

プチプチ、53年目の超進化。四角くて、手でまっすぐに切れ、ぴったりサイズにできる新プチプチその名も『スパスパ』爆誕!

川上産業株式会社

杉山彩香/林久美子/石黒朋子/佐藤浩司/鈴木健夫/
小森智/大谷内裕司

四角くて手でまっすぐに切れる新プチプチ「スパスパ™」を発売しました。様々な社会情勢の中で、ECやCtoCサービスがますます増え、小規模事業者様や一般の方でもモノを丁寧に包んで発送する機会が増え続けています。その中で、「より簡単に楽に綺麗に大切なものを包みたい!」「できるだけ輸送コストは安くすませたい!」「プチプチがまっすぐに切れない!」というニーズに応えられる新しいプチプチを生み出しました。

受賞理由

巣ごもり需要、メルカリなどCtoC活況の時代の困りごとをうまくとらえた商品。定番「ぷちぷち」のありそうでなかった新たな活用法がよくわかるリリース。ハサミ不要で切りやすいだけでなく、四角なだけに実現したメジャー機能の工夫になるほどと唸る。起承転結のストーリーが描きやすく、映像イメージも沸く、シンプルながらも理想的なリリースといえる。(部門賞は浮かびませんでした。)(審査員 浅岡 基靖)

【クロシェ】三井化学株式会社の新素材、HUMOFIT(R)を活用した「記憶する靴」farfalle CLASSICALから、自分で足型を作れるパンプスを発売

株式会社クロシェ

村岡乃里江/沼部美由紀/香川あゆみ/三井化学株式会社

2021年7月にテレビ番組『ガイアの夜明け』で新商品が紹介されることに先立ち、6月の商品発売日に合わせて、商品を共同開発した素材メーカー三井化学株式会社と同時にリリースを発表し、PRのインパクト最大化を狙いました。弊社ではエンドユーザ向けの商品、三井化学では素材についての利点について発表しました。トップバナーは同じクリエイティブを使い、それぞれの会社のプロダクトがメインになるよう工夫しました。

受賞理由

数年かけて開発した渾身の画期的な商品を上手に訴求。難しく説明しづらい技術をわかりやすい動画を駆使して伝えているのも良い。また、タイトルが「記憶する靴」という訴求力があるワードを使い興味喚起しているのが秀逸だ。「記憶する」靴とは、どのようなものか?、とついつい最後まで読んでしまった。テレビ番組と組んでワード開発をし、それを他メディアでも応用していく手法は広報戦術としても優れている。(審査員 井上 岳久)

2021年審査員

浅岡 基靖

株式会社BSテレビ東京 
チーフプロデューサー

テレビ東京WBSのトレたま統括デスクやカンブリア宮殿プロデューサーを務め、BSテレビ東京チーフプロデューサーとして日経ニュース プラス9で活躍。テレビ東京内プレスリリースDX化プロジェクトのリーダー。

池田 光史

株式会社ニューズピックス NewsPicks 編集長

1983年鹿児島生まれ。2007年東京大学経済学部卒業後、ダイヤモンド社入社。書店営業を経て週刊ダイヤモンド編集部。金融、自動車を担当。16年4月よりNewsPicks編集部。19年5月より編集長。

井上 岳久

井上戦略PRコンサルティング事務所代表 

大企業から中堅企業まで支援する「戦略広報」コンサルタント。毎年、年間300本以上のリリース制作など広報実務プロ。広報関連の講演は年間100を超え、『リリース道場』など著作は10冊以上。事業創造大学院大学客員教授。

浦野 有代

株式会社宣伝会議 
月刊『広報会議』編集長

2003年入社。『編集会議』編集長、『販促会議』編集長、書籍部長を経て2020年より現職。広報実務者のための専門誌『広報会議』にてメディア対応、リスク管理、社内広報など実践に役立つ手法や考え方を取材。

近見 竹彦

 

1977年電通入社。第15営業局局長、パブリック・アカウント局局長など歴任。2011年~2016年に電通パブリックリレーションズ代表取締役社長執行役員。2014年~2018年に日本パブリックリレーションズ協会理事長を務める。

河 炅珍

広島市立大学 広島平和研究所
准教授

1982年生まれ。韓国梨花女子大学卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は、メディア・コミュニケーション研究。主著に『パブリック・レーションズの歴史社会学』(岩波書店、2017)など。

吉川 明日香

東洋経済オンライン 編集長

1979年熊本県生まれ。2001年に東洋経済新報社に入社。経済・企業記者として『週刊東洋経済』『会社四季報』などに執筆。2012年の東洋経済オンライン全面リニューアルに参画、2016年から副編集長、2020年10月から編集長。

三島 映拓

株式会社PR TIMES
広報PR管掌取締役

1980年島根県生まれ。2003年東京大学文学部卒業。05年ベクトル入社。07年PR TIMES入社後、CS、PRプランナー、アライアンス、広報など経験し、17年より取締役。経営管理と自社PRを担う。

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主催

株式会社PR TIMES
PR TIMESはプレスリリース発信文化の普及と発展のため行動します。