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テレビ放送に合わせたプレスリリース発表で売上増を実現。シナジー効果を生み出す広報活動|株式会社クロシェ

テレビ放送に合わせたプレスリリース発表で売上増を実現。シナジー効果を生み出す広報活動|株式会社クロシェ

総合化学メーカー・三井化学株式会社との共同開発で、新素材「HUMOFITⓇ(ヒューモヒット)」を活用したパンプスを販売する株式会社クロシェ。2021年6月に第2弾となる新商品を開発・発売し、同商品のプレスリリースは「プレスリリースアワード2021」の特別賞を受賞しました。

同社ではじめて広報を担ったという村岡乃里江さん。受賞前後の心境の変化や社外からの反響、プレスリリースで意識しているポイントなどを伺いました。

テレビ放送に合わせたプレスリリースで売上増

── farfalle CLASSICALの新商品プレスリリースが「プレスリリースアワード2021」の特別賞を受賞しました。今回のプレスリリース作成において意識したポイントはありますか。

新商品がテレビ番組『ガイアの夜明け』で特集されることが決まっていたので、放送日に合わせてプレスリリースを発表しました。共同開発企業である三井化学株式会社さんと同時期に発表する点も、今回意識したポイントです。

弊社は個人顧客相手のtoC、三井化学さんは法人顧客相手のtoB。お互いの顧客様やステークホルダー様、さらにはメディアなど、幅広い方々の目に留まるようにプレスリリースの内容を固めました。

また、メインバナーのデザイン・ロゴといった細かい部分も重要です。2社でオンラインミーティングを実施し、齟齬がないか確かめながら内容を調整。たとえば「ビジュアルは同じでもロゴは違う」というように、何をメインに持ってくるか相談しながら決定していきました。

── プレスリリースの公開後、社外からはどのような反響がありましたか。

狙い通り、『ガイアの夜明け』が放送されたタイミングで売り上げが伸びた感覚がありました。事前に、オンラインショップにアクセスが集中することを想定していたのは良かったと思っています。アクセスが集中してサーバーダウンすると、番組を見て検索したのに「何の情報も得られなかった」という結果になってしまう。それは避けたかったので、プレスリリースを含め、万が一オンラインショップを閲覧できなくても情報収集ができるように工夫しました。

株式会社クロシェ プレスリリース

参考:【クロシェ】三井化学株式会社の新素材、HUMOFIT(R)を活用した「記憶する靴」farfalle CLASSICALから、自分で足型を作れるパンプスを発売

高揚感から緊張感へ。記事を完読させるキャッチーなタイトル

──「プレスリリースアワード2021」の応募から受賞までの間、どのような心境でしたか。

応募フォームでは多数の項目を入力するのですが、ひとつずつ書いているうちに「受賞できるかもしれない」という自信や、高揚感みたいなものがありました。

それでも、一次通過のお知らせをいただいたときはすごく驚いて。社長に伝えると喜んでもらえて、「受賞するとしたらどの賞だと思う?」という話もしていました。

また、社内で広報担当を担ったのは私が初めてでしたし、前任者に教わることもできなかったので、受賞を知ったときはすごく嬉しかったですね。同時に、「後には引けないな」という緊張感も芽生えてきました。

── 特別賞を受賞した理由について、どのように感じていますか。

審査員の井上先生から「『記憶する靴』というタイトルに引き込まれた」とコメントをいただいたことが、すごく印象的でした。商品やブランド、プロジェクトを進めていくうえで、話題性というものを仕込ませていくことが大事だな、と感じるようになったきっかけでもあります。

加えて、「ついつい最後まで読んでしまった」と言ってくださったことも、とても嬉しかったですね。プレスリリースなどのコンテンツでは、最後まで読んでいただくことは至難の業。

商品の特徴や開発に込めた想いが、どこを切り取っても伝わるような記事を心がけていますが、そのなかで完読していただけたのだと知れて良かったです。

──「プレスリリースアワード2021」の授賞式が東京都内で開催されました。当日参加された感想を教えてください。

私1人で広報を担当しているので、広報業務の重要性みたいなものは、分かっているようで分かっていない状態でした。今回授賞式に参加させていただくことで、同じ広報担当者の方々とお会いし、力がもらえたなと感じています。

また、各企業様のプレスリリースを読んだり、受賞の背景・理由をお聞きしたりして、私自身の学びの機会にもなりました。

プレスリリースアワード

「セレンディピティを生む広報」を意識した広報担当者の活動

── 今回のプレスリリース配信や特別賞受賞を通して、広報担当者としての意識、社内の取り組みなどに変化はありましたか。

これまでのプレスリリースは「書かないといけないから書く」みたいな部分があったのですが、特別賞受賞をきっかけに、広報活動というものをマーケティング戦略のひとつとして考えられるようになりました。

広報担当者として、特に「セレンディピティを生む広報」を意識しています。ブランドの商品作りからブランディング、販売やSNS運用。加えて、日本経済団体連合会など社長が所属している団体での取り組みも含め、いろいろなところからシナジー効果を生み出すような活動を意識できるようになったことは、大きな変化です。

社内では、部署ごとに業務を回していたところを、販売・ECチームをはじめ全体で回せるようになってきた実感があります。自分の部署だけで活動するのではなくて、みんなで回そう、という働き方への変化です。

「言いたい」を前に出し過ぎない、冷静かつ情熱的な言葉選び

── 普段プレスリリースを作成する際に気を付けているポイント、こだわっていることがあれば教えてください。

文字数が多くなりすぎないように、ファックス用のレイアウトで3ページ以内に収めることを意識しています。情報量によっては収まらないときもありますが……。言いたいことを前面に押し出しすぎず、冷静な内容で。

一方で、熱量を伝えることも重要だと考えています。タイトル・見出し・内容で強弱をつけて、商品の魅力や想いを伝えるのが工夫しているポイントです。

キャッチコピーやネーミングという部分では、ひとつの文章・単語に対して、いろいろな言い回しを検討しています。複数のWebサイトで類語を比較してみたり、英語に置き換えて意味を再考してみたり。さまざまなパターンを考えながら、より伝わりやすい組み合わせを選んでいます。

また、プレスリリースに掲載する画像も、作成時に注意しているポイントのひとつです。画像だけが独り歩きすると、本来伝えたかった内容とは違う方向に行ってしまうかもしれません。

このような結果を避けるために、メイン画像にロゴを入れたり、記事全体の画像にキャプションを加えたりといった工夫をしています。

ファックスをお送りするときには、白黒でも内容が認識できるような画像を選定。さらに、Webのプレスリリースページもご覧いただけるよう、QRコードを追記することもあります。ファックスを見ただけで終わることのないように、Webページにも興味を持っていただくためです。

社内初の広報担当者として、さらなる効果拡大を目指した取り組みへ

「記憶する靴」のキャッチーなフレーズと、記事を最後まで読ませる文章力で、見事「プレスリリースアワード2021」の特別賞を受賞した株式会社クロシェ。

類語を並べて言い回しを考える姿勢や、セレンディピティを意識したコンテンツ作りには、広報担当者として「商品の魅力を知ってほしい」という情熱が伝わってきました。
「聞く力・書く力を身につけて、さらに効果的なブランディングを続けていきたい」と語る村岡乃里江さん。顧客・ステークホルダー・メディアなど、幅広いターゲットを想定した広報活動と、個性あふれるプレスリリースにも要注目です。

プレスリリースアワードとは

プレスリリースアワードは、1年間の内に日本で発表されたプレスリリースの中から、プレスリリースの可能性拡大に貢献していると評価できるものを審査・選考し、表彰するものです。

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