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現役広報が教える、社内報におすすめのネタ50選

現役広報が教える、社内報におすすめのネタ50選

人材の定着や組織の活性化を目的に、社内広報に力を入れる企業も増えているのではないでしょうか。社内広報の施策として一般的なのが「社内報」の企画・作成です。

本記事では、すでに社内報作成に取り組んでいる方に向け、社内報におすすめのネタ50選を紹介。

また、初めて社内報を作る方に向け、社内報を作成する目的や、読んでもらえる社内報を作るための3つのポイントも解説します。

社内報を作成する目的

社内報を作成する目的のひとつは、「社内で正確な情報共有を行う」ことです。企業の規模が大きくなったり、リモート勤務の社員が増えたりすると、情報伝達の速度や正確性が落ちてしまいます。その解決策として、素早く正確に社内で情報共有を行うのが社内報の重要な役割です。

また、社内報には「社内のコミュニケーションを促進する」という目的もあります。社員の人柄や行動が伝わるコンテンツを作成することで、社員同士の心理的距離を縮めたり、話のネタになったりとコミュニケーションを活発にするのです。

社内報を作成する目的について、詳細はこちらの記事で解説しています。

社内報のネタ探しを行う方法は?

社内報の発行頻度が高いほど、ネタ探しに悩む広報PR担当者が多いようです。

社内報のネタは、社内のさまざまな人から実際に情報を聞いて集めなければなりません。

日頃から他部署・他部門の社員と積極的にコミュニケーションを取り、ネタや情報を提供してもらいやすい雰囲気や仕組みを作ることが大切です。

社内で情報収集を行う具体的な方法について、こちらの記事で詳しく紹介しています。

社内報におすすめのネタ50選

社内報は作り手と読み手の距離が近いため、反響を得やすいのが特徴です。さまざまな企画に挑戦し、リアクションをもとにPDCAを回していくといいでしょう。

ここからは、社内報におすすめのネタ50選を紹介します。

プレスリリース

会社の動きに関するネタ

会社の動きに関する情報は、社内報が持つ「情報共有」という役割をもっとも効果的に果たせるネタです。

プレスリリースなどを通じて社外に発信している情報とまったく同じにならないよう、自社らしさの伝わる裏話を交えることで、読んでもらえるコンテンツにしましょう。

  1. 決算報告・業績報告と来期へのメッセージ
  2. 新製品・新サービスに関する裏話
  3. プロジェクト立ち上げ秘話
  4. メディア掲載情報
  5. お客さまの声の紹介
  6. サービスやキャラクターの誕生日
  7. 放映しているCMの撮影風景

部署・社員に関するネタ

さまざまな切り口で社員の人柄や個性がわかるコンテンツを作成すると、社員同士の共通点が見つかり、コミュニケーションが促進されます。

ほかの社員や部署がどのような仕事をしているのかを互いに認識することで、業務に関する相談や意見交換も生まれやすくなります。部署やチームの個性が発揮されるよう、企画や執筆まで任せてみるのもおもしろいかもしれません。

部署・社員に関するネタは連載もしやすいのが特徴です。

  1. 代表・役員インタビュー
  2. 部長たちの「社内履歴書」
  3. 新入社員同士の他己紹介
  4. いま注目の部署に突撃取材
  5. 部署ごとの意外と知らない業務
  6. 成績優秀者の仕事の秘訣
  7. 社内スナップ集

アンケートや意見

社内でアンケートや意識調査を実施してリアルな意見を吸い上げ、調査結果を紹介するのも有益なコンテンツです。ネタとしての気軽なアンケート調査から、ビジネスアイデアの募集まで、幅広いアレンジが可能です。

アンケート結果や意見はそのままにせず、実際に社内制度や活動などに生かせると社内報の存在価値が高まります。

  1. 商品・サービス・社内制度に関するアイデアコンテスト
  2. 社内調査アンケート
  3. 最新の業界動向
  4. 社外の方に聞いた自社のいいところ
  5. 会社に対する目安箱
  6. 数字で見る社員の特性・属性分布
  7. 社内報を活用した感想
  8. 社内報へのピックアップ要望
  9. 参加してよかったセミナーや講座特集
  10. イベントや取り組みの協力者・参加希望者募集

季節やトレンドに関するネタ

季節やトレンドを反映した旬のネタは、気軽に読んでもらえるのがメリットです。春夏秋冬のさまざまなイベントに沿ったテーマでコンテンツを作成しましょう。

毎年恒例の季節ネタはもちろん、そのとき社会でブームとなっている現象や要素を盛り込むと、その1年の特徴を反映した社内報となり、のちのち読み返したときのおもしろさが増します。

4月

  1. 最新の新生活アイテム
  2. 入社式のエピソード

5月

  1. ゴールデンウィークの思い出

6月

  1. 梅雨の乗り切り方
  2. 衣替えにちなんだビジネスマナー

7月

  1. 夏休みの計画
  2. 夏季休暇に向けた社内制度の紹介

8月

  1. 夏休みの思い出
  2. 夏バテ防止法

9月

  1. 社員にとっての「◯◯の秋」紹介

10月

  1. 内定式の様子
  2. ハロウィーンのエピソード

11月

  1. 勤労感謝の日にサンクスメッセージ

12月

  1. 1年間の振り返り
  2. 来年の抱負

1月

  1. 新年の挨拶

2月

  1. バレンタインデーの思い出
  2. 感染症予防のコツ

3月

  1. 花粉症対策
  2. 異動・退職の挨拶

エンタメ性の高い企画やお役立ち情報

つい読んでみたくなるような、エンタメ性の高いコンテンツも社内報には必要です。

文字を少なめにし、イラストや画像を盛り込んで楽しそうな雰囲気を伝えることで、気軽に読んでもらえる社内報を作成しましょう。

  1. 同じ出身地の社員による「お国自慢」
  2. デスクでできる簡単ストレッチ
  3. 社員による川柳
  4. 意外と知らないマナーの紹介
  5. 資料作成のノウハウ
  6. 社内ツール活用のコツ

読んでもらえる社内報を作る3つのポイント

社内報は読んでもらえなければ意味がありません。どのようなことを意識して作成すれば「読まれる社内報」になるのか、ポイントを3つ紹介します。

ポイント

ポイント1.目的とゴール、届けたい相手を明確にする

社内報を作成する目的と、社内報によって実現したい理想の状態を言語化し、そこから逆算する形で企画を決めていきましょう。

企画ごとに届けたい相手を明確にすることも重要です。新入社員なのか、ベテラン社員なのか、どの部署のどんな役割の人なのか、社員一人ひとりの立場を想像しながら作成することで、コンテンツをより魅力的にすることができます。

例えば、企業の福利厚生を紹介する場合。まだ会社のことをよく知らない新入社員の目線では制度の一覧があると役立ちます。一方、在籍年数の長い社員にとってはユニークな活用事例などがあると「こんな利用の仕方もあるのか」と参考になるでしょう。

このように、読み手である社員の立場を具体的に想像することで、ピックアップすべき情報やその伝え方が見えてきます。

ポイント2.目的に合った形式を選ぶ

従来の社内報は紙で配布されることが一般的でしたが、リモートワークの定着などに伴い、Web上でPDF版の社内報を公開・配信する企業が増えています。

また、社内報の配信に特化したアプリやWebサービス、ブログなどを活用しているケースも。さらにはYouTubeなどで動画社内報を限定公開している企業もあります。

自社が社内報を作成する目的・ゴールに合わせ、最適な形式を選びましょう

また、公開・配布の形式だけでなく、社内報の内容・口調をフォーマルなものにするか、親しみやすいカジュアルなものにするか、その両方なのかといった判断も必要です。

どちらに関しても、「読み手となる社員にどのように感じてもらいたいか」から逆算して考えるようにしましょう。

ポイント3.広報PR担当以外の社員を巻き込む

広報PR担当者だけで社内報の企画や作成に取り組んでいると、内容が固定化・マンネリ化してしまう恐れがあります。

広報PR担当以外の社員を制作に巻き込むことで、企画アイデアの幅が広がったり、着眼点がシャープになったりと、社内報をより魅力的なものにできるでしょう。

また、制作に携わったコンテンツには愛着が湧くものです。社内報をほかの社員に薦めてもらえたり、話題にしてもらえたりするといった効果も期待できます。

他部署・他部門の社員を巻き込む方法は、広報PR担当者が個別に声を掛ける、部門長に推薦してもらう、公募するなどが考えられます。他部署・他部門の社員に関しても特定のメンバーで固定せず、さまざまな人が参加できるようにしましょう。

魅力的なネタをそろえ、読んでもらえる社内報をつくろう

社内報は「社内で正確な情報共有を行う」「社内のコミュニケーションを促進する」といった目的を持つ、社内広報の重要な施策のひとつです。

魅力的なネタ探しに悩む広報PR担当者は、ぜひ「会社の動きに関するネタ」「部署・社員に関するネタ」「アンケートや意見」「季節やトレンドに関するネタ」「エンタメ性の高い企画やお役立ち情報」それぞれの具体例を参考にしてみてください。

社員からのリアクションに耳を傾けながらトライ&エラーを重ね、多くの社員に読んでもらえる社内報にしていきましょう。

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

社内報に掲載する関するQ&A

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この記事のライター

PR TIMES MAGAZINE編集部

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