PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
title

テレビ露出・取材につなげる広報PR活動とは?元番組制作スタッフが教える7つのテクニック

生活者へのリーチや話題性を手に入れるために狙いたい「テレビ露出」。しかしWebメディアなどとは異なり、テレビ局は、プレスリリースを受け取るため窓口を公開していることは少なく、番組に採用される基準も明らかにしていません。

本記事では、実際にテレビの情報番組制作に携わった経験を持つ筆者の観点から、番組の作り手がどこから、どのような基準で「ネタ」となる情報を選び取っているかを解説。番組ごとに抱える事情やニーズをくみ取ったうえで面白い番組作りに活かせる「素材」として情報を提供し、取り上げてもらう方法をお伝えします。

テレビ局・番組の5つの情報源

世間の情報がテレビ番組のネタとして採用される際には、まずディレクターやAD(アシスタントディレクター)、放送作家らの制作スタッフが、独自の視点やルートによって集めた情報を「番組会議」の場で提案し、それをもとに実際に放送するものをプロデューサーが決定します。

まずは、実際に番組で取り上げる前段階のリサーチとして、制作スタッフが日ごろどのように情報を得ているのか、ネタ元となる情報源を5つご紹介します。

1.WebニュースやSNS、専門性の高いブログ

情報番組においては「話題になっているもの」「これから話題になりそうなもの」が重要視されるため、トレンド情報が集まりやすいWebメディアやSNSがチェックされます。具体的には、大手のニュースサイトを中心に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで話題を呼んでいるトピックス、また専門的なテーマについては、専門家が執筆するブログが参考にされることも。

直接アプローチする方法だけでなく、こうしたWebメディアに取り上げられることで、テレビ局の取材対象となるケースも十分に存在します。例えば、WebメディアやSNS上であらかじめ多くの人から注目を得て、「話題のテーマ」としてテレビ局側にピックアップしてもらう、といったイメージです。

SNSイメージ

2.Web・紙媒体のプレスリリース

プレスリリースも、テレビ番組制作者にとって重要な情報源です。例えばPR TIMESのようなプレスリリースメディアでは、リリースの閲覧ランキングや注目ランキングをリアルタイムで掲載しています。ランキングで注目を集めることができれば、番組関係者の目に留まる確率も高くなるでしょう。

また、上記のようなWebメディアでは、過去のプレスリリースも社名やトピックなどのキーワードで検索されています。すでに配信された情報に加えて、「新たな取り組みをしている」といった切り口で発信するのも一計です。

FAX配信や郵送による「紙のプレスリリース」は、テレビ業界においては依然として有効です。報道の取材部署では、共用のFAXに届いたプレスリリースを担当スタッフがチェックしているほか、放送局によっては、専用の受付窓口を設けている場合もあります。

メールはタイトルで開くかどうかを判断されて、見てもらえないこともありますが、紙媒体でのリリースは一覧性があるため、少なくとも最初の1ページは目を通されるでしょう。結果として、担当者の目に留まりやすいというメリットがあります。

3.関係者とのコミュニケーション

番組関係者が仕事上や個人的なつながり、SNSを用いて「面白そうなイベント、企画はありませんか?」「このテーマについて話していただける方はいらっしゃいませんか?」などと、出演者候補やネタ探しを行うケースもよくあります。

日ごろから広報PR担当者と交流し、そのなかで得た情報をもとにネタを考える場合もあれば、すでに番組で取材したいテーマがありそのテーマに沿って取材したい人やトピックを募集している場合も。

取材で外に出ていることも多い仕事の性質上、密に連絡をやり取りしているとは限りませんが、過去に取材をした人やもともと交流のある人については、優先的に相談する可能性が高くなります。日ごろのコミュニケーションの深さに依存しているともいえるでしょう。

4.リサーチャー・リサーチ会社

一部の番組では、指定のテーマに沿って情報収集を専門に行う「リサーチャー」と呼ばれる専門職や「リサーチ会社」と呼ばれる専門会社に調査を依頼し、その結果を判断材料にする場合があります。

一部のリサーチ会社は、効率的な情報収集のため、プレスリリースや情報の投稿を受け付けたり、収集した情報を事前に登録している制作スタッフに向けて配信するサービスを行ったりしています。リサーチ会社を利用することで、番組担当者へ情報を届けることも可能です。

もっとも、リサーチャーやリサーチ会社を利用した場合においても、実際にネタを採用するかどうかはスタッフ個人やディレクターの裁量によるところが大きいため、サービスを利用したからといって、必ず放送で取り上げられるということではありません。

5.検索エンジンの上位表示サイト

ネタ探しに関わる担当者が最初に行うのが、検索エンジンでの検索です。当該テーマについて基礎知識が少ない場合もあり、そもそもテーマがどういったものなのかを知るために検索します。

また、特定のトピックにおいては「今もっとも参照されている情報源はなんなのか」を探すためにも有効な手段です。番組会議の場では、放送作家やAD、ディレクターが、会議で挙がったトピックやそれに関連する物事、その分野に関して著名な人物をパソコンやスマートフォンで検索しながら参加することもよくあります。

検索エンジンの検索結果リストの上位に自社の情報が表示されるようにするSEO対策は、マーケティングにおいて、多くの人に自社を見つけてもらう工夫のひとつ。メディア関係者も上位表示サイトを見るため、広報PR担当者としても、自社の情報が検索上位に表示されることは大切だといえるでしょう。

テレビ取材で取り上げられやすいネタの6つのポイント

これまで、テレビで取り上げる情報が実際にどのようにピックアップされているのかを説明しました。では実際にテレビに取り上げられやすい情報とはどのようなものなのでしょうか。

これまで筆者が番組制作の現場で「このネタを選びたい」と感じ、実際に採用されたネタが共通して持っていた6つのポイントを紹介します。情報を配信する際、これらのポイントを満たすように心がけることで、採用の確率は大きく上がるでしょう。

ポイント

1.季節や気候など、「旬」に沿ったもの

毎日放送されるニュース番組や生活情報番組において、季節や天気、気候といった旬の話題は鉄板ネタです。

例えば、テレビの天気予報コーナーで季節のトピックに触れ、「真夏日を記録した今日、◯◯のプールでは……」「厳しい冬が幕を開けた今日、◯◯では寒さを楽しもうとこんなイベントが……」といった話題が続くのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。

予測が難しく一時的な「流行」とは対照的に、「天気」や「気候」は1年を通してだいたい時期が決まっています。視聴者にとっても常に共通の関心事となりやすいため、テレビの番組製作側は必ず季節性の話題をチェックします。

プレスリリースを配信する際には、リリースの配信時期や気候を検討し、

  • 「そのときの季節感を最大限に味わえる要素」
  • 「旬のネタとしての切り口」

などを盛り込めば、「旬のネタ」として取り上げてもらいやすくなるでしょう。

2.テーマが明確かつ簡潔で「世の中の最新事情」を体現するもの

テレビで取り上げられるうえでもっとも大切なのは、ひと言で伝わる「わかりやすさ」です。番組の制作者がわかりやすさを感じるテーマの条件は、明確かつ簡潔であること。それに加えて「世の中の最新事情」やトレンドを踏まえたものであればベターです。

反対に、テーマがたとえ社会的に有意義なものであったとしても、その面白さを簡潔に伝えられなければ、番組で取り上げられることは難しいでしょう。明確さ・簡潔さ・トレンドすべてを揃えることが大切です。

「三拍子揃えるのは難しい」と感じるかもしれませんが、切り口勝負の部分もあります。

例えば「焼き芋が食べられるイベント」だけでは、あまりトピックとしての魅力を感じられませんが、「1年でもっとも寒い時期に、焼き芋のイメージが覆る進化系焼き芋をいちはやく体感できるイベント」と表現できると、テーマとしては明確ですし、番組側は「今の世の中でどのような社会現象が起きているか」を説明する実例として取り上げることができます。

テレビ露出を狙うためには、制作者側が「このテーマを取り上げたら、このような形で世の中の最新事情を説明できる」と納得するような視点で伝えることが重要です。

3.強烈なビジュアルがあり、撮れ高が高いもの

テレビでは、画面に飛び込んできたときのインパクトが番組に取り上げるかどうかを決めるうえで非常に重要な要素となります。同じくらいテーマが面白く、複数の候補が挙がった場合、最終的な候補に選ばれるのはもっとも「いい画が撮れそう」なコンテンツです。

一般的に浸透してきたテレビ業界の用語に「撮れ高(インパクトのあるシーンの多さ)」というものがありますが、プレスリリースを配信するうえで、この「撮れ高の多さ」を感じさせるビジュアルを用意することは非常に有効。動画で紹介する兼ね合いで、静止画は撮れ高が低いとされてしまう場合もあるため、被写体に面白い動きがあるかどうかも考えましょう。

  • 建物:外観
  • 商品:宣伝用のビジュアルや実際の使用シーンがわかる写真素材
  • イベントなど:実際のイベント開催時の風景

商品そのものや現場が想像できるビジュアルを掲載することで、採用の可能性を大きく上げることができます。

4.「意外性」のあるストーリーを持つもの

テレビをはじめ、メディアで情報を取り上げる際に重要視されるのが「意外性」のあるストーリー。これまでの一般的なイメージを打ち破るようなキャッチーなテーマと、そのテーマに至るまでのストーリーが織り込まれていると、ニュースバリューは大きく増します。

例えば、以下のような事例です。

  • 焼き芋(地味なイメージ)→スタイリッシュに洗練されたスイーツとして焼き芋を楽しむイベント
  • ゲートボール(中高年のスポーツ)→若者向けに楽しめるようにアレンジしたゲートボール大会

あくまで普段よく知られているもの、特定のイメージが定着しているものをベースに、意外性のある切り口を新たなストーリーとして提示することができれば、取材ネタとしては非常に魅力的なものとなります。

とはいえ、奇をてらって誇大な表現をしたり、薬事法をはじめとする法律に抵触するような効能をうたったりするのはNG。十分に配慮しましょう。

5.「数字」が目立っているもの

根拠のない「最上級表現」は避けるべきですが、やはり「No.1」「全国47都道府県」などの数字は、テレビにとって魅力的なもの。「◯◯のランキングで1位を獲得した」「関東エリアで最大級」といったものをはじめ、「100種類以上を取り揃える」などといった要素があると、「ニュースバリューが強い」と判断されやすくなります。

ランキングについては著名なものが望ましいですが、必須ではありません。大切なのは、番組側が取材しようとしているテーマや分野において「突出している」「頭角を現している」ものであるというアピールです。

特定のテーマに関する初の試みであれば、「史上初」という切り口もある程度は有効ですが、その場合は類似のものが存在しないかをしっかりと確認し、誤った認識を与えないように注意を払いましょう。

6.網羅性が高いもの

複数のラインアップやトピックによって構成されるものの場合は、題材となるテーマについて一定上の網羅性が担保される内容を意識しましょう。番組側が一度の取材でトレンドをくまなく紹介でき、制作上の手間が省けるためです。

例えば、全国47都道府県の干し芋を試食できるイベントが開催されたとします。このイベントをフックに、「そもそも干し芋って今、どうなの?」という切り口で番組を作るとき、盛り込む内容として以下の4店が想定できます。

①イベントの様子を取材

②専門家に話してもらう

③生産者の声を盛り込む

④街で消費者の声を聞く

これらは本来個別に取材しますが、イベントで網羅されていれば話は別です。例えば干し芋の普及をめざす団体や、サツマイモ農家などがイベント会場でトークセッションを行ったり、一般の来場者への取材導線を準備したりすることによって、番組側としては、1つの現場で①から④の取材が済むことになります。

どのような形で取り上げるかは番組の判断によりますが、可能であれば「番組側に先んじて取材する」ような気持ちで、伝えたいテーマのトレンドや全体像が把握できるような企画や情報提供を心がけるとよいでしょう。

準備コストはかかりますが、こちらは長期的なメディアプロモートとしても有効。網羅性が高まることで、その他の取材対象と比較した際に、ネタ候補として取り上げる優先順位が上がります。その分野の第一線で活躍する企業やプロフェッショナルとして定期的に取材依頼されるなど、番組側との継続的な関係性作りにもつながるでしょう。

テレビ局・番組関係者にプレスリリースを見てもらうための7つのテクニック

取り上げられやすい切り口でネタを伝えるプレスリリースを用意したら、テレビ局や番組向けにアプローチしていきましょう。最後に、テレビ番組関係者にプレスリリースを見てもらうための7つのテクニックを紹介します。

プレスリリース配信イメージ

1.プレスリリースを送るタイミングは「2〜3週間前」がベスト

テレビ局や番組関係者へアプローチを行う場合は、取材してほしいタイミングの「2〜3週間前」にプレスリリースなどを送るのが効果的です。

レギュラー放送される番組の多くは週1回程度のペースで制作会議を行いますが、生放送の情報番組などは、放送日からさかのぼって「2〜3週間前」、まとめ撮りを前提とする収録番組の場合は「1〜2ヵ月ほど前」のスパンで内容が検討、準備されています。

制作のタイミングに合わせて広報PR活動を行うことにより、番組側にとって新鮮なネタとして情報を提供することができます。ロケ主体の番組においては「3日〜1週間前」程度のタイミングでもう一度情報を送り、確保していた取材先がなんらかの理由でボツとなった際の「代打ネタ」としての採用を狙うのも有効です。

2.報道局、社会部、番組スタッフルーム宛に「投げ込む」

テレビ局へのアプローチは、オフラインでも行うことがポイントです。テレビ局の報道局や社会部、番組スタッフルームには、プレスリリースや情報を受け取るために共用のFAXが設置されているケースが多く、郵送などで受け付けている場合もあります。

いずれにしても、Webやメールでの情報伝達に比べて「物理的」であるぶん、オフラインでのアプローチだと目を通してもらえる可能性が高まります。

具体的な宛先は基本的に非公開ですが、テレビ局の代表電話に「◯◯(番組名)や情報番組の担当部署にリリースを送りたい」と相談すれば、一部のケースを除いて担当者に取り次いでくれ、宛先や発送方法を案内してもらえることがほとんどです。
宣伝会議の「マスコミ電話帳」など、情報がまとめられた書籍も存在するので、そちらを利用するのもよいでしょう。

3.撮れ高が想像しやすい「イメージ写真」を盛り込む

取材すれば具体的にこのような「画」が撮れる、ということを想像してもらいやすくするため、イメージ写真やビジュアルをプレスリリースにたくさん盛り込むことが大切です。

すでに紹介したように、テレビ番組においてはビジュアルのインパクトがネタの採用において重要。プレスリリースのトップ画像やアイキャッチには、インパクトやシズル感のあるイメージを掲載し、番組側に「撮れ高」をアピールしましょう。

フード系の商品やイベントなどの場合は、その魅力が伝わる「接写写真」(商品に接しそうなほど近くで撮影した写真)を効果的に用いて、美味しそうな「シズル感」を伝えることも大切です。

広報PR担当者は番組ディレクターになったつもりで、実際にテレビで取り上げられた場合のシーンを想像しながら、撮れ高が高いことをアピールしていきましょう。

4.1〜2秒で内容が想像できるタイトル・見出しをつける

テレビ局や番組スタッフのもとには日々大量のプレスリリースが届けられるため、一つひとつにじっくり目を通す時間はありません。ほとんどの場合は、冒頭のタイトルやキービジュアルといった「1ページ目」の情報を見て、「テーマ」「主人公(題材)」「シーン性」を勘案し、取材先候補に挙げるかどうかを判断します。

その判断時間は、だいたい1つのプレスリリースにつき1〜2秒程度。テレビ露出を狙う際には、このわずかな時間のあいだに「どんなテーマか」「誰が・何が登場するのか」「もっとも魅力的なポイントは何か」を伝えられるかどうかが勝負です。

「◯◯(登場人物・題材)が□□(具体的なシーン)する△△(内容)」といった形に整理できた見出しがついていると、番組制作者が取材後の番組をイメージしやすくなります。

5.スタッフが「提案」しやすいように、結論から先に伝える

番組スタッフは、自分たちが見つけてきた情報をもとに企画を提案する「企画出し」を行います。最終的に取り上げるかどうかを判断するのは、プロデューサーなどの決定権を持つ人間です。

基本的にはスタッフが上司に「推薦」することで取り上げるテーマが決まっていくため、スタッフ自身も、局内で取材対象の魅力をわかりやすく伝えなければなりません。

そういった番組スタッフのプレゼンを後押しできるように、プレスリリースの情報を工夫することがポイントとなります。

番組スタッフになったつもりで、上司に「こういうネタがあるんです!」「こんなところが面白いんです!」と提案する想定で考えてみましょう。就活の面接のように、キャッチーな結論から先に挙げ、それを補強する材料を付け足していくと、組み立てやすくなります。

6.番組にとって役に立つ「的確なネタ出し」を志向する

テレビ番組にはそれぞれ、ターゲットとする視聴者やテーマが存在します。テレビ番組向けに広報PR活動を行う際は、漠然と「番組で取り上げられたい」と考えるのではなく、「どの番組に取り上げてほしいか」「どんな視聴者に向けて届けたいか」を具体的に考え、番組やターゲットに合わせて的確に「ネタ出し」をすることが重要です。

テレビ番組に対しての発信は、こちらから番組のコンセプトに沿った情報を提供する代わりに取材をしてもらうという「情報の物々交換」のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。

自社の思いを一方的に伝えるのではなく、番組側のニーズをしっかりくみ取り、番組のトピックとして役立つ情報を届けることが、双方にとってメリットにつながります。「一緒に番組を作る」気持ちで、メディア視点の情報提供やアプローチを心がけましょう。

7.スタッフへの過剰な個人アプローチはNG

テレビの制作現場は人の入れ替わりが激しく、同じスタッフが長期間同じ番組を担当することは稀です。すでに関係性が築けているスタッフとコミュニケーションするなかでの情報提供は有効ですが、頻繁にメッセージをやりとりするほどではないスタッフ個人への過剰なアプローチは禁物。

また、アピールしたいことをひたすら一方的に伝えていては、対等な関係とはいえません。自社の意図を100%活かした露出をしたいのならば、メディアのパブリシティを狙う広報PR活動ではなく、広告の出稿も検討したほうがよいでしょう。

テレビ露出の確率を最大化するには、番組にとって役に立つネタ出しが重要

テレビ向けの広報PR活動は、「番組側のニーズに合う情報を提供することによって、露出をさせてもらう」等価交換といってもよいでしょう。露出の確率を高めるためには、双方にとってメリットのある状況を作り出すことがなによりも重要です。

テレビ局へのメディアプロモートにおいては、まず明確なターゲットを想定し、ターゲットのニーズに「ハマる」形に情報をカスタマイズしながら、それぞれの番組にとって役に立つネタ出しにつながる発信を心がけましょう。

広報PR活動の形はさまざまですが、メディア向け、特にテレビ向けにおいては、営業活動にも似たスキルが求められます。日ごろからテレビ番組をチェックして、テレビ局や番組のニーズをつかみながら、「一緒に番組を作るとしたら……」といった視点で、アプローチ方法や内容を検討することで、より取り上げられる確率を高められるのではないでしょうか。

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

テレビ取材・露出を獲得する広報PR活動に関するQ&A

PR TIMESのご利用を希望される方は、以下より企業登録申請をお願いいたします。登録申請方法料金プランをあわせてご確認ください。

PR TIMESの企業登録申請をするPR TIMESをご利用希望の方はこちら企業登録申請をする

この記事のライター

天谷窓大

天谷窓大

エンタメ・広告・PRを得意分野とするライター。構成作家・イベントディレクターとしても活動しており、大規模フードフェスやライブイベントなど、大規模イベントの企画運営するほか、広報全般を担当。「取材する側」と「取材される側」両方の立場を長らく経験してきました。自ら当事者側として蓄積してきた知見を活かし、広報担当者のみなさんのお役に立ちたいと考えています。

このライターの記事一覧へ