赤ちゃんのお風呂、ママが一番大変なのは、洗うことより待たせること。赤ちゃんとのお風呂が楽になるベビーバス「LaccoHug（ラッコハグ）」ができるまで

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#赤ちゃん #育児 #ママ

2020年7月17日 17時13分ピープル株式会社

赤ちゃんがお風呂で安心して待っていられるベビーバス「LaccoHug」

ピープル株式会社から新しく発売されたベビーバス「LaccoHug（ラッコハグ）」は、従来の洗いやすさ重視のベビーバスと違い、赤ちゃんをお風呂で安心して待たせられることに着目して開発されました。

この新しいコンセプトのベビーバスが作られた経緯を語らせてください。

赤ちゃんのお風呂、ママが困っているのはどうして？を突き詰める

赤ちゃんの育児の中で、大変なことは何ですか？とママ達に問いかけると、真っ先に出てくるのがお風呂問題。

毎日お風呂に入れてあげることはとっても大切なことですが、自分の身を1人で守れない赤ちゃんを溺れる可能性のあるお風呂に入れるのは、ママ達にとってとても気を遣う育児のひとつです。

従来のベビーバスでは、そんなママ達を助けるために、赤ちゃんを洗いやすい物が主流でしたが、それでもママ達のお風呂ストレスは解決されていませんでした。

なぜ洗いやすいものはあっても赤ちゃんのお風呂は楽にならないのか？疑問に思い、お風呂シーンのどの瞬間がママにとって大変なのか、詳しくインタビューしてみました。

すると意外なことに、ママが一番大変だと思っている瞬間は、「赤ちゃんを洗う時」ではなく、「ママ自身を洗うために赤ちゃんに待ってもらっている時」でした。

赤ちゃんとのお風呂タイムでママ自身を洗う時、赤ちゃんには安全な所にいてほしいのが本音ですが、浴室の外に避難させると赤ちゃんはママと離れたことで大泣きしてしまいます。だからといって抱っこしながらママ自身を洗うのは難しいし、浴室に寝かせておくと寒そうだし、何かにぶつかって怪我をしてしまうのではないかとヒヤヒヤ。その瞬間こそがママにとって一番ストレスを感じる時間だったのです。

そこから、ママ達の最大のお風呂ストレスを取り除くべく、「赤ちゃんがお風呂で安心してごきげんに待っていられるベビーバス」の開発がスタートしました。

モニター調査を重ね、「安心して待てる」にこだわり抜いた設計

お風呂デビューする頃の赤ちゃんはまだ首もすわっていません。首すわり前の赤ちゃんは抱っこするのもこわごわなくらいで、そんなふにゃふにゃな赤ちゃんに安心して待ってもらえる形状を追求するには長い道のりが必要でした。

最初の形づくりは、手作りで布や段ボールを駆使することから始まりました。

やっと形ができた！ところで、本番に近い素材での試作へ。

赤ちゃんがリラックスして待てるよう柔らかい素材で、優しく包み込んであげることで安定感を持たせようと考えビニール製を選択。

しかし、最初に作った試作でモニターテストしたところ、赤ちゃんがふにゃふにゃなあまりに下にずり落ちてしまいました。次の試作ではずり落ちないよう角度を緩め、赤ちゃんを寝かせるようにしたところ、頭側に重心がある赤ちゃんが反り返ってしまいます。試作を修正するごとに違った問題が起き、それを何度も何度も修正することになりました。

背もたれの角度がたった5度違うだけで、赤ちゃんの安定感は全く違いました。さらに赤ちゃん自身の体格のばらつきも大きく、不安定になりがちな小さめの赤ちゃんを探してはモニターをお願いしました。

そして2年以上の開発期間を経て、この形にたどり着きました。

少しでもママがお風呂タイムを楽しめるように、そして本物のラッコのママが子を抱っこしながら泳ぐようにママに赤ちゃんを優しくお風呂に入れてほしい、という願いを込めて、ラッコをモチーフにしたデザインにしました。

開発担当の私もLaccoHugの愛用者になりました