2000年に誕生したエイジングケア※2ブランド『ＤＥＷ（デュウ）』。ブランド誕生当初からとろみのあるテクスチャーが特長の化粧水をラインナップし、肌触りや使い心地のよさにこだわってきた『ＤＥＷ』が、ブランドメッセージとヒアルロン酸研究を進化させ、2020年12月に新たな提案を始めます。

これまで以上にブランドメッセージを強固に伝え、お客様との距離を縮めたいという想いから、ブランドの存在意義の再定義、独自の強みの明確化に至った経緯やブランドを象徴する新アイテム誕生の秘話、カネボウ化粧品初の新開発成分「ヒアロキャビア※3（保湿）」について、商品開発担当の本吉麻衣子からご紹介します。

※１　感触や香り等を楽しみ、スキンケアに夢中になること。　

※２　年齢に応じたうるおい・ハリのお手入れのこと。

※３　ヒアルロン酸Naなどをキャビア状カプセルに閉じ込めた保湿成分

（ヒアルロン酸Na、カンテン、カラギーナン、シリカ、マイカ、酸化鉄、酸化チタン）

『ＤＥＷ』からの新提案。使う人を虜にする“Skincare holic※1”って？

今回、『ＤＥＷ』の新提案をするにあたり、改めて『ＤＥＷ』の強みは何なのか？を愛用してくださる方や、ブランド創設者へ当時の想いを聞くなどのヒアリングを実施しました。

ご愛用者へのヒアリングでは手ごたえのある使用感はもちろん、「使い心地がなんとも言えず好き」「肌にのせる時間が気持ちいい」「自分の好きなものを自分に与える喜びを感じる」などの嬉しいお声をいただきました。そのお声から、『ＤＥＷ』がブランドデビューの時から提供していたとろみのあるテクスチャーが“クセになる使い心地”と評価され、ＤＥＷをご愛用いただけるポイントになっていることに改めて気がつきました。

手応えのある使用感と、クセになる気持ちよさが『ＤＥＷ』の資産であり最大の強みであると再認識、再定義した私たちは、この強みを伝える新たなコンセプト“Skincare　holic※1”をブランドの中心に据え、“Skincare holic※1”を体感いただける、使う人が虜になるような商品を目指して開発をスタートさせました。

開発にあたり着目したのが、働き方改革でした。働き方の多様化により仕事時間だけでなく家で一人過ごす自分のための時間を貪欲に楽しみたい、一人時間をより充実させたいと考える方が増えるのではないか、と考えたのです。しかし、ある調査によれば、自分時間の充実のためにゆっくりお風呂に入ったり、自宅で映画を観たりする時間は増えていますが、スキンケアはお部屋のお掃除と同じくらいしか時間をかけられておらず、スキンケアはまだ「自分時間」に入り込めていないのが現状でした。

スキンケアの時間を通して自分と向き合い、自分をいたわりながらお手入れすることで充足感を得られるという感性的な効果があると私たちは考えています。

『ＤＥＷ』では敢えて“時間をかけたくなる、時間を忘れて没頭するスキンケア”を提供するブランドであることを発信し、“スキンケア＝義務”だけではないという選択肢を広げ、多様性の一つの提案となればと思っています。

“Skincare holic※1”第一弾のアイテムは見た目にも “クセ”になる美滴導入美容液

“Skincare holic※1”の第一弾として、ブランドを体現するような新・美滴導入美容液「ＤＥＷ　キャビアドットブースター」が登場。これまでのクセになる感触＆使い続けたくなるような使用感はそのままに、視覚からも魅力を感じられ、うるおいに満ちたハリ密肌へ導く導入美容液です。

「ＤＥＷ　キャビアドットブースター」の最大の特長は、新開発成分「ヒアロキャビア※3（保湿）」。

これまでもヒアルロン酸Na（保湿）配合のＤＥＷのアイテムは数多く登場していましたが、研究を進める中でミクロな視点で観察すると、ヒアルロン酸Na自体はキメとキメの間の溝（皮溝）に溜まりがちで、皮膚の隆起した部分（皮丘）にはほとんど残っていないことがわかりました。

「もし皮丘にもヒアルロン酸Naを留まらせることができれば、肌全面をよりヒアルロン酸Naでくまなく覆うことができ、後から使う化粧水がなじみやすいうるおった肌に導けるのでは」という視点で研究をスタート。試行錯誤の末、ヒアルロン酸Naなどをキャビア状カプセルに閉じ込めたヒアロキャビア※3（保湿）を開発。このヒアロキャビア※3（保湿）を配合した導入美容液によって、ヒアルロン酸Na（保湿）で肌全面をくまなく覆うことができるようになりました。

「ＤＥＷ　キャビアドットブースター」の開発にあたり、自分時間を充実させ、虜にするようなスキンケア体験をご提供することも重要なミッションでした。そのため、使い心地や見た目にもとことんこだわりました。ここにもヒアロキャビア※3（保湿）が大事な働きをしています。ヒアルロン酸Naなどの保湿成分をキャビア状カプセルに閉じ込めることで、目に見えないスキンケアの成分を視覚的に感じていただくことができるようになりました。美容液を見ただけでスキンケアをする“ワクワク感”を感じていただけるよう、キラキラ感のあるピンク色にもこだわり、さらにこのきれいなキャビア状カプセルが美容液の中に常に沈まずに存在することで、水玉模様のような見た目の美容液を作ることができました。　肌全面をヒアルロン酸Na（保湿）でくまなく覆うことができ、導入液としての心地よいみずみずしさが両立している、これはヒアロキャビア※3（保湿）がなければ実現できないものでした。

開発過程で苦労したことは数え切れないほど・・・

ヒアルロン酸Na（保湿）をキャビア状カプセルに閉じ込めることで皮丘にもしっかり乗せることができたのは良かったのですが、「ＤＥＷ キャビアドットブースター」誕生までには、クリアすべき難問が多数あり、100以上の試作を繰り返しました。苦労したポイントは本当に数え切れないほどあります。

今回、容器はポンプを選択しました。ヒアロキャビア※3（保湿）を直接手にとりつぶしてなじませながら使うという方法もありますが、それでは指の間から小さなカプセルがすり抜けて上手くつぶれず、ヒアルロン酸Na（保湿）をくまなく肌表面に行き渡らせることができない可能性があります。ポンプでつぶれて出てくることで、細かく崩れて、軽い力で肌全体に均一に広げることができると考えたのです。

そのため、使う時にはポンプでつぶれる、けれども使い続けてもポンプに詰まらない、その上製造工程で壊れることなくキャビア状カプセルの状態をキープできる硬さ、サイズを模索しました。

容器の中で透明な美容液の中にピンクの粒が分散して浮遊していますが、これは見た目の良さだけではなく、使うたびに同等量のヒアロキャビア※3（保湿）が出てくるようにするためでもあります。容器の形は球状で、レンズ効果でヒアロキャビア※3（保湿）の粒をきれいに見せることにもこだわりました。

「ＤＥＷ　キャビアドットブースター」誕生までは本当に苦労しましたが、すべてのステップが“Skincare holic※1”を象徴するアイテムを作り出すために必要だったと思っています。

充実した日々につながるような、夢中になれるスキンケア体験“Skincare holic※1”を

感性を刺激するスキンケア体験を通じて、自分時間を心地よく過ごし、心も体も充足した生活をつくりあげていただきたい、との想いのもと、つい時間を忘れて没頭してしまうようなホリックなスキンケアをご体験いただけるように、「ＤＥＷ　キャビアドットブースター」は使用感、香り、見た目、効果、そのすべてを追求しました。

肌に触れるとジェル状の美容液がパシャっとくずれて徐々に水状に変化していき、するするとのび広がる心地よさを実感。角層に浸透した後はもちもちとしてハリを感じます。最後にはさらさらとした肌感に変化し、後に使う化粧水がすーっとムラなく広がるような触り心地に。変化を楽しんでもらえるようなテクスチャーに仕上げています。

そして、香りも嗅覚で楽しんでいただくための大切なポイントです。使い始めはオレンジやレモンなどのさわやかなトップノートが香り、スズランを基調としたやさしいグリーンフローラルにみずみずしいウォータリーノートをアクセントに加えた軽やかなミドルノートに変化し、最後はほんのりとムスクが香ります。キャビアドットブースターをお使いいただく時間のなかで、心地よい香りの変化も感じていただけるはずです。

『ＤＥＷ』では、スキンケアを義務ではなく楽しめる自分のための時間としていただきたい、外に向かっている感覚をホリックなスキンケア時間で自分に戻し、自分と向き合い、自分に気付く時間にしていただきたい・・・。

みなさんの生活のそばに『ＤＥＷ』が寄り添えたら幸いです。

研究・開発チームの強いこだわりと情熱から完成した「ＤＥＷ　キャビアドットブースター」。

『ＤＥＷ』では、これからもハリ密肌へと導くためのハリケアアイテムをラインナップ。ブランドを象徴するようなアイテムが続々登場する予定です。「自分時間」を丁寧に生きる方々の期待に添えるよう邁進していきます。

これまで『DEW』を愛用してくださっている方にも、これまで『DEW』に触れたことがない方にも、ぜひ『DEW』の新しい世界観に入り込んでもらえたら嬉しいです。

カネボウ化粧品 DEW 商品開発

本吉麻衣子