レバンガ北海道 多嶋朝飛選手が積み上げるプロスポーツ選手としての価値<後編>~プロ選手だから”今”できること~

#バスケットボール  #プロスポーツ  #社会貢献

2020年6月27日 10時05分 株式会社レバンガ北海道

B.LEAGUEに所属するプロバスケットボールチームレバンガ北海道に来シーズンで在籍8年目(プロ10年目)となる多嶋朝飛選手は、出身地である北海道でプロスポーツ選手としてできることと向き合ってきた。多嶋選手が考えるプロ選手の”価値”とは...。これまでに自らの意思で取り組んできた活動を振り返りながら、その真意に迫った。




◆レバンガへの移籍とBリーグ開幕が僕のプロ意識を変えた。


多嶋朝飛選手(以下、多嶋):僕の中でプロとしての見られ方が大きく変わった出来事は2つあります。1つは北海道に移籍してきたこと。北海道は取り上げてくださるメディアが多いこともあり、道産子プレーヤーが入ってきたことで新聞やテレビで特集していただくことが増えました。そして、Bリーグ創設のタイミングで3年間キャプテンをしていたこともあり取材量も増えてきました。その中で「プロとして自分はどういう風にいなければいけないのか」とすごく考えるようになったのです。2つ目は、Bリーグが創設されてプロチームやプロ選手の注目度も上がったことで、「自分はこういう人です」という自己プロデュースのようなことを考えるようになりました。


その中でクラブが創り上げた多嶋朝飛もあって、それに対して応えられる自分とそうでない自分もありましたけど、プロでいる間にその価値をどう高めるか、必要とされている価値をどう見出していくかはとても考えてきました。もちろん、オンコートでの結果を出すことが前提で、その上でオフコートでの価値も見出すことができれば、それがプロ選手としての価値になるというのが僕の考えです。


試合前のメディア公開練習日で囲み取材を受ける多嶋選手



◆クラブとファンがいて、今の僕があると思っている。


多嶋:今改めて思うことは、北海道に長い間いなくて、ファンも少なくて注目度が低ければ、おそらく僕にオンラインサロンの話がくることはなかったと思っています。北海道はメディアが多い地域なのでプロ選手として非常に有難い環境ですし、クラブがあってファンがいて創り上げてこれたことなので感謝しています。


その上で実際にオンラインサロンに携われている自分自身の理由を挙げるとするならば、自分で考えて勉強をしながら取り組むことができているからだと思っています。自分が主体的に考えて進めていくことは、そこに対する熱の入れ方も異なってきますので、非常に大事な点だと思っています。

もともとこういったことを考えることは嫌いではなかったですし、クラブからの提案に対して自分自身の考えを持ちながら進められる部分もあったと思いますし、実際にプレッシャーに感じることにも向き合って考えながら進められていることも理由の一つです。



◆「プロであるうちにそうしたい」という自分の信念のようなものがある。


多嶋:これまで取り組んできたオフコートでの活動(社会貢献活動)に関しても、クラブに属しているだけで自分が意識しないでも貢献できている部分はあるんでしょうけど、あくまで「何かやりたい」と自分発信でクラブに協力をしていただきながらやってきたものです。


その活動には僕なりの意味がちゃんとあって、十勝の台風10号復旧支援でも「自分の地元に対して何かしたい」という想いからクラブに協力していただいてやったことでした。ASAHI8プロジェクトに関しても、2019-20シーズンはオフコートキャプテンをすることになりBリーグの新人研修を受ける中で、NBAでは社会貢献活動が盛んに行われていることを知りました。それで自分もプロであるうちに何かしたいと思ったのがきっかけです。


その活動をすることが良いとか偉いとかを思っているわけではなく、「プロであるうちにそういった活動をしたい」「プロだからこうしたい」といった自分の信念のようなものが理由です。


2019-20シーズンに行った「ASAHI8プロジェクト」での募金活動の様子



◆当該事業を共に進めてきたクラブ代表の横田はこう語る


代表取締役CEO 横田陽(以下、横田):多嶋選手と進めてきた事業の全てはクラブからの一方的な依頼ではなく、あくまでも本人の主体性から生まれたものです。プロバスケットボール選手として必要な要素であることを理解しているからこそ、活動自体が目的になるのではなく、手段として実行できるのだと感じています。


したがって彼は、活動に参加いただいた方々一人ひとりに対してしっかりと目を見て感謝の気持ちを伝えられる。簡単なようで難しい、こういった行動を自然にできるということは、これまでの積み重ねとこの活動への本質的な理解をしているからこそ実践できているのだと思います。



◆応援してくれる人が増える。プロとしての価値も必ず上がる。これからの人生にも活きる。


多嶋:オフコートでの活動じたいがオンコートでの結果に直接結びつくということはありませんが、活動をきっかけにプロとしての多嶋朝飛を知っていただける機会が増えて、応援していただける人が増える。ここには確実に繋がっていると感じていますし、プロとしての価値を必ず上げてくれるものだと思っています。


プロ選手でなかったら届かない先や、プロ選手だからこその影響力など、プロであるうちにやることの意味があります。それに、経験できる環境があるのにしないことは自分にとっては何もしていないのと同じですし、経験するからこそ新しく見えてくるものもあります。今まで経験してきたことや今やっていることは、これからの人生に活きてくるはずですし、これから先の未来も積み重ねたものから生まれてくると思っています。




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~「十勝の台風10号復旧支援」に関するニュース~

▼多嶋朝飛選手 十勝台風10号復旧支援オークションのお知らせ

https://www.levanga.com/news/30170/

▼多嶋朝飛選手 十勝台風10号復旧支援オークション寄付金のご報告

https://www.levanga.com/news/32049/


~「ASAHI8プロジェクト」に関するニュース~

▼レバンガ北海道#8多嶋朝飛選手「ASAHI8プロジェクト」会見

https://www.levanga.com/news/detail/id=13284

▼ASAHI8プロジェクト活動報告

https://www.levanga.com/news/detail/id=13591