6,000人分のオフィスを1ヶ月で開設！オフィス家具・パソコン・コピー機 を一括レンタルできる「まるっとレンタルバスターズ」が好調の理由

「オフィス×リユース」という市場で新たな価値を創造するべく、2015年に創業した株式会社レンタルバスターズ。95～97％がリユースされることなく捨てられているオフィス家具市場において、不要物を“資源”と捉えて再使用することで、サーキュラーエコノミー（循環経済）の確立を目指しています。

コロナ禍において、企業はオフィス勤務とテレワークを使い分けるなど、より柔軟に業務内容やオフィスのあり方を見直す必要に迫られています。その結果、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）事業が活発化、それに伴うオフィスやコールセンターの需要が急増しています。

そんな背景を踏まえ、2022年3月、BPO事業に強いオフィス家具・パソコン・コピー機 のレンタル事業「まるっとレンタルバスターズ」を発売開始しました。6,000人分のオフィスを約1ヶ月で完成させるなど、豊富な在庫、迅速な物流網が最大の強みです。これを実現できる理由や新サービスの狙いを常務取締役の佐川一平が語ります。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000028964.html

迅速、柔軟、高品質「まるっとレンタルバスターズ」の強み

コロナ禍のオフィス需要を汲んで誕生した「まるっとレンタルバスターズ」は、あらゆる要望に対応できる柔軟なオフィス家具・パソコン・コピー機のレンタルサービスです。

単純にオフィス家具をレンタルするだけでなく、オフィスサイズや目的に合わせたレイアウト・デザインの提案、什器・オフィス家具の搬入と設置、レンタル期間終了後の現状回復や廃棄物処分等のアフターフォローメンテナンスまで、オフィス開設にまつわる一連の工程をまるっと請け負います 。1ヶ月の短期からレンタル可能です。

中でも、コールセンターをはじめとしたアウトソーシングを展開するBPO事業向けのオフィス開設では、弊社の強みを最大限に発揮できます。デスク、チェア、コピー機、ロッカー、パソコンといったあらゆるオフィス家具を一括でレンタルでき、同品質・同種類のものが大量にそろいます。短納期にも対応できます。これらの条件をすべて満たせるレンタル事業者は、実はあまり多くありません。

BPO事業の場合、数百人〜1,000人規模のオフィスやコールセンターを急きょ用意しなければならないケースがあり、それは十分な在庫を持っていなければ実現できません。弊社では、常時2万点ほどの在庫を確保しており、しかもオフィス家具からパソコン・コピー機までまるっと揃えることが可能です。そのため、オフィスサイズや目的に合わせた柔軟なオフィス開設のお手伝いができます。

もう一つ、弊社の強みといえるのが、オフィス家具の品質の高さです。大量のオフィス家具を持っているという視点で考えると、建設現場の仮設事務所やイベント需要に強いゼネコンは類似サービスにあたります。ただし、ゼネコンには長時間作業に適したデスクやチェアは多くありません。

ゼネコンとの差別化ポイントとして、弊社は機能性が高い最新のオフィス家具をそろえています。例えば、チェアは販売価格が5〜8万円で、長時間座っていても疲れにくい仕様です。ロッカーは清潔感のある白さと鍵の保管が必要ないダイヤル錠が特徴の耐震ホワイトロッカー、パソコンも2,000台単位で揃いの機種で出すこともできますし、 コピー機は1分間に50〜60枚を印刷できるものを用意しています。これは、弊社が「良いものをシェアして企業を元気にする」を企業理念としているためです。

大規模からトライアルまで。多数のオフィス開設実績

「まるっとレンタルバスターズ」 は、2022年3月に発売開始したばかりの新サービスですが、サービス名を付けて発売する以前から、多くの引き合いをいただいています。レイアウトを工夫したデザイン性の高いオフィスから大規模なコールセンターまで、さまざまな事例があります。

例えば、ある企業さまからのご依頼では、1,000人を収容するオフィスの6拠点同時立ち上げを約1ヶ月で遂行しました。BPO事業向けのオフィス開設が目的で、人数分のデスク、チェア、電話機、パソコン、ロッカーに加え、コピー機や複数の打ち合わせブースも導入。

この規模感のオフィスを1ヶ月で開設するとなると、物流や設置にも相応の経験やテクニックが求められます。いくら速い作業であっても、ケガ人が出たり、設備を傷つけたりしては高品質のサービスとはいえません。

弊社は、安全面には人一倍気を配っており、定期的な安全パトロールや毎月の安全対策の見直しを徹底しています。その甲斐があり、合計6,000人分のオフィス開設をこのスピード感で安全に完遂できたのは、大きな自信となりました。

また、某公共団体さまからのご依頼では、デザイン性を重視したオフィス開設をサポートしました。目的はオフィス開設を検討するためのトライアルであり、集中ブースなど新しい区画のレイアウトや豊富な種類・カラーのチェアをご提案。

「働き方改革に挑戦したい」という意向を踏まえ、クライアントさまと議論しながら、商品選定を進めていきました。同品質のオフィス家具を大量に用意できるのが強みではありますが、同時に目的に応じた幅広いご提案も可能です 。

クライアントさまからは、「大量レンタルでも高品質でキレイ」「短納期でありながら仕上げが丁寧」といった点で評価をいただいています。

コロナ禍で変化した、オフィス家具レンタルの需要

2005年からオフィス家具のレンタル事業を提供している弊社が、コロナ禍の今、BPO事業に強い「まるっとレンタルバスターズ」を開始したのは、オフィスにおける需要の変化が如実に表れているためです。

弊社の場合、コロナ禍以前の2019年までは、システム開発プロジェクトのためのオフィス開設がメイン案件でした。新たにシステムを開発する部隊が、顧客の近くで作業するための新規オフィスです。

それが、コロナ禍の2020年以降、わかりやすく変化しました。システム開発プロジェクトのオフィス案件が減り、その代わりに、コールセンターや事務作業などBPO事業向けのオフィス案件が伸びてきたんです。体感的には、以前の5倍ほどの勢いで依頼があります。

実は、弊社もコロナ禍で請求関連の作業をアウトソーシングし、本業に専念できる体制を整えました。コロナ禍以前から働き方改革の一環でこういった動きが各社に見られていましたが、今後はより一層アウトソーシングが活発化するだろうと考えました。

そして、もう一つの変化が、環境問題にも配慮した柔軟性の高いオフィス需要です。一般社団法人シェアリングエコノミー協会によれば、2020年度の日本におけるシェアリングエコノミーの市場規模は、過去最高の2兆1,004億円にのぼりました。2030年度には14兆円を超えると見込まれています。

実際、テレワークが浸透し、オフィスに可変性が求められている現代では、新製品を購入するよりレンタルを利用するほうが、あるゆる面でメリットが多いんです。規模や時期にもよりますが、初期コストは購入時の3％程度で済みますし、需要に応じたレイアウト変更も容易です。

使い終えても製品を廃棄する必要がなく、レンタル品として繰り返し利用するため、環境負荷も抑えられます。先日、オフィス家具の展示会「オルガテック東京2022 」にこの「まるっとレンタルバスターズ」を出展したのですが、同イベントの最大のテーマが、まさに「サステナビリティ 」でした。オフィス家具においても、今やサステナビリティは欠かせない概念となっています。

修理を施して何度も利用するだけでなく、型落ち製品になったら、グループ会社のオフィスバスターズで中古品として販売もしています。さらに、国内で売れないものはフィリピンで販売します。このようにサーキュラーエコノミーの一端を担っていることも、弊社の価値であり、現代において求められる理由であると考えています。

「オルガテック東京 2022」の出店者の中で、「まるっとレンタルバスターズ」は異色ではありましたが、「レンタルでここまでできる」という点に反響がありました。認知向上のみならず、実際の受注にもつながった展示会でした。

7月に千葉・流山の新倉庫が稼働！需要10倍を目指す

あらゆるものがシェアされる現代において、オフィス家具においても、「所有から利用へ」という流れがより加速するだろうと弊社では予測しています。

とはいえ、ゼネコン企業が請け負っている建設現場の仮設事務所やイベント会場の需要と比較すると、オフィス家具レンタルの規模は、現状10分の1ほどしかありません。今後の数年間で、この規模をゼネコン企業の需要と同じぐらいまで持っていくのが、ひとまずの目標ですね。

今後の事業戦略として、在庫を豊富に持つだけでなく、在庫の回転率を上げる倉庫設計 にも注力しています。まもなく7月4日からオープンする千葉県流山市の新たな倉庫には、物流に新たな価値を吹き込むべく、いたるところに工夫を取り入れました。

棚に置かれた在庫の取り出しを容易にする自動の移動ラック、倉庫在庫や1,500坪の倉庫の状況をひと目で確認できるライブカメラ、倉庫で働く人とスムーズにコミュニケーションが取れるモニターなどが、その一例です。これらがうまく稼働したら、追加で自動のフォークリフトやAIによる画像解析なども取り入れ、ますますの効率アップを目指します。

「人が集まる倉庫」も大事なキーワードと考えており、開放感のあるカフェテリアや館内の従業員が使える託児所なども開設します。

流山市は東京から車で1時間ほどと移動も短距離で済みますし、この新倉庫が軌道に乗れば、数千人規模のオフィス開設も軽々とこなせるようになります。この体制構築により、クライアントさんの期待に応えやすくなるのはもちろん、従業員が楽しく働くことにもつながるはずです。