Oh!Babyの愛称で親しまれる温泉水（※1）コスメ『ボディスムーザー N』の誕生秘話！

開発秘話

2024年1月31日 11時00分株式会社ハウスオブローゼ

株式会社ハウスオブローゼは、スキンケアからボディケア、ヘアケア、そしてギフトまで、植物由来成分配合の豊富な商品を取り揃え、素肌みがきの専門店として、「自分らしい美しさ」を育むお手伝いをし、生活にうるおいと楽しさを提供しています。

数ある商品の中で、長年にわたり、ハウスオブローゼ売上1位（※2）の『ボディスムーザー N』について、商品企画の酒井美季、研究開発の重信美怜が開発秘話やこだわりについて語ります。

2010年に現在の『ボディスムーザー N』に

当時、20～30代の層にとってハウスオブローゼは自分たちのブランドではないと思われているという課題があり、20代からやっておくべきケアはここにあります！という情報発信のひとつとして、人気の高かった角質ケアのボディスムーザーをフックに、より一層の認知拡大を図るためリニューアルすることになりました。

温泉水にたどり着くまで。理想のつるすべ肌を実現するまでの道のり

ボディスムーザーは、1988年の発売当初から幅広い年代の方にご愛用いただき、ベストコスメ殿堂入りなども果たしていた人気商品でしたから、さらにどうパワーアップさせるかが大きな課題でした。

普段からお客様と接している店舗スタッフにアンケート調査を行ったところ、「今の使用感、成分などで十分なので中身を変えてほしくない」「安全性や品質の良さをよりアピールしたい」「成分にこだわり、差別化すると良いと思う」など、リニューアルに対して賛否両論のコメントが多数出ました。

慎重に検討した結果、心地よいテクスチャーはそのままに、さらにつるつる・すべすべ感を上げるスクラブを追求しようと方向性を定めました。議論を重ね、理想のつるすべ感って何だろうという所から、温泉に入った後に感じられる、すべるようなつるつる美肌を思い描きました。そこで着目したのが温泉水です。

もともとボディスムーザーのスクラブは“アルカリ単純温泉水”にも含まれる成分で出来ているため、温泉水とも相性が良く、使用感や美容効果にも良い効果を発揮してくれるのではないかと考えました。そこから肌に優しい日本各地の温泉地を探り歩き、最も適していたのが由布院の温泉水でした。

1,000m級の山々で囲まれたミネラル豊富な名泉として知られ、地元では飲料水として飲んでいるほど温泉水を贅沢にとり入れています。実際に勢いよく湧き出る熱い源泉を汲みに行った時の事は忘れられません。こうしてまるで温泉に入ったように、お肌にも優しい使い心地で、使うとすぐにつるつるすべすべ肌を体感できるハウスオブローゼ独自製法のボディスクラブが出来上がりました。

パッケージデザインのこだわり「Oh!Babyピンク」

もともとやさしいベビーピンクに天使のイラストがあるデザインで認知されていましたので、どの程度まで一新させるのか、かなり議論を重ねました。

楚々とした白パッケージ案や、天使のイラストを引き継いでアレンジした案など、たくさんの候補の中から最終的に選んだのが、思い切った発色のピンク容器にOh!Babyの新ロゴが強調された、シンプルな中にもキュートなポップさがある現在のデザインです。ロゴと一緒にあしらったクルクルモチーフは、マッサージをするときの動きを遊び心で表現してみました。

ちなみにこの発色の良い特有のピンクは社内で「Oh!Babyピンク」の通称で呼ばれています。色として再現するのがとても難しいピンクで、立体にしたり、制作物に携わるメンバーをよく悩ませます。

おかげさまで発売してからの反響は予想以上に良く、電車広告なども行いさらに認知を広げたことで新たなファンも増やす事ができ、今ではボディスクラブと言えば「ピンクのOh!Baby ボディスムーザー」としてよく知られるロングセラー商品となりました。