金融とエンタメを融合させる「coinbook」の事業展開

私たちcoinbookは「暗号資産（仮想通貨）とアイドル」をメインに事業展開をしています。

一見すると全くかかわりのないキーワードに感じますが、

この記事では、金融とエンタメをどう融合させて事業を行っているのか？そのあたりをご紹介できればと思っています。

coinbookは2021年4月に暗号資産交換業登録をし、現在はお客様が暗号資産（仮想通貨）を売買する「取引所」の運営を行っています。暗号資産交換業者は金融庁・財務局が監督する「金融業者」という位置付けになります。

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【暗号資産交換業者って何？】

金融庁に登録が認められた、暗号資産を取り扱う業者のこと

暗号資産の売買、売買の媒介、保管などをしています

交換業者での暗号資産の売買方法は２種類あり、「取引所」では顧客同士が売買できる場所を提供、「販売所」では顧客が交換業者から直接売買する仕組みになっています

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始まりはアイドルグループのデジタルアイテムNFTの販売

その登録の半年前の2020年10月、私たちは名古屋栄を中心に活動するSKE48様のデジタルアイテム「NFTトレカ」の販売を行いました。私たちが会社として一般のお客様から「売上」をあげた最初の事業はNFTの販売でした。

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【NFTって何？】

Non-Fungible Tokenの略

一つ一つがユニーク（≒唯一無二の一点物）のデジタルデータ

コピーや改ざんが難しく、ゲームやアートの分野でも利用されています

クリエイターの手を離れた後も、その作品が顧客同士で売買される度にクリエイターへ収益が入る設定をすることも可能

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当時の日本でのNFTの知名度はまだまだ低く、一部の暗号資産（仮想通貨）愛好家が購入するにとどまっていました。

私たちはそんな中、日本で初めてアイドルを活用し1セット5枚1,100円のデジタルコンテンツ（「NFTトレカ」というサービス名で呼んでいました）を広く一般に向けて販売しました。

販売にあたっては70を超えるWebメディアで取り上げられ、１分未満で完売する商品も出るなど注目を集めました。

一方でまだまだNFT黎明期でもあったため様々な苦労もありました。

なかでも大きな問題はガス代と処理スピードでした。

ガス代とはブロックチェーン上で取引（NFTの作成・移転なども含まれます）を行う際に支払う手数料なのですが、固定料金ではなく、ネットワークの混雑状況などによって変動します。NFTトレカはイーサリアムのネットワークを使っていたのですが、悪いことにDeFiと呼ばれる金融プラットフォームが盛り上がっていた時期と重なり、１つのNFTトレカを作る（「ミントする」といいます）のに500円～1000円もかかる状況になっていました。1枚200円で販売する商品の原価がそれ以上ということで、売れても赤字という最悪な状況でしたが、すでに販売のリリースは済んでおり止めるという選択肢は残されていませんでした。

また、NFTをミントするには、ブロックチェーン上に記録が必要なのですが、長いものでは１アイテムを作成するのに１時間以上かかるものもありました。

私たちは、ライブ終了後すぐにNFTを販売する計画でしたが、販売価格を原価が上回る状況に加えて、NFTの作成時間が想定を大きく上回り、当初の計画を変更せざるを得ない状況となりました。

収益的には満足いかない部分もありましたが、日本のNFT草創期に社員一丸となって苦労しながらNFTを販売できたことは、現在の事業展開においても、私たちにとって大きな力となっています。

なお、現在ではイーサリアムを使っていた「NFTトレカ」はサービスを終了しており、Solanaネットワークを使った「NFTex.Solana」というプラットフォームでNFTの販売を行っています。

日本で4例目のIEOで取り扱い始めた暗号資産「NIDT」

現在私たちは暗号資産交換業者としていくつかの暗号資産を取り扱っています。

そのうちの一つNippon Idol Token（NIDT）は日本で4例目のIEOで取り扱いを始めた暗号資産です

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【IEOって何？】

Initial Exchange Offeringの略

企業などがプロジェクトを始める際に暗号資産を使って資金調達をする仕組みで、暗号資産の発行主体（発行体）は、暗号資産交換業者に販売を委託し広く一般の投資家に暗号資産を販売します

販売に際しては、プロジェクトの構想や調達しようとしている金額に問題がないか他、事業面や暗号資産の詳細、発行体の体制などを多面的に暗号資産交換業者が審査をします

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このプロジェクトではNIDTのIEOで集めた資金によりアイドルのオーディションが行われ、そこから誕生したグループ「WHITE SCORPION」が2023年12月7日にデビューしました。

現在はリアルの展開が中心ですが、将来的には海外や仮想空間での活動なども計画されているとのことです。

私たちは暗号資産の発行主体や運営サイドと連携し、時にはイベントの協賛もしながら、このプロジェクトを盛り上げるため、オーディション中やデビューしてからもイベントなどでNFTの配布をしてきました。ファンの方々はNFT自体初めて体験する方も多いようでしたが、まだまだ身近なものとするにはハードルが高い部分もあると感じましたが、新しい技術に関心を持たれる方も多く、たくさんの方々が受け取ってくださいました。

また先日、私たちがイベントで配ったNFTの保有種類などを条件としたプレゼント企画を開催し好評を得ました。はじめはよくわからないものでも、持っていると価値がでてくることや新しい体験ができることなどが実感できれば、より多くの皆さんに利用してもらえるのではないかと思っています。

私たちのNFT配布システムはログインすればだれでももらえるもの、シリアルコードを使い1回のみ使えるもの、位置情報を使って特定の場所でしか受け取れないものなどいくつかのパターンで配ることが可能です。イベントなどでのNFT活用をご検討されていらっしゃる方、興味がある方などは是非ご連絡くださればと思います。

NFTでアイドルとファンの今までと違う関係性を生み出せる可能性

アイドルのファン活動とブロックチェーンの技術はとても相性がいいと思っています。

NFTや暗号資産はその保有や取引がブロックチェーン上に記録がされています。

例えばグッズやファンクラブの会員証がNFTであれば、いつからそのアイドルのファンをやっているか、どれだけ持っているか、どのように応援してきたかといったことをオープンにすることも可能です。それはアイドル側からもファン側からも見ることが可能で、今までと違った形のアイドル⇔ファン、ファン⇔ファンの関係を生み出す可能性を秘めていると感じています。

暗号資産NIDTをポートフォリオの一つに加える選択肢

今回中心となってご紹介したNIDTのプロジェクトですが、暗号資産NIDTとしても非常に高い評価を受けています。当初1NIDT＝5円で販売したものが現在は36.5円（2024年4月9日終値）と7倍を超える価格となっており、2023年9月には最高値125.5円を付けたこともあります。プロジェクトの成否が価格を左右する部分もありますが、新しい資産カテゴリーである暗号資産をポートフォリオの一つに加えるのも面白いものかもしれません。

協業企業様とプロジェクトを盛り上げ、寄り添う暗号資産交換業者を目指して

私たちは暗号資産交換業者としてIEO業務を行っていますが、それは単に暗号資産の取り扱いを目指すものではありません。発行体の皆様と連携しながら、場合によっては私たちが協業する企業様と一緒にプロジェクトを盛り上げていく、より発行体の皆様にも近い暗号資産交換業者を目指しています。

暗号資産を発行したいという皆様、まだ構想段階でも是非私たちにご相談ください。

皆様に新しい関係、経済圏を。エンターテインメント業界の先進的な取り組みを推進

ここまでお読みくださりありがとうございました。

私たちはブロックチェーン市場に新しい風を吹かせるべく、エンターテインメント業界での先進的な取り組みをさらに広げていき、IPホルダー様、スポンサー様、利用者の皆様の新しい関係・経済圏を作り上げられるよう、日々邁進してまいります。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

【株式会社 coinbook 会社概要】

 ◇会 社 名  ： 株式会社 coinbook（コインブック）

 ◇事業概要 ： 暗号資産交換業、NFT の販売及びコンサルティング事業

   暗号資産交換業 関東財務局長 第00026 号

 ◇加入協会 ： 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

 ◇Ｕ Ｒ Ｌ  ： https://coinbook.co.jp/

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■暗号資産ご利用の際の注意

• 暗号資産は、日本円又はドル、ユーロなど特定の国がその価値を保証している法定通貨ではありません。
• 暗号資産取引は、価格変動その他の理由により損失が生じることがあります。暗号資産取引を開始される前に「契約締結前交付書面」等をお読みになり、暗号資産取引におけるリスクについて十分に理解しご納得なされた上でお客様のご責任とご判断で暗号資産取引を行ってください。
• 暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済のために使用することができます。
• 暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が必要です。当社は登録済みの暗号資産交換業者です。

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