財務や税務のプロフェッショナルコミュニティ「ProAttend Club」

株式会社audienceは、「ProAttend」というサービス名で、案件ごとにマッチした専門家でチームを組成して企業を支援する財務アドバイザリーサービスを展開しております。業務内容としては、財務デューデリジェンスやPMIなどのM&A領域を中心として、経営管理や経理業務支援、ベンチャーへの資金調達支援やIPO準備支援などを主に提供しております。

ProAttendのサービスモデル

そして、「ProAttend Club」とは、スキルや業務経験豊富なフリーランスとして活躍している公認会計士や税理士をはじめとした財務・税務アドバイザリー人材の能力を最大限に活かせるプロフェッショナルコミュニティです。

クライアントは大手の会計事務所に依頼するよりもお手頃な価格でハイスペックな人材による質の高いサービスを受けることができ、リピート利用も多くなっており、最近では、プロフェッショナルファームからも人員不足を補う人材バンクとして利用していただいております。

今回は、サービス発案者である代表の和田さんに、「ProAttend Club」のリリース経緯や想いについて話を聞きました。

株式会社audience代表取締役　和田壮司

自分の経験から導き出された課題が創業のきっかけだった

audienceを2012年に創業して12年目を迎えましたが、独立するまでは大手監査法人、大手アドバイザリーで勤務公認会計士として働いており、大手で働いていたからこそ感じたこの業界の大きな2つの課題があることに気づきました。

1つ目は、「クライアントの期待と専門家報酬のバランス」です。

大手はもちろんグローバルネットワークと品質の高いサービスを提供します。

一方で、家賃や人件費などの間接コストがかかるうえに、業務経験が浅い担当がつくことによって、必ずしもサービスと報酬が見合うとは限らないと感じることもありました。

2つ目は、「専門家の独立への不安」です。

独立するとこれまであった大手のブランドがなくなるため、独立すると案件を継続して獲得できるのか、独立してやっていけるのか、という不安があります。

また、独立すると請け負った仕事をしている期間は、新しい案件の発掘がなかなかできませんし、１人では請け負える専門領域や案件規模が限られます。

このような課題を解決するために、クライアントに対しては、リーズナブルな価格で品質の高いサービスを提供し、専門家にとっては、働きやすい環境や独立しやすい環境を提供できないかと思い、audienceを創業しました。

単なるコミュニティで終わらない。ProAttend Clubの目指すゴール

株式会社audience　代表取締役　和田壮司

われわれのサービスを通して、大きな組織に属していなくてもやりがいのある大きな仕事ができることを証明したい。

その結果、クライアントからの依頼も増え、優秀な人たちがどんどん登録してくれるという好循環を生み、そして登録しているメンバーの働く環境をよりよくしていくことを一丁目一番地に置き、『登録してよかった』『仕事をまた一緒にやりたい』と思ってもらえる充実したコミュニティを運営し、数多くの案件を開拓していきたいです。

ProAttend Clubに登録してもらい、自分で仕事を探す手間が省ける上に、ハイスペックのプロフェッショナル集団の一員として大きな案件にも携わっていただきたいと思っております。

そして最終的には、専門家にとって、ProAttend Clubに登録していることがステータスになり、誇りに思う存在でありたいと考えております。

そのためにも、品質の維持向上と組織の信用力を高めながら、社会から認められるプロフェッショナル集団を目指していきます。

働き方が変わっても個人が働きがいを感じられる環境作りが使命

創業当時は社会的にもこのビジネスモデル自体の理解があまり進んでおらず、当時は10名程度でしたが独立している専門家とともに案件ごとにチームを組んで対応をしておりました。

そして、audienceとしても実績を蓄積でき、そして社会的にも再委託のようなアウトソーシングも認知されはじめたこともあり、当社のサービスモデルを世の中に展開するために2022年にリブランディングし、正式に「ProAttend Club」を発足いたしました。

働き方や働く場所の考え方というのは、時代の流れとともに変わってきていると思っており、その受け皿としてサポートしていくのもProAttend Clubの使命の一つではないかと考えております。

ProAttend Clubの登録に当たっては、採用プロセスと同様、職務経歴を入力し、面談で専門分野と人柄やコミュニケーション能力の確認をしており、実務経験などを重視するため入会に必ずしも公認会計士や税理士の資格は不要です。

ProAttend Club登録者の属性

ProAttend Club入会の流れ

現在の登録者は71名でその多くがアドバイザリー経験年数10年以上のハイスペック人材ばかりです。

まずは登録者数100名を目標にし、公認会計士や税理士はもちろんですが、スキルや業務経験豊富な財務アドバイザリー人材の方がその能力を最大限に活かせる環境をこれからも提供していきたいと思っております。

登録者が働きやすさを感じてもらうために。単なる”場の提供”ではなく”コミュニティ”としてのあり方

ProAttend Club発足にあたり、2021年4月より企画をはじめました。

当初は弁護士や社労士など幅広い専門家コミュニティにできないかなど検討もしておりましたが、法律の兼ね合いや、自社で培ってきた今までの強みはなにか、そして目指すべき未来はなにかを改めて考え、「財務や税務のアドバイザリー人材」に特化したサービスをリリースすることに至りました。

骨子ができればすぐにでもリリースすることは可能でしたが、なぜ企画をはじめて1年以上経ってからのリリースになったのか。

それは、登録する専門家にとって働きやすい環境、独立しやすい環境を提供していくためのコンテンツや環境づくりに注力すべきだと考えたからです。

専門家同士のネットワークづくりの支援

企画開始から骨子が決まり、その後の大半の時間を専門家へ提供するコンテンツの内容や環境整備、そして新規で自社開発することになったシステムの要件定義に費やしてきました。

コンテンツとしては、案件の紹介はもとより、定期的なイベントの開催（現地やオンライン）、フォーマットの提供、登録者同士のつながりの創出、コワーキングスペースとの連携など、登録した専門家が「ProAttend Club」に登録してよかった、と思ってもらえるようなコンテンツを作ってきました。

会員限定の特典

また、システム開発については、登録している専門家の職務経歴、要約、専門性など50を超える詳細な項目を設けデータベース化を図り、ワンタッチでレジュメの出力ができるようにし、各案件の詳細を管理できるようにしたほか、専門家の稼働率をはじめとした様々な項目を数値化しタイムリーに分析・管理できるようにいたしました。

これらはすべて、登録している専門家が利用しやすく働きやすい環境にするためのものなので、日々改善を図りProAttend Clubに登録していることがステータスと感じてもらえるように引き続き努力していきたいと思っております。

登録者との交流から得られたもの

最後に、2023年12月にProAttend Clubのイヤーエンドパーティを開催し、登録者と交流を図るとともに、今までの実績や今後目指すべき未来などについてお話させていただきました。

ProAttend Clubイヤーエンドパーティ

そこで、ある登録者から言われた一言です。

「いまここにいるメンバーは、ProAttend Club創業メンバーですね。5年後、10年後ProAttend Clubの事業が拡大し、社会的認知も広がったときに『私は、ProAttend Clubの創業メンバーです！』と誇りを持って伝えていきたいとおもいます。」

ProAttend Clubイヤーエンドパーティにて代表・和田からのメッセージ

登録者にそのように思っていただけていることは非常に嬉しく、今までやってきたことに間違いはなかったと思っています。

そして、これからもProAttend Clubの品質維持向上とブランド力を高めるべく実績を積み重ね、このサービスの充実度を深めてまいりたいと思います。

ProAttend Club

財務や税務のアドバイザリーのプロフェッショナルコミュニティ

https://proattend.jp/proattend-club/

ProAttend

ハイスペック人材による財務や税務に特化したアドバイザリーサービス

https://proattend.jp/