株式会社バークリーコンサルティングは、WEBマーケティング事業等を展開するグループ会社である株式会社ハロネットが、これまで培ってきた独自のIT資産を武器に、昨今のIoT、AI、RPAの急速な普及など世の中のデジタライゼーションの潮流をさらに加速すべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)を中心としたコンサルティングを提供するために設立された。

■新型コロナウイルスの影響によりDX推進が加速

新型コロナウイルスのパンデミックが追い風となり、業務効率化やビジネスモデルの変革等を目的とした、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進は急激に加速した。これまでDXに遅れをとっていた業界では、この1年間で10年分進んだとも言われている。

一方で、DX推進の障壁について、これまでTOPだった「コスト」を抜いて、「スキル・人材不足」が最も多くなり、DX加速を迫られているものの、人材の確保・育成が経営課題となっていることが浮き彫りとなった。

■バークリーコンサルティングの課題

2019年10月、新型コロナウイルスが猛威を振るう約半年前に設立された株式会社バークリーコンサルティングは、実績豊富なベテランと、当時新卒入社6ヶ月だった若手社員の早期戦力化に成功し、順調に成長を遂げてきた。2020年12月時点では、約20名まで組織を拡大。しかし、案件の数から考えても人材が足りない状況であり、ビジネス開拓と体制構築のバランスは、コンサルティング部門の統括責任者であるVP永井にとっては、今後の規模拡大において、重要な課題だった。

■フリーランスと副業の活用で新たなビジネスチャンス

若手社員の早期戦力化は成功したが、まだまだ経験が少なく、一人前になるにはもう少し期間が必要。若手社員に経験を積ませながら育成していくことは大前提に、並行して人材を確保する手段を考えなければならない。直雇用はもちろん、積極的に動いていたが、DX人材の獲得には、大手有名企業も積極的であり、同じ土俵では厳しい戦いを強いられているという現状だった。

そんな時、VPの永井は、新型コロナウイルスの影響が追い風となり、副業やフリーランス人材の活用が進んでいるというニュースを目にした。専門スキルが必要な分野は、プロフェッショナル人材に業務委託したり、それぞれの分野のプロが、業務委託でプロジェクトチームを組んだりなどの動きも活発化してきている。企業の副業解禁も急激に増加し、副業収入と本業収入が変わらないという人材も珍しくない。

※コンサルティング部門統括責任者 / VP永井

また官公庁も副業限定での人材活用を公募しているように、副業が市民権を得る流れが活発化し、フリーランスのコンサルだけでなく、副業としてコンサルを希望する人も増加するのではと予測。テレワークが中心となり、地方在住のまま出張することなく、コンサルティングが可能な環境も増えて行くだろうと永井は考えた。そこで、フリーランスのコンサルタント、副業希望の方、転職を検討されている方と、DX案件のマッチングサービスを若手社員でワーキングチームを作り企画。

若手メンバーはRPA案件にアサインされていてプロジェクトで多忙の中、時間を捻出し、アイデアを出した。自社の置かれている環境や、世の中の大きな変化、マーケットの状況など、日ごろのコンサルティングのスキルが存分に発揮される。目的とゴールイメージは示すが、企画のアイデアそのものはあくまでも若手メンバーに任せられた。

そして、ＨＰやサイトの構築は専門でもあり、WEBマーケティング事業等を展開するグループ会社である株式会社ハロネットの力を借り、構想から3日という驚くべきスピード感で、サイトをオープンすることに成功した。

https://www.bkley-free.com/

大手事業会社からの案件相談も増加する中、魅力的な案件が揃っていることもあり、サイトをオープンして2週間程で、数十名という予想以上の応募があった。さらに驚くことに、一流の経験をもつ方や、最前線で活躍しているフリーコンサルタントの方など、優秀な方々もエントリーしていたのだ。コンサルティング業界においては、フリーランス比率の高さもあり、大変有用であることが改めて確認出来た。

若手の中心メンバー永田は言う。「サイトオープンから数週間という短期間で、想定以上のコンタクトがあり、優秀な人材からも多数ご応募いただいた。サイトでは、弊社の案件情報も複数掲載しており、応募者に希望案件を明記いただくことでスピーディーなマッチングが可能となったと考えられる。応募者の中には副業希望の方も何人かいたので、コロナ禍で、副業がより身近となっていることが実感できた。また、プロジェクト活動を進めながらの採用は大変な部分もあったが、人材マッチングという初めての試みに携わることができて非常に光栄だ。今後は、市場を分析しつつ、DX推進のさらなる拡大を目指し、互いのニーズマッチングの手助けができればと思っている。」

■マッチングした案件

具体的に例をあげると、【ロボット開発事業における大規模案件のプロジェクトマネージャー】の募集案件には、「1000人以上の企業におけるプロジェクトMGR経験者」という難易度の高い要件があったが、大手グローバルファームにて該当業種におけるシステム開発、プロジェクトマネージャー経験10年以上という要件にぴったりの方からの応募があった。この方は、直近3年間は独立コンサルタントとして、大手ファームの元、RPAのツール選定、RPA導入ならびにBPRプロジェクトのPMを経験していた。このようなマッチングに早い段階で辿り着くことができた。

■今後の展開

まだマッチングサービスの運用スタートから1ヶ月程度だが、上記のような成功事例はすでに出てきている。もちろん、直接雇用と新人の育成は並行して行っていくが、今後の規模拡大において、マッチングという方法ならば、明らかに高確率＆スピーディーにビジネスにつなげることも分かってきた。

同様のマッチングサービスは、大手企業も既に実施しているが、DXに特化した双方向のマッチングという形のサービスはまだ出てきていない。ここを差別化ポイントとしてしっかり運用していく。

今後は、応募いただいた方々に新たな案件が出た場合に案件紹介すると共に、案件はあるが人材が不足している企業に向け、人材を紹介するという双方向のマッチングが出来ないか。さらに、同様のマッチングサービスを行っている他社とも連携し、コンサルタントと企業双方にとってより良い環境を作っていきたいと、メンバーの永田はこの企画の更なる発展を考えている。

DX推進には、時間とコストだけでなく、優秀な人材獲得がマストである。DX人材の確保は、今後も益々激しくなることが予想されている。大手企業もDX人材の育成に本格的に取り組み出している。弊社も、若手社員(未経験者)に、できる限り早い段階で経験を積ませ、1日も早い即戦力人材への育成を進めながら、並行してマッチングサイトを活用していきたいとVP永井は語っている。ビジネス開拓と体制構築のバランスは最重要課題であり、このバランスをみながら、企業規模の拡大を目指していく。ベテランと若手中心で立ち上げたバークリーコンサルティングは、その若手のアイデアによるフリーランスと副業人材という、新たな方策で更なるビジネス拡大を目指している。

株式会社バークリーコンサルティング

2019年10月設立。 グループ会社である、中小企業に向けたWEBマーケティング事業等を展開する株式会社ハロネットが、これまで培ってきた独自のIT資産を武器に、昨今のIoT、AI、RPAの急速な普及など世の中のデジタライゼーションの潮流をさらに加速すべく、DX(デジタルトランスフォーメーション)を中心としたコンサルティングを提供。グローバルで認知されているコンサルティング企業と比較し、日本企業を熟知したプロフェッショナルを抱える弊社は、日本企業を熟知したサービスで、お客様のニーズにお応えします。バークリーコンサルティングはイノベーションで社会を変え、新たな世界を創ることに挑戦していきます。

■DX(Digital Transformation)コンサルティング

経済産業省が2018年12月、デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドラインを発表しました。私たちは、これまで培ってきたハロネット独自のIT資産を武器に、IoT、AI、RPAの急速な普及など世の中のデジタライゼーションの潮流をさらに加速し、お客様の成長を力強くサポートします。

■戦略・業務コンサルティング

DXは企業の戦略そのものになりつつあります。情報技術の活用含めたお客様の戦略策定から、戦略を実現するための具体的な施策の検討、そして施策の実施スケジュールの作成や実行支援、チェンジマネージメントに至るまでワンストップでご支援いたします。

会社概要

会社名 : 株式会社バークリーコンサルティング　https://bkley.com

住所 : 新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー11F

代表取締役　: 住田悦郎

事業内容 : コンサルティング業及びこれに付随する業務