はじめに

こんにちは。株式会社ラムネCEOの五島です。

私たちラムネは「自分らしく生きることが当たり前の世界を目指す」をビジョンとして掲げるデジタルの保険代理店です。

カリフォルニアを拠点とするエンジニアの私と、福岡で街の保険代理店を営む青木の2人により、2022年7月に福岡で誕生し、今月でちょうど設立1周年を迎えました。

そして先月の2023年6月に、保険相談から加入・サポートまで、全てデジタル上で完結する新しい保険代理店サービス「ラムネ保険」をリリースし、第一弾の取扱い商品として賃貸入居者向けにラムネ火災保険（賃貸）(*)を販売開始しました。

(*) 正式名称：お部屋を借りるときの保険 引受保険会社：日新火災海上保険株式会社）

ラムネ保険ホームページ

このラムネ保険のコンセプト「あなたのお隣にデジタルの保険屋さんを。」には、私たちラムネがお客さまとって、身近で頼れる保険代理店になりたいという願いを込めています。

それは、

「これから一人ひとりが、自分の考えに基づいて自由に人生設計する時代が始まり、それをサポートする人が身近に必要となる」

そしてそんな時代に、

「その挑戦を後押しするものとして保険代理店の役割が重要になる」

と考えているからです。

今日は、このコンセプトの前提となっている2つの背景についてお話しします。

背景１−１：自己責任の時代の幕開け

今、終身雇用・年功賃金による安定的労働市場に支えられた日本の経済は長らく停滞し、国民皆保険制度による老後の安心も、もはや期待できません。

この状況に対応するためには、一人ひとりが今よりも社会から自立し、個性を活かして新しい国の形を創っていく必要があると、私たちは考えています。

実際に政府も多様な生き方を支援する方向に動き出しています。

例えば政府は、社会保障制度を充実させる代わりに、個人で選択できる個人年金（iDeCo）や個人の資産形成を支援する制度（NISA）を整備しています。

しかし自由な選択ができるということは、反対に言えば、これらの新しい制度や保険、社会保障を組み合わせて、一人ひとりが自分の人生設計に適した選択をしなければならないことを意味しています。

つまり、将来への備えやリスクは、自分で責任をもって管理する時代がもうすでに始まっているということです。

背景１−２：人々が抱えている葛藤と、ラムネが提供する解決策

そんな時代の渦中にいる私たちが抱える問題、それは金融教育を十分に受けていない私たち現役世代にとって、自分だけで将来への備えやリスクへの対応について決断するのは簡単ではないということです。

例えば保険について、こんな葛藤を抱えている人は多いのではないでしょうか。

ですので、私たちは「ラムネ保険」を通じて次のことを提案しています。

例えば私たちは、デジタル上でも身近に感じてもらえるように、ブログで定期的に情報発信をしたり、私CEOが毎日Twitterを更新したりしています。

無駄なく自分で決められるネット保険を販売していますが、分からないことがあればチャットやビデオ通話で相談に乗ります。

万が一の事故のときも、チャットやビデオ通話で問題解決のサポートをします。

このように私たちは、デジタルの場所と時間を選ばない特性を活かし、まるで常にいつも近くにいる「お隣さん」のような保険代理店になることで、保険について頼る先のいない人々の受け皿になりたいと思っているのです。

そしてもう一つ、私たちがラムネ保険に込めた想いをお伝えするために、今日は保険の役割の中で普段あまり語られることのない部分についても、触れてみたいと思います。

背景２−１：新たな挑戦を支える、それが保険

まずは、保険という商品の役割についてです。

保険に「守り」だけのイメージを持っている人は多いと思います。確かに保険は自分ではまかないきれない大きな損失から自分自身や家族を守る仕組みです。

しかし、少し違った角度から見ると、保険の別の側面が見えてきます。

実は、保険というのは新しいことを始めるとき、つまり「攻め」のときに必要なものでもあるのです。このことは保険が必要となるタイミングを考えれば、イメージしやすいと思います。

例えばそれは、免許をとって初めて車を運転するときの、自動車保険かもしれません。

新しい街に引っ越しをして新生活を始めるときの、火災保険かもしれません。

家族を持つと決めたときの、生命保険かもしれません。

新しいことに挑戦するときは、新たなリスクが発生します。それをカバーするのが保険なのです。

自分らしく生きようと、新たなライフスタイルに挑戦するときにも、やはり保険の検討が必要な場合があります。

例えば、フリーランスになるとき。社会保障の内容は会社員時代とがらりと変わるので、働けなくなったときのことを改めて考える必要があります。

住居を転々とするノマドライフを始めるとき。泊まっているシェアハウスで火災を起こしてしまったときのことを、考えておかなくてはなりません。

ワーケーションをするとき。移動中の怪我に対して労災が認定されるとは限りません。認定されないときのことを考えておかなくてはなりません。

このように、保険というのは、新たな状況で発生するリスクをあらかじめ少なくしておくことによって、安心して挑戦に集中できるようにするものなのです。

そして、保険代理店の役割は、ただその保険を販売することだけに留まりません。

背景２−２：保険代理店 ＝ 一歩前進を後押しする「よろず屋さん」

多くの人にとって、保険は大事なものだという認識はあると思いますが、その中身を自分で判断できるレベルまで理解するというのは簡単ではありません。

そこで、保険の専門家としてお客さまの人生設計を一緒に考え、必要であれば状況に合わせた保険を提案し、事故があったときに相談に乗るのが保険代理店の役目です。

そうやって人生の節目節目や、実際に問題が発生したときに相談に乗り、解決手段を提供していくのが保険代理店。必然的に、様々な場面でお客様の人生に関わっていくことになります。

その相談内容は多岐に及び、時には保険以外の話になることも。

実際、もともと保険代理店を営むラムネCOOの青木も、保険に関すること以外に、離婚問題やご近所トラブルなどの相談もくるので、自分で解決できないことは自身のネットワークを使って信頼できる士業の先生など専門家を紹介しています。

青木としては、それでまたそのお客さまに保険が必要なときに選んでもらえれば、彼としても家族を養っていけるわけです。

このように、本来保険代理店というのは、お客様の人生の様々な局面に関わり、挑戦や問題解決を一歩前に進めるよう後押しする役割があるのです。

そしてこの保険代理店の役割は、いろいろなライフスタイルが生まれてくるこれからの時代において、ますます重要になってくると、私たちは考えています。

私たちはラムネ保険を通してお客さまの身近で頼れる存在になり、その大事な役割を担いたいと思っているのです。

まとめ：ラムネ保険のコンセプトに込めた想い

私たちラムネが目指すのは、保険とデジタルを通じて一人ひとりが自分らしく生きることをサポートする新たな保険代理店の形です。

新たな生き方、新たな挑戦に対するリスクを理解し、一人ひとりが自立した人生を生きるためのセーフィティネットを、デジタル上で提供していきます。

自分らしく生きる人が、保険について頼れる存在を手に入れ、安心してやりたいことに夢中になれたら、私たちの取り組みは成功です。

これが、自分らしく生きることが当たり前の世界をビジョンに掲げる私たちラムネが、ラムネ保険のコンセプト「あなたのお隣にデジタルの保険屋さんを。」に込めた想いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。