保険業の悪しき見られ方を変えたい。挑戦を続ける老舗保険ショップの思いとは（後編）

保険

#保険 #創業ストーリー #社長インタビュー

2020年9月18日 18時42分アイリックコーポレーション

本日、当社の運営する来店型保険ショップ『保険クリニック』のブランドステートメント動画を発表しました。

このステートメントに込めた思いについて、代表の勝本に聞きました。

前編はこちら

保険業の悪しき見られ方を変えたい。挑戦を続ける老舗保険ショップの思いとは（前編）

PR TIMES STORY

勝本竜二（かつもと　りゅうじ）

株式会社アイリックコーポレーション

代表取締役CEO

1964年石川県生まれ。1995年7月にアイリックコーポレーションを設立し、1999年に来店型保険ショップの先駆けとなる「保険クリニック」をオープンした。保険分析・検索システム『保険IQシステム』の独自開発をはじめ、インシュアテックへの取り組みを強化している。

―『保険クリニック』の保険比較サービスを可能にした「保険IQシステム」のようなものは、他社にもあるのでしょうか？

極めて稀といえるでしょう。このシステムの強みは、過去20年間以上積み上げてきた膨大な保険データがあることです。来店されるお客様は10年以上前の保険証券を持ってこられることも珍しくありません。それを一目見て保障内容を的確に説明できる募集人は多くないでしょう。同じ保険会社の商品でも、販売時期によって特約や支払条件などが異なります。これら過去の商品に関するデータが組み込まれているからこそ、当社の保険分析サービス提供が可能になっています。

そして、保険比較サービスには保険会社からのデータ提供が不可欠です。時間をかけて各社との関係性を築き上げてきたことも大きな要素かと思います。

この独自の「保険IQシステム」は、『保険クリニック』直営店で活用されているだけでなく、フランチャイズ店や他の保険代理店にも提供し、保険販売に役立てていただいています。

主に路面やショッピングモール内などへの『保険クリニック』店舗展開を進めている。

―業界から逆風を受けながら、苦しい資金繰りを乗り越えて開発した「保険IQシステム」。『保険クリニック』にとって大きな財産だと思うのですが、なぜ他社に提供するのでしょうか？

生命保険は34兆円の市場です（2019年度収入保険料/生命保険協会）。生命保険募集人は全体で120万人いるといわれています。世の中のすべての保険販売を『保険クリニック』で受け持つのは難しいでしょう。ただ、システムを通じて間接的に世の中すべての保険販売に関わっていきたいと考えています。

そうすることで、お客様が自ら保険を選べる仕組みを拡げていきたいのです。

今回発表したステートメント「人生100年時代を、誰もが自分の将来に納得して生きてもらいたい。」という思いを、『保険クリニック』のお客様に限らず世の中全体で叶えていきたいと思っています。

当社独自の保険販売システムは、『保険クリニック』の店舗だけにとどまらず、現在では約380社の銀行・企業代理店・保険代理店等において利用されている。（2020年9月時点）

―『保険クリニック』のミッションに向けた今後の取り組みについて教えてください。

引き続き「保険IQシステム」をはじめとして、ITを活用しながらお客様がさらに分かりやすく便利に保険を選べるサービスを提供していきます。

保険の加入経路は変化してきており、保険会社の営業職員からの加入がほとんどだった時代から、保険ショップや保険代理店での加入が急激に増えてきています。さらに今後は、ロボットアドバイザーやチャットボットを通じた保険加入の時代がくるだろうと考えています。

新型コロナウイルスの影響により、さらにこの動きは加速していくでしょう。当社もオンラインで保険相談ができるサービスを開始しましたが、これは当社の推進するインシュアテック※の一端であり、この先もさらにお客様の利便性を高められるサービスを展開していきます。

※インシュアテック(Insurtech)=Insurance(保険)＋Technology(技術)

【『保険クリニック』について】

1999 年に日本で初めて*オープンした保険ショップです。

日本の約90％の世帯が加入している生命保険を、視覚的に分かりやすくご説明するために、保険分析・検索システム『保険IQ システム』を独自に開発しています。保険商品の検索や比較の機能を追加し、保険の現状把握からお客さまに合わせたプランのご提案まで、全国の『保険クリニック』において均一で質の高いサービス提供の一端を担っています。（全国約230店舗　2020年9月現在）