合同会社ChStyleは2023年7月6日（木）、麻布十番エリアに、睡眠サポートをテーマとしたCBDドライヘッドスパ専門店『Sleep 360』をオープンした。Sleep 360では、美容師出身のセラピスト考案のCBDドライヘッドスパに加え、家で使えるスリープケアアイテムの販売など、睡眠を360度サポートする商品やサービスを提供している。本ストーリーでは、Sleep 360開業までの道のりを代表山下の言葉とともに振り返る。

「麻布十番という街を応援し続けたい」という思いから出店地を決定

代表の山下にとって麻布十番という街には縁がある。

24歳の当時会社員だった時代に起業の準備を始めた山下は、30歳で個人事業主として独立し、飲食店や小売店の在庫管理や経理業務を中心にコンサルタントとして参画していた。経営の師として仰ぐ先輩経営者と共に、麻布十番でフレンチレストランの立ち上げ、アートバーの立ち上げにも携わり経験を積んでいた。

それまでの経験を活かし、自身でも店舗開業を計画した際、これまで共同経営してきた店舗を応援し続けたい、麻布十番の街を今後も盛り上げたいという想いから、麻布十番エリアでの出店を決意した。

IT人材のキャリア支援から感じ取った睡眠に対する根深いニーズが、事業構想につながる

Sleep 360のビジョンは「睡眠の質を向上することで満たされた状態で、よりイキイキと働く人々を増やしていく」こと。

代表の山下の既存事業としてIT業界を軸としたフリーランス転向やキャリア支援事業があり、優秀なキャリア人材の中には、ハードワークによって睡眠時間を削ったり、長時間のパソコン作業などで睡眠の質が低下しているビジネスパーソンが多いことに気づいた。

こうした日々の中で、働く人々のコンディションアップに寄与したいという想いが芽生えたタイミングで美容師、医療従事者といったスタッフを迎えたことをきっかけに当サロンの構想が立ち上がったのであった。

ターゲットとなるIT人材を意識したコンセプト作りとサービス設計

ドライヘッドスパサロンの構想は「睡眠」というキーワードだけでスタートした。

IT人材をはじめとしたナレッジワーカーと呼ばれる層との接点を通してターゲット像の解像度を上げたり、あらゆるヘッドスパサロンを体験したり、麻布十番の街を実地調査したり、泥臭いリサーチが繰り広げられた。

IT人材に馴染みやすいようにという観点から、Norton 360、Office 365などといったソフトウェアから店名の着想を得て、睡眠を360度あらゆる角度からアプローチして改善していくというコンセプトから、Sleep 360（スリープサンロクマル）という店名が決まった。

ロゴに関しては、元気をチャージするという意味を込めて、コンセントのイラストが元となりながら、遠目に見るとニコちゃんマークのようなシルエットも連想できるような、Amazonのロゴから着想を得ている。

色味については男性比率が多いIT人材を意識してクールな濃紺色とゴールドを組み合わせたシンプルな色味を選定。

「デザインに関してはクラウドワークスなどでデザイナーに外注しても良かったが、プロジェクトメンバーと一緒に身内でつくることにこだわりました。業務単位ではなくお店づくりの工程から関わることで『自分のお店』としてロイヤルティが育まれ、良い口コミが伝わっていくことの方が大事だと考えました」

2023年7月6日にオープンした当サロンでは、快適な個室空間でのドライヘッドスパで血行促進、ストレス解消、頭皮環境改善、リフレッシュを助けながら、CBDを組み合わせることで更なるリラックス効果をもたらすことができる。

様々なバックグラウンドを持つ優秀なメンバーに、事業の成功を確信

山下を中心としたビジネスチームは、法人を持った社長、業務委託で仕事するフリーランス、会社員として働きながら参画するパラレルワーカーなど、様々なバックグランドの人材が集まっている異色のチームだ。

Sleep 360の立ち上げにあたっても、優秀なメンバーが揃っているのを見て、ヘッドスパサロン立ち上げというプロジェクトの勝利を確信したという。

山下は会社員時代からコミュニティを土台とした経営を目指し、イベント運営などを通して幅広いご縁を紡いできた。飲食店や小売店の立ち上げを担う傍ら、広い人脈のお役に立とうとキャリア支援や不動産賃貸の仲介など営業代行としての活路も広げていった。

ご縁を大事にしてきた積み重ねが、いざという時に協力者が集まるような人間関係の財産となっている。

睡眠の質改善のための取り組みを実施する事が当たり前の社会を目指す

会社名でもあるChStyleには、様々な「Ch」を通して人のLifestyleに良い影響を与えていきたいという理念が込められている。Change、Chance、Challengeなど、「Ch」から始まる言葉には前向きな言葉が多いと語る山下は、多事業を手掛ける中でもその理念が一貫しており、Sleep 360も睡眠を改善していくことでChargeされることがコンセプトと繋がっている。

「ヘッドスパに限らず、睡眠関連の情報発信としてSLEEP MAGAZINEというオウンドメディアを構築しており、今後は睡眠をテーマにしたイベントなども打っていけたらと思っています。

また、ヘッドスパに関しても今はまだ個人向けの小規模なドライヘッドスパサロンですが、将来的には社員のウェルビーイング向上に意識を向けている企業様の福利厚生に選んでいただけるようなサロンを目指しています。そのためには、企業やビジネスパーソンが抱えている睡眠の課題への理解をより深める必要があります。

その取組の一環として、NTT東日本グループおよび株式会社ブレインスリープが運営する睡眠改善実践型コミュニティ「ZAKONE LAB」にも加入しました。

日本では平均睡眠時間は7時間22分と、OECD加盟国30カ国のうち最下位を記録しており、更に男性より女性の方が13分短く、これは日本を含む6カ国だけの傾向です。

まだまだ睡眠に対する意識に伸び代がある日本で、睡眠の向上を考えて実施する人が当たり前になり、自身の持っているポテンシャルを存分に発揮する人がどんどん増えて、イキイキと働く人が増やすために今後も尽力していきます」