「業務フローを座標として考える」統計データに基づいて課題要因や解決策を考える業務改善コンサルティングシステム“BPR＋”に込めた思い

BPR

#BPR #業務改善 #発明者の想い

2023年5月18日 14時00分株式会社ドゥエピオン

株式会社ドゥエピオン（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：佐々木忠晴）は、業務改善コンサルティングシステム『BPR+』（ビーピーアールプラス）を2023年8月にリリース予定です。（特許番号：第7248998号）

業務フローをデータ化、統計データとして活用し、業務上の課題要因や解決策をシステムが提案する。このシステムに込めた思いを発明者佐々木忠晴が語ります。

（株式会社ドゥエピオン　代表取締役　佐々木忠晴）

Q：発明のきっかけを教えてください。

佐々木：きっかけは、健康診断で実施するレントゲンです。

このレントゲンって自分の体を、普段とは違う角度から見て、体の状態を可視化しているかと思います。

これを見たときに、現状把握だけでなく、レントゲンから自分の病気の要因や、今後発症するかもしれない病気が、わかればいいなと思ったんです。そんな情報があれば、普段の食生活を注意したり見直したりするだろうなと考えました。

その時に我々が、事業の起点として使っている業務フロー（BPMN）を、レントゲンに例えてみたんです。業務の現状から、一見今は問題が発生していなくても、潜在的な課題温床があり、放置すると品質が劣化するとか、生産性が落ちていってしまうとか、ある程度未来の予測をすることが出来るかもしれない。

統計データ収集、解析して、事業改善へ向けたデータドリブンできないか？皆さんの事業の一歩先二歩先を予測することができたとしたら、未然にいろんな対策も組めるんじゃないか？また対策についても統計データからよりマッチした対策も選択できたらと・・・考え始めたことが開発のきっかけです。

Q：開発時、記憶に残っていることはありますか？

佐々木：業務フローから、どこで、なぜ課題が起きているか？その課題の要因を可視化していく段階で、フローパターンと課題、要因には因果関係が、あるんじゃないかと考えたんです。例えば、〇〇パターンなフローは、Aという課題が多いとか、、、。

つまり、業務フローのパターンから課題、要因を可視化できるということですね。

実は、自宅で壁にフロー図を貼りまくって眺めていた時に、もしかしたらパターンがあるのかもしれないなと。

何か起きた時って、きっと偶然でなく必然的に起きている・・・同様な事象には、共通している要素や傾向がないかと考えるのが、私の習慣でもあるので、それが見えたときは、「これは来た！」という感じの瞬間でしたね。

Q：BPR＋の特徴を教えてください。

佐々木：可視化、そして解決、そして対策効果。一番のポイントというのはこれが全てオートメーションでできるということですね。

少し比喩的な表現をすると、カーナビゲーションは、目的地までの道が見えるじゃないですか。その道を、データ的に表すとどういう表現ができるかご存知ですか?

実は、地図表を見るとわかるんですけども、経度と緯度ですね。

縦横どの位置にあるのかということをつなげていくと、そのルートというのはデータにしても表現が出来るんですね。

これビジネスフローも同じで、〇〇という課題が起きる、それはどの作業で起きるか、どういう要因があるのかというところは、すべて座標化できるんです。

今回、BPR＋で特徴的で、先進的なところというのは、このデータをすべて座標化し統計データとして、インプットで“〇〇が知りたい”“〇〇を教えてほしい”となったときに、そのパターン化された座標から導き出していくことです。

Q：BPR＋では、スキルレベルでのばらつきがなくなるのでしょうか？

佐々木：はい、ばらつきは無くなります。

実際、弊社もコンサルティングにおいて、業務を実施する当事者として最前線の経験があるとなると、私が第一人者になってしまうんですね。

例えば、私のノウハウをAさんとBさんに教えましたとなっても、やはりAさんBさんにも特徴がありますし、クライアントの人間性や業務の相性を考えると、今回の案件はAさんの方が良かったよねとか、AさんとBさんで“解決”という同じ成果であっても、成果までのプロセスには、多様性がある。

このプロセスのバリエーションを偏在化としてみると、決してプラスにはならないだろうなと、ゆくゆく案件が増え、様々なお客様とかかわることになった時、情報のインプットの仕方によっては、サービスの品質に大きく影響するという風に考えました。

一方このBPR＋になると、システム化することによってその偏在化がなくなるので、そういう意味でもメリットは高いと思います。

Q：BPR＋で見たかった未来はありますか？

佐々木：これ使ってよかったねとか、こんな方法があったんだ！というような、シチュエーションはすごく考えていました。

また、蓄積、変化し続ける統計データから因果関係を発見するシステムなので、他の分野でも応用化し活用したいと考えています。

例えば、子供の将来への道のりなど、積極的に予測選択肢を広げていくことなどは、イメージしました。

Q：どんなことに困っている方に使っていただきたいシステムでしょうか？

佐々木：課題とその要因は何か、解決するための方向性を出しても、結局、お客様としては、じゃあどうすればいいんだ？どこから手をつければいいんだ？ツールは、どんな商品を選択すればいいんだ？費用は？など実際に一歩進むためには細かな具体性をともなった対策提示が必要なんですね。

なので、自社で業務改善をしたいけれどもリソースがないというお客様はもちろん、より具体性を求めるお客様にも、お使いいただきたいと思っています。

Ｑ：対策に予算や時期の条件も付けられますか？

佐々木：はい、対応しています。

実際に困ってることを先延ばしにすればするほど、後での対策も虫歯と同じで大変です。

未然に予測をして何か予防策をするためにも、今BPR＋を使っていただいて、現状業務の健康診断をせずに放置すると潜在的な課題が、いつのまにか顕在化し影響がでてしまう。

だからこそ“今から対策をすれば、低額の予算で選択肢もある”ということが知れたら多分お客様は、判断しやすいと思うんですよね。

選択肢を多く持つためにも事故が起きてからではなくて、見えないところでリスクの潜伏期間が着々と進んでいるかもしれない、平常時こそBPR＋を使っていただきたいです。

また、BPR＋は8月にローンチ予定なんですが、走り出しということもあるので、BPR＋をモニターとして特別価格で使っていただいて、それがより多くのお客様に知ってもらうためのきっかけになればいいなと思っています。

Q：最後に、佐々木さん自身の今後の野望を教えてください。

今後も、我々のビジネスを取り巻く環境、社会情勢も大きく変わっていきますから、あまり現在、見えている局所的なシーンだけではなくて、見えていないだろう、そのシーンを想像して、それを実現するシステムを創造したいです。例えば家族の中で困っていることとか、子どもの育児や育成も含めて、ビジネスシーンにかかわらず、普段の繰り返しから慣れてしまい諦めてしまっていることとか、 “こんなこともできるんだ”ということを創っていきたいですね。

人って、どこかで現時点での力を把握して、「できること」から目標設定するので、

ジャンプしても届かない！ってくらいを目標設定して、「できること」から「したいこと」を実現するよう、自身も学び続けたいですし、そのような環境を作っていきたいです。

私は、星が大好きなので、”かつてない”プラネタリウムを作って、星を通じて人生の歩みとか、今こういうことを考え、行動すると、その先どんな輝きを放つ星になるのか？そんな取組もしてみたいです。