恵比寿のまちで「おもしろいことを実現せよ！」時代のニーズに応える新たなオフィスの形に挑戦！「Sreed EBISU +t」2022年6月オープン

開発の裏側

2021年6月14日 11時00分サッポロ不動産開発株式会社

　ニューノーマル下での昨今、オフィスという「場」に求められる役割やそれを使う「人」の価値観も大きく変化し、オフィスの在り方が見直されています。

　恵比寿のまちで、新たなオフィススタイルの形に挑戦するサッポロ不動産開発は、サッポロビールを中核とするサッポロホールディングス傘下の不動産事業を担う会社です。

　複合商業施設のパイオニアとも言われる“恵比寿ガーデンプレイス” 札幌市で運営する“サッポロファクトリー”、などを運営する他、オフィスビル、マンション、シェアハウスなども手掛けていますが、時代のニーズにいち早く対応する、「新しい働き方」を体現すべく、経営トップから「おもしろいことを実現せよ！」とのミッションが課せられました。その企画・開発推進担当を任された入社2年目の佐々木玲奈が誕生秘話とプロジェクトの裏側を語ります。

　▲サッポロ不動産開発株式会社　恵比寿事業本部　

　　AM統括部　不動産開発グループ　佐々木玲奈

　（「Sreed EBISU +t」プロジェクト企画・開発担当）

■「おもしろいこと」って何だろう？

まず、本プロジェクトを遂行するにあたりメンバーが考えたのは、「おもしろいこと」とは何か。集まったのは、20代～40代の経歴や背景も違うメンバー達。恵比寿ガーデンプレイスの物件管理のスペシャリスト狩野、ヱビスビールの商品開発から不動産事業に転身した望月、オフィス運営・営業経験豊富な三谷、若手のホープ・ハード面に長けた砂子澤、そして、前職では分譲マンションを中心に開発を担当し、オフィスビル開発は初めての私、佐々木。

人々のライフスタイルの多様化が進み、日々変化する日常に新たな価値が求められる中、メンバーからは「屋内だけじゃなくて、屋外テラスでワーケーションのようにリラックスして働いてみたいな」「オフィスを進化させるってこと？」「恵比寿は意外とIT関連の企業が多く集まっている、デザイナーやWEBクリエイターなど、クリエイティブな仕事をしている人にも使ってもらえたらいいよね」「環境への配慮は忘れてはいけないと思う」「サッポログループゆかりの恵比寿のまちがより魅力的になったらいいな」などの意見が。

▲佐々木（中央）のほかプロジェクトメンバーである、恵比寿ガーデンプレイスの物件管理のスペシャリスト狩野（右）、オフィス運営・営業経験豊富な三谷（左）

■アイデアは出たが、どう企画化していくか

　アイデアはたくさん出た。そこからどう具体案に繋げるか。…ちょうどこの頃、コロナウィルス感染防止対策のため、出社やリアルでの打ち合わせが制限されるようになりました。オンラインではメンバーの表情が読み取りにくい、話すタイミングがわかりにくいなどで、議論そのものが難しくも。

　「新しい働き方」について考えざるを得ない環境に置かれたから今だからこそ、“現代に働く人の課題に寄り添えるオフィスを創りたい”という想いで『かつて経験したことのないスピードで変わりゆくニューノーマルな時代に対応できるようなワークプレイスとはなにか？』という視点でも議論し、商品企画を進めました。

　そしてようやく物件コンセプトをサッポロ不動産開発にとっても入居者にとってもトライアルなことに挑戦できる場所になるようにと思いを込めた「トライアルエビス」と定め、

・恵比寿で低コスト、スピーディーに事業を始めることができる場を提供する

・新しい働き方を実践する場を提供する

この2つの軸で具体的な企画に落とし込むことに。

そこから、アイデアは広がり、家具付きセットアップで、木質構造を活かした居心地が良いデザイン性の高いワークスペースに、新しい働き方を提案する3種類のテラスを設置すること。時代のニーズに応える多彩なIoT設備により、安心安全でありながら、五感で豊かさも感じていただけるオフィスであること。また、まちとの繋がりを感じられる空間に仕上げることが決定しました。

　　▲ハイセンスな家具付きセットアップオフィスのイメージ

　　▲周辺環境のメリットを最大限に享受するテラスのイメージ

■いよいよ工事着工！

　『きっとコロナがおさまったとしても以前のように全員毎日出社する時代には戻らないよね…』メンバーからはそんな声も聞かれる中、それでも選ばれる場所はどんなところだろう？そんなことを考えながら企画したこの物件。開発のスタートから携わった初のオフィスビルのため、わが子のように強い思い入れを感じます。

2021年6月、いよいよ工事着工。

Sreedシリーズは“発芽するワークプレイス”を共通のコンセプトとしています。コンセプトの通り、「Sreed EBISU +t」に関わる皆さんに、恵比寿のこのまちでアイデアやビジネスの種を芽吹かせ、大きく羽ばたいて欲しいと思います。また、入居いただく皆さんと共にSreed の種を育てていければと願っています。

■恵比寿をより魅力的なまちにしていきたい

　このプロジェクトに関わり、「Sreed EBISU +t」は利便性が高く、恵まれた立地の中、周辺環境のメリットを享受できるようデザインされました。サステナブルな働き方でありながら、スマートにオフィスを利用できる、そんな魅力も持ち合わせる「Sreed EBISU +t」は、来年、2022年6月のオープン予定です。