「やりたいと考えていることを全て実行しよう。」コロナ禍の今だからこそ社会に対して「誠実」に企画に取り組む姿勢とは。

#観光復興ガイド  #今できること  #企画の仕方

2020年9月28日 10時30分 日の丸自動車興業株式会社

日の丸自動車興業株式会社(東京都文京区/代表取締役社長 富田 浩安)は、7月22日(土)、withコロナ時代の観光の在り方として、3密を回避したバスツアーを企画・販売いたしました。

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今回、コロナ禍においてなぜこのような企画を立案したのか。

ツアーの企画担当者である、都市観光部SKY営業課の榎本・難波の2名から本ツアーの企画背景・また今後の想いについて語っていただきます。

(写真左から:都市観光部 SKY営業課 難波優介・榎本亮介)


無我夢中で生きてきた昔の日本を改めて再確認する

ー本企画について改めて、企画概要をお教えてください。

難波:昭和30年代の写真と現在の車窓風景を見比べながら、街並みをはじめ生活文化や社会の変化まで思いを馳せて、今の東京を改めて知っていただく事を目指しています。

 アテンダントのご案内も、エンターテインメント性を重視した通常のスカイバスでのスタイルとは一線を画し、「暮らし・文化・昭和はどういう時代だったか」等にフォーカスした、当コースオリジナルのものとなっており、これも魅力の一つです。



ーなぜこの企画を立て、実行しようと思ったのかお教えください。

榎本:コロナ禍においては、会社自体も2か月半ほど休業をしていました。しかし次のことを考えなくてはいけない状況でもあります。

 旅行・観光には大きなハードルが存在する状況下、星野リゾートの代表が掲げた「マイクロツーリズム(自宅から30分から1時間圏内の観光)」こそ、当社が進むべき道と考え、まずは地元である東京の皆様に向けた商品(行動きっかけ)を作ろうと考えました。


 

榎本:コロナ禍で誰もが無力感を持っています。

日本国中が無我夢中に前に突き進んだ前回の東京五輪時代から現代までを振り返る過程で、苦難や楽しさが入り混じりながら時を刻んだ結果として今があることを再認識し、「今まで歩んできた(生きてきた)プロセスは必ずしも間違っていなかった」と誰もが自己肯定できる何かを創り出したかったのです。


ー実行にあたり、苦労した点は何ですか。

榎本:テーマに掲げました通り、東京を振り返ることは、日本の時代の変化を語ることであり、内容は多岐に渡ります。

 あくまでバスツアーであり、あまりアカデミックにするべきではないため、どの分野をどこまで掘り下げるかの線引きに苦労しました。

運行ルートは、観光要素を意識しながらも、昭和の時代からの時の流れを体現するランドマークを巡るものとすべく幾度も議論を重ねました。


 そして、歴史・政治経済・娯楽・文化と、アンテナを広くも持ち、親しみやすく且つ時代を感じて頂くべく、アテンダントの案内には特にこだわりました。

 

 さらに車内の衛生対策にも人一倍気を使い、企画を立てました。

 

 このように目指すものに妥協しなかったのが、この商品です。

会社の想いを全て実行し、世の中にメッセージを発信する

ー苦労された中にも、この企画が生まれて発表した時の感想をお聞かせ下さい。

難波:コロナ以前から、古地図を活用したいという現場からの声があったものの、なかなか先には進みませんでした。

今まで、既存のコンセプトの延長の商品からなかなか逸脱できませんでしたが、コロナ禍における今だからこそ、敢えて「やりたいと考えていることを全て実行しよう」という思いで、正にゼロから創り上げた商品です。

 商品は作り手の独りよがりになってはいけないのですが、このような時代だからこそ、「まずは当社からメッセージを発信する」という思いを重視し、商品として世に出た時には、「これが私たちの想いだ」と改めて感じさせてくれました。


ー現在、この企画に関する反応などをお教えください。

榎本:普段スカイバスを運行する沿線の自治体からの関心が高く、改めて地元を見直すきっかけとなったというお声を数多く頂きました。

 

 

 東京はオリンピックの延期や、新型コロナウイスル感染者数で目立っていたこともあり、本当に元気がない状況でした。このような状況下であってもご利用頂いたお客様は、大半が東京在住の方です。

 

 

 お客様からは、「前を向いて進み続けた」東京を改めて振り返るという事は、今だからこそ意味があるし、乗車して良かったとおっしゃっていただけております。

 派手さはない商品ですが、当社の想いは伝わっているようです。

お互いの強みを出し合って関係性を気付いていくことが大事

ーこの企画をきっかけに自身が気付いたことをお教えください。

難波:今までは、バス会社主体で商品を作ってきました。

しかし、コロナ禍で、多くの業界が同時に苦しんでいる中、お互いの強みやノウハウを出し合うことで「新しいモノ」を生み出す時代になったと感じています。

 

 今回の商品づくりにあたり、写真や資料の素材提供には、自治体をはじめ百貨店様のご支援、そして地元の観光協会においては、よりリアリティを持った情報発信を狙い、多くのスタッフ様に乗車頂くなど、この商品をきっかけとして、数多くの横の繋がりが生まれ、当社だけでなく関係各社間においても有意義な関係性を築くことが出来たと思います。


ー今後、日の丸自動車興業様自身はこのコロナ禍においてどのような思いを持ちながら行動されていくかお教えください。

榎本:コロナ禍においては、今までの当たり前が通用しないという漠然とした不安を誰もが持っています。しかも正解がありません。

 特に人との接触を避けることが求められる事は、観光業界にとっては死活問題です。

 しかし、今まで築いた全てが通用しなくなるわけではなく、時に「新しいスタイル」を受け入れる事も必要です。

 決して楽な事ではないですが、我々は常にお客様そして社会に対して「誠実」である事でそれを実現したいと考えています。

 そこに目指すべき「真実」があると思いますし、何かを生み出す契機となるかもしれません。

 コロナ禍では数多く悩む一方、ある意味色々なチャレンジが許される時期とも考え、ポジティブに明るさを持って、皆様に心豊かになれるひと時を提供してゆきたいと思っています。


【日の丸自動車興業株式会社 会社概要】

設立年月日 昭和38年5月15日

本社所在地 東京都文京区後楽1-1-8

代表取締役 富田 浩安


東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を事業区域とし、貸切観光バス事業を中心に事業展開。2004年に東京で日本初の2階建てオープントップバス「スカイバス東京」を運行開始し、新たなスキームで都市観光の在り方の提案を続けている。



■本件に関するお問い合わせ先

日の丸自動車興業株式会社 都市観光部 SKY 営業課

https://www.skybus.jp/contact/

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