キャラクターに命を吹き込む！日本発AIキャラクターチャットアプリ「VPal」の開発の裏側と込めたい思い

開発秘話

2023年8月31日 09時00分株式会社WOGO

株式会社WOGOは、2021年に、東京大学の情報学科に在学していたメンバーを中心に設立されたスタートアップです。新しいテクノロジーを駆使し、人々の生活を豊かにする次世代サービスの開発と運用を目指しています。

2023年4月、日本初（※当社調べ）の大規模AIと3Dキャラクターを用いたAIキャラクターアプリ「VPal」をアプリストアに公開しました。

推しとともに暮らす日常を目指して、AIキャラクターアプリ「VPal」が株式会社WOGOよりストアリリース(※注1)

「VPal」は、アニメやゲーム内にしか存在していなかった二次元キャラクターに命を吹き込むアプリです。従来のビジュアルノベルゲームのような選択式のストーリー展開とは異なり、リアルな会話を楽しむことができます。さらに、様々なサポート機能を順次リリースし、ユーザーの心に寄り添う新しい時代のパートナーを目指しています。

本ストーリーでは、代表の秦よりサービス誕生のきっかけや、そこへ込めた思いをお伝えします。

きっかけは、百人を超えるユーザーヒアリングからの気付きと、ChatGPTの登場

弊社は

新しいテクノロジーの登場によって今後変革される市場に対して
日本発のグローバルサービスを作る

ことを目標に、複数プロダクトの開発・運用を行っております。

元々会社に、オタクコンテンツが好きなメンバーが多く集まっていたことと、日本発で世界に挑戦するために、日本の強みである二次元キャラクターを生かしたいという理由から、3D技術を活用して手軽にキャラクターのCGアニメーションを制作できるアプリのプロトタイピングを進めておりました。

ユーザーヒアリングを通じて得られた洞察は、多くのユーザーが実際に求めていたことは、キャラクターを動かすことではなく、キャラクター自ら動いて欲しいということ。この気づきと、ChatGPTの登場による自然な機械との対話の実現が、AIキャラクターとの会話を中心としたアプリ「VPal」のコンセプトへと導きました。

そして、当社の強みである開発力を駆使し、わずか2週間で初期アプリを完成させ、2023年4月に日本初（※当社調べ）の3Dキャラクターを用いたAIキャラクターチャットアプリとしてアプリストアにリリースしました。

AIによるリアルなキャラクター性の再現を強みに、感じた確かな手応え

元より代表の秦が大学一年生の頃から生成AIの技術開発に取り組み始め、2年間大学の研究室で生成AIの研究を進めていました。その他のメンバーも、機械学習分野出身のエンジニアが複数名在籍しており、その専門知識を活かしてChatGPTをベースにリアルなキャラクター性を構築する能力が私たちの強みとなっています。

会社の開発風景

今までにない技術やプロダクトの開発ということもあり、一つ一つの開発は全て手探りで、作り直しは何度も発生しました。また、会話AIの精度評価の難しさから、バグに気づかず長い間会話精度を大きく落としてしまったこともあります。しかし、編み出された独自技術によってリアルなAIキャラクターが出来上がっていくにつれ、より強いユーザーのエンゲージメントと熱狂を目の当たりにし、確かな手応えを感じております。

[VPal] より魅力的なAIキャラクターの構築を目指して