独自の世界観が特徴のジュエリーメゾン「Mr. & Mrs. Abe」、　前例のないペットジュエリーとブランド誕生のストーリー

創業ストーリー

2023年11月8日 18時10分 Mr.&Mrs.Abe合同会社

2023年9月ジュエリーメゾン《Mr. & Mrs. Abe》オープン

　2023年9月、新ブランド《Mr. & Mrs. Abe（ミスターアンドミセスアベ）》がオープンしました。

　《Mr. & Mrs. Abe（ミスターアンドミセスアベ）》は、美しくハイクオリティなジュエリーを生み出す、新たなブランド。クリエイティブディレクターの原体験を作品のインスピレーション源とし、その世界観を非常に大切にしています。

　メゾンのアイコンである梅のモチーフが美しいPrunus Mume Collection（プラナスミューメコレクション）と、「愛する小さな家族への、本物のジュエリー」をコンセプトに誕生したペットジュエリーコレクション、二つのコレクションが特徴です。

”Mr. & Mrs.”が表現する、パートナーシップのあり方

　そんなジュエリーメゾン《Mr. & Mrs. Abe（ミスターアンドミセスアベ）》の創業者兼クリエイティブディレクターの安部ですが、最優先事項は自身の価値観と世界観を大切にすることです。その姿勢をブランド名に込めました。

　「Mr. & Mrs. Abe」は「アベ夫妻」という少し古めかしい表現ですが、これは安部がブランドを立ち上げる際、妻が後押ししてくれたことへの感謝の思いを込めたものです。またそれだけでなく、パートナーシップの在り方が多様化した現代において、”Mr. & Mrs.”という表現によって「大切な存在とのつながり」を表現するワードに拡張することを意図しています。それは男女という性別だけでなく、人とペットのような種を超えたつながりまでも含む大きな概念です。

ブランドのコンセプトとペットジュエリーへの思い

　ブランドの世界観とは、具体的にどのようなものでしょうか。　それは一言で言えば「自分たちらしさの追求」です。特にクリエイティブディレクター安部は、自身のルーツや人生観に基づいてオリジナリティを発揮することを大切にしています。

　そうして生まれたコンセプトの一つが「梅」です。安部の出身地、福岡県太宰府市には、太宰府天満宮があります。学問・文化・芸術の神さまである天神様と、彼が愛したと伝わる、大切に受け継がれてきた梅の文化に、幼いころから触れてきました。幼少期には庭に梅の木を植え、その花が咲くのを楽しみにしていた思い出が、「Prunus Mume（プラナスミューメ）」コレクションの作品のルーツになっているのです。

　そしてもうひとつの重要な要素は「動物」です。ペットは今や家族でありパートナーであり、穏やかな気持ちと幸福をもたらしてくれる大切な存在です。愛する小さな家族のために、安部はペットジュエリーに挑戦することを決意しました。

　本格的なペットジュエリーの分野には前例がなく、一からの商品開発が必要でした。しかし、まずは自分たちのペットに贈りたいと思えるジュエリーを作るという思いからスタートしました。そして長い開発期間を経て、販売に至ることができたのです。ペットとの幸せな瞬間をカタチに残し、お揃いや2wayで楽しむファッションアイテムとして、旅立った後もそばに感じられる、メモリアルアイテムとしても大切にすることができる、それがMr. & Mrs. Abeのペットジュエリーの持つ価値です。

Prunus Mume：プラナスミューメコレクション

　「Prunus Mume（プラナスミューメ）」シリーズは、梅のモチーフに焦点を当てたアイコニックなジュエリーコレクションです。安部はジュエリーをデザインする際に、自身のルーツだけでなく、梅のもつ歴史的、文化的な側面や象徴的なイメージを取り入れたいと考えています。梅は学問・文化・芸術の神様として祀られている天神様の愛した花です。また、冬の終わりに春を告げてくれる花でもあります。

　安部はジュエリーを着ける人の個性やストーリーを尊重し、ジュエリーがその人を象徴し、一生を通じて愛用されることを願いデザインしています。ジュエリーにはその人の人生や哲学が宿るべきであり、トレンドに左右されない普遍的なデザインと高品質のマテリアルを用いることが、安部のポリシーです。

　上品さ、可憐さ、知性、芸術性など多様なイメージを感じさせる梅の花から、身につける人それぞれが特別さを見出せるはずです。Mr. & Mrs. Abe のジュエリーはその人の個性や人生の一部を表現し、永く愛用できるものづくりをめざしています。

文化・芸術と通じた価値観の共有

　Mr. & Mrs. Abeというジュエリーメゾンにとって、創造力や芸術は何よりも重要な価値観です。学問・文化・芸術の神さまである天神様にゆかりのある「梅」をアイコンとしたプラナスミューメコレクションや、日本のクラフトマンシップを最大限に尊重するものづくりなど、創造力と芸術はメゾンの活動の根幹にあるものです。

　そこで、私たちの価値観を共有する新たな活動のひとつとして、”Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize”と称したコンテストを開催することを決定しました。このコンテストでは、Mr. & Mrs. Abeの核となるコンセプトである梅や、梅が象徴する価値観をテーマとし、イラストレーションやショートショート文学といったジャンルの作品を募集しています。

　このように文化芸術活動を通して、ブランドの大切にする価値観がより明確になっていくのではないでしょうか。

（詳しくはこちら）

ペットジュエリーコレクション

　昔に比べて、今はペットを家族の一員として迎え、大切にする価値観が広まっています。そんな、小さな家族のための本物のジュエリー、それがペットジュエリーです。

　ペットジュエリーを作ろうと思ったきっかけ、それは安部が中学生の頃から飼っていた猫が亡くなったことでした。その時、安部はペットへの思い出を形に残せるものが少なく、愛するペットとの思い出をカタチにできるジュエリーを作りたいと考えるようになりました。

ペットジュエリー開発の苦労と、安全への配慮

　ペットジュエリーの開発は一筋縄では行かないものでした。なぜなら、大切な家族であるペットが着用するものだからです。安全性はもちろん、重要です。また、簡単に破損するようなものに高いお金を出すことはできません。様々な観点から素材やデザインを吟味し、構想から約一年間の試作開発を行ってきました。

　その中で最適だと考えたのが今のペットジュエリーです。まず、安全性、耐久性、美観の観点から、ダイヤモンドが最適であると判断しました。中でも、天然ダイヤモンドと比べ、水や汚れを気にせず、小さな家族が身につけやすいラボグロウンダイヤモンドを採用しました。これにより、高品質のジュエリーを提供し、カジュアルに利用できるようになるはずです。

　ラボグロウンダイヤモンドのセッティング一つとってもこだわりがあります。人が着用するジュエリーの場合、ダイヤモンドは爪で留められていることも多いですが、ペットジュエリーでは採用していません。突起がペットの毛に引っかかったり、皮膚を傷つけたりする可能性を減らすためです。

　危険への気遣いは全体のデザインにおいても同様で、角がなく曲線的なデザインはペットの身の安全に役立ちます。また、金属アレルギーの出にくい素材を選ぶことも重要です。Mr. & Mrs. Abeのペットジュエリーは、金属アレルギーの原因となりにくい素材として、地金にプラチナを採用しています。

ジュエリーへ込めた思い

ジュエリーは身に着ける人々に輝きを与え、特別な瞬間を彩る存在です。これは人だけに限りません。さらに、ジュエリーはその人を象徴したり、贈った相手との深いつながりを具現化する力を持っていると信じています。私たちのブランドは、自分たちの世界観を大切にして、日々ジュエリーに向き合っています。私達の世界観から生まれた商品が、ジュエリーの持つ可能性を広げ、商品を手に取った皆様の日々をより美しく彩ることができたら嬉しく思います。

ぜひ、私たちのジュエリーを身に着けて、自分自身や大切な人との思い出を彩っていただければと思います。