「はちみつを泡状にできないか」と発案してから10年の開発期間を経て販売を開始。泡状の進化系はちみつ「awaはちみつ」の開発秘話

開発ストーリー

2023年7月21日 22時52分日新蜂蜜株式会社

はちみつに泡があるのをご存知でしたか？

ふんわり、軽やか。それでいて味わいとかおり、濃厚。

泡立つはちみつに、きっと恋する。『awaはちみつ』

日新蜂蜜株式会社（本社岐阜県安八郡安八町代表取締役社長岸野逸人）は、独自の発想と製法で作られた、生クリームの様にふんわり軽やかな泡状・純白のはちみつ「awaはちみつ」を開発。2022年11月にオンラインショップ限定で販売を開始し、ポップアップストアなどでの販売も始めました。

このストーリーでは、「はちみつを泡状にできないか」と発案してから10年間にわたる開発と、販売開始に至る経緯を振り返ってお伝えします。

発案から10年を経て、販売を開始した《awaはちみつ》

「はちみつを泡状にできないか？」という発案から10年。はじめての食感、色、味、技術。そんな、はじめてを詰め込んだ《awaはちみつ》は、はちみつを愛する心と探求心、そしてみなさんの美味しい！の笑顔を求めて生まれました。日新蜂蜜が、自信をもって送る、新感覚・新食感の《awaはちみつ》を是非より多くの方々に体験していただきたいです。

日新蜂蜜が様々な苦難や失敗を乗り越え、10年の開発期間を経て完成させた“新感覚”の泡状のはちみつ「awaはちみつ」。昨年冬（2022年11月30日（水））、オンラインショップ限定でデビューしました。はちみつの概念を覆す、これまでにはない新しいはちみつのかたち「泡」。なぜ泡なのか？泡状のはちみつ「awaはちみつ」誕生までの開発秘話についてご紹介します。

「はちみつ（蜂産品）総合メーカー」として、はちみつの可能性を追求してきた

「日新蜂蜜」は、代表取締役社長岸野逸人の祖父で養蜂家であった岸野憲逸が1961年創業以来、「蜂蜜を通して社会福利の増進と繁栄に奉仕する」を理念とし歩み続け、現在は⾃社ブランドやOEM製品の製造販売をはじめ、⾷品・医薬品・化粧品・健康⾷品の原料製造・販売・養蜂家様のサポートと幅広い分野で貢献させていただく、いわば「はちみつ（蜂産品）総合メーカー」と成⻑してまいりました。ミツバチが作り出す自然の恵みの魅力をより多くの皆様にお伝えしたい。そのためにも、はちみつの可能性を常に追求し、伝え続ける。それが私たちの使命だと代表　岸野逸人は常日頃から申しております。

そのの意向を実現すべく、社員全員が、一体となって常に新しいことに取り組み、日々改善・改良を進めています。その取り組みの中の一つがこの《awaはちみつ》でもあります。

そのような中、岸野が開発担当に依頼したのが、「泡状」のはちみつの開発でした。

さかのぼること10年ほど前、岸野は以前から、収穫した国産はちみつの上に白い泡が浮いていることが時々あり、この泡だけを好んで食べていました。フワッとした食感となんとも言えない甘さと香りが大好きだったそうで「こんなに美味しい泡、絶対みんなに食べてもらって喜んでもらいたい！何とかして製品化して多くの方に届けられないだろうか？何よりこの感動をお客様にお届けすることは、我々はちみつメーカーである日新蜂蜜としての使命だ！」と考え、以前から製品化できないかと思案していました。しかし一方では、はちみつから泡が出るのは稀な現象であることや、糖度の高い蜂蜜を泡化し量産し商品にすることが相当難しいことはわかっていた為、開発を依頼することは躊躇していました。しかし丁度その頃、フレンチや和食の飲食店で、エスプーマを使用して今まで泡になっていない様々な食材を泡状にする技法が注目され始めていました。岸野も何件も実際に食べに行き、やはりはちみつも必ず泡にできるはずだ！と確信し、その熱い思いを開発担当者に伝えたことがこの《awaはちみつ》開発の第一歩でした。

はちみつの泡の部分をいかに集めるか。あるいは、泡状にする方法はないか、模索した

今回泡状のはちみつ「awaはちみつ」を担当した開発担当者は、これまで、はちみつのお酒やお酢の他、プレバイオティクス機能が付与されたオリジナルの「醗酵物」の開発を行うなど、はちみつの可能性を追求し、はちみつの新しいかたちを創り上げるべく努力してまいりました。

何とか岸野の思いをかたちにするべく、わずかしか採れないはちみつの泡の部分をいかに集めるか？その他に泡状にする方法はないか？など、文献調査や試作検討を何度も行い、試行錯誤を繰り返しました。しかし、10年以上の間、良い方法が見つからず、あきらめかけていました。そんなある日、全く別のはちみつ商品を新しく開発するために、試作製造を行っていたところ、全く意図せず、そのはちみつが「泡状」になってしまいました。その商品の場合は、ただの「失敗」でしかなかったのですが、ふと、これは、岸野が求めていた「泡状」のはちみつなのでは？？とひらめき、すぐに報告を。岸野からは、「そうそう、この食感」でも、「味が美味しくない。色が悪い」との評価が。それまで、同じ食感にもならなかったため、味と色に課題はありましたが、この失敗は大きなヒントになりました。それからは、どうしたら泡状になるのか？について、一つ一つ紐解き、仮説を立てながら、検討を繰り返し、泡の質感と味のバランス、栄養面、安定性などなど、課題はたくさんございましたが、一つ一つクリアにし、失敗から約半年程で、今のawaはちみつのかたちまで作り上げることができました。

検討を開始してからの年月は長かったですが、失敗からの閃きから製品化までは、怒涛の如く、短期間で製品化まで漕ぎづけることができました。できるだけ早く、たくさんの方々に、私たちが発明した　新しいはちみつのかたち”泡はちみつ”をお知らせしたい。味わっていただきたい。という一心で取り組んだ結果、失敗から約1年で「awaはちみつオンラインショップ」を立ち上げることができました。

配送時の梱包方法を改善。緩衝材を最小限にした梱包箱でお届けできるように

商品の開発から、awaはちみつを少しでも早く皆様にお届けするために急いで発売を開始したため、当初は、配送の梱包方法が統一されておらず、緩衝材が多いなど、お客様にも迷惑をおかけしておりました。お客様の手元に商品が届いた時、“買ってよかった！”“もらってうれしい！”と感じてもらえる商品を。という岸野の思いから、すぐに梱包方法の見直しに取り掛かりました。今では、シンデレラフィットの梱包箱に改良され、お客様からも満足をいただいております。

まだまだ泡状のはちみつ「awaはちみつ」の認知度は低く、awaはちみつって何？化粧品？と思われることが多いです。そこで、私たちは、awaはちみつって何？どんな味？食感？どうやって使うの？どこで売ってるの？　など、お客様のWhat?にお応えするべく、使い方やレシピをＥＣサイトや公式インスタグラムで発信しています。ＥＣサイトでは、イベント毎に、お得なキャンペーンも実施しております。

おかげさまで、発売以来、awaはちみつ001（45g単品）を中心に、ご好評をいただいており、多い方は、4～5個まとめてご購入される方もいらっしゃいます。クリスマスや母の日などのイベント時には専用のギフトボックスに入ったタイプ（awaはちみつ001Bや002B）に専用の紙袋や保冷バッグをつけて、大切なかたへの贈り物としてもご利用いただいています。まとめ買いされる方が多いため、お得な「awaはちみつ001の4個おまとめセット」を7月3日より発売を開始したところ、大変ご好評をいただいております。

まとめて購入し、泡のはちみつって知ってる？と、お知り合いの方にプレゼントされるかたもいらっしゃいます。

また、直近では、たくさんの方にawaはちみつに触れていただきたいと考え、2023年7月20日（木）から7月23日（日）までの4日間東京・表参道でポップアップストア「awaはちみつCafé」をオープンしています。ポップアップストアでは、ＥＣサイトに掲載しているレシピを再現し、暑い季節にぴったりのスウィーツメニューをご提供いたします。更に、このポップアップストアでは、ここでしか食べられない“作りたて”のawaはちみつを体験できます。通常は冷凍でのお届けのため、“作りたて“を食べられるのは今回のポップアップストアが初めてです。作りたての食感・味を是非体験しに来ていただきたいです。

今後も、インスタグラムを中心に情報を配信しつつ、今後も改善・改良を行いながら、常に新しいはちみつのかたちを創造し続けます。