愛媛の中小企業が、オンラインで工場見学とファンイベントを開催する理由

オンラインイベント,ライブ配信,工場見学

2020年6月10日 09時32分 IKEUCHI ORGANIC 株式会社

IKEUCHI ORGANIC は、2016 年から毎年 1 回、全国各地からファンが集まる工場見学イベント「今治オープンハウス」を開催しています。

https://www.ikeuchi.org/officialblog/2018/07/04/openhouse2018/

通常、今治本社の工場見学は一般のお客様の受け入れをしておらず、年1回のみのファンイベントという形でお客様をおもてなししており、毎回キャンセル待ちが出るほどの人気です。

今年はコロナウィルスの影響により、開催を見合わせていましたが、オンラインで工場見学をする、と決断するのはなかなか大変で、躊躇していたというのが本音です。

モノづくり現場を映すことは技術的には可能でも、オンライン上でどこまでリアリティのある空気感を伝えることができるか、または弊社の場合は、ファンイベントとしての要素が強いため、お客様にどこまで喜んでいただけるのか？この２つの要素を満たす必要があります。

私の知る限りは、オンライン上でファンイベントをしている会社、工場見学をしている会社はそれぞれあっても、両方のニーズを満たすイベントは存在しておらず、社内だけでは未体験のオンラインイベントを開催するのはかなりハードルが高いと考えていました。

そんな時に、オンラインzoom接客を体験された一人のファンの方から、メッセージをいただきました。「IKEUCHI ORGANIC オンライン工場見学」を一緒にできないかと。

たくさんのアイデアがあっても、なかなか実現できなくて、あれもこれもできてないってなりがちだけど、アイデアを実現するタイミングってあるなと感じます。これまでファンイベントは自社で全て開催していましたが、今回はアライドアーキテクツさんプロデュースの元、開催することになりました。

あと数日で開催日を迎えるわけですが、今日リハーサルをしてみて、まあこれが難しい。カメラがうまく切り替わらない、映像は途中で途切れる。説明がマニアックすぎる。。反省点が盛りだくさんで、やや不安ですが笑　まずは第一回目という事で、期待値をあげすぎずに、料理をしながら、お酒を飲みながら気楽に視聴いただけると嬉しいです。

今回、オンライン工場見学を見る前のポイントを5つ挙げてみました。

1.インスタ映えする工場ではありません

工場見学というと多くの方は最新の設備が置いてあり、ベルトコンベアがあってシステマチックな工場を思い浮かべるかもしれませんが、今治の本社工場は、創業当時からの形そのまま、昔ながらの織機（タオルを織る機械）が置いてあります。

いわゆるインス映えするとか、観光用の見せるため、PRをするための工場ではありません。モノづくりをするための工場です。

2.わからくて当たり前。わからない事を楽しみましょう

池内の説明は、とにかくマニアックで専門用語連発。ストアでイベントをしていてもお客様がポカーンとする事もしばしばあります笑もちろんイベント中に補足できるようにはしますが、「何を言っているのかわからない」と途中で諦めるのは勿体無い！

わからないときは皆でツッコミを入れつつ、イベント中でも終了後でも、質問をしてみましょう。僕もわからない事だらけです。

当日までにタオルの製造工程が少しわかっていると、より楽しめるかもしれません。書籍「銭湯図解」の著者でもあり、銭湯小杉湯で勤務するイラストレーター塩谷さんが書いた、IKEUCHI ORGANIC図解をぜひご覧ください！

※今回のオンライン工場見学では、本社工場の①〜③、⑩を公開します。