A. 企業文化の醸成にあたり、注力してきたのは、組織の在り方そのものを見直すことです。先代から事業を引き継いだタイミングで、私は組織体制の再構築に着手しました。それまでの組織は、先代を頂点とする文鎮型の一本化された構造で、創業当初からのメンバーたちも役付きのない状態でトップの判断を仰ぐという体制が続いていました。
A. 組織文化の変化に対して、実際に働く社員からはポジティブな声が多く上がっています。特に多く聞かれるのは、「自由に意見を言えるようになった」、「今までは先代に全て報告し、全て指示通りにやることが仕事だったが、上司同僚の助言を得ながら自分で考えて判断する機会が増えた。その分責任は増えるが、やりがいを感じる。」