佐藤製薬が手掛ける「アセスシリーズ」は、歯周ケア研究のパイオニアとして1978年に誕生した歯みがきブランドです。日本初の天然ハーブ由来である歯周病のための医薬品「アセス」を発売して以来、セルフケアで歯ぐき症状の悩みをサポートしてきました。

このストーリーでは、アセスブランドの開発背景と歴史を振り返りながら、ブランドと製品に込めた想いをお伝えします。

歯ぐきケアの重要性にいち早く注目し開発研究をスタート

「アセス」が誕生したのは1978年。ドイツ・マダウス社の「PARODONTAX（パロドンタックス）」を日本向けに処方し、歯周病のための医薬品として発売しました。

発売当初のアセス(1978年)

当時はまだ歯周病対策が世の中に浸透しておらず、症状が悪化してあわてて歯ぐきケアに目覚める、という時代。歯周病治療といえば抗生物質の短期投与に限られ、一般の歯みがきのように連続使用できる医薬品はありませんでした。そこで「アセス」が目指したのは、“毎日連続して使っても人体に影響を与えない歯と歯ぐきのための医薬品'’。天然ハーブを基本にした「アセス」の開発研究が進められたのです。

「医薬品」として発売に至るまで試行錯誤を重ねた10年

ドイツの「PARODONTAX（パロドンタックス）」を医薬品として日本で発売するための許可は簡単には下りませんでした。しかも歯科口腔用の薬としては価格が高く、反対意見も挙がるほどでしたが、「これほどいいものは絶対に売るべきだ」という強い信念により開発は進められました。

医薬品として認められるための道のりは険しく、研究開発期間はおよそ10年にも及びました。最適な組み合わせを見つけるために用いられた植物性生薬（ハーブ）は約200種類。3万検体もの微生物試験を実施し、膨大な組み合わせの中から3種類の天然ハーブ（カミツレ、ラタニア、ミルラ）の有効成分が選ばれることで、歯肉炎・歯槽膿漏・口臭の原因菌であるギンギバリス菌に優れた殺菌力を発揮する「アセス」が誕生しました。

アセスの有効成分　3種類の天然ハーブ

歯周病薬が一般用としてほぼ売られていなかった1970年代当時、アセスは天然ハーブを配合した新製品として注目を集めました。そして1980年代後半～1990年代前半には高齢者の増加、食生活の変化、歯周病の低年齢化、口臭エチケットの習慣などを背景に、「アセス」の効き目を実感した人たちのロコミによって多くのリピートユーザーを獲得。さらに1990年代後半、ユニークなCMとシリーズ品の充実により、「医薬品」の「アセス」は歯槽膿漏治療薬の代名詞として広く知られるところとなりました。

アセスの歴代広告

2000（平成12）年以降は、歯周病と全身疾患に対する歯科分野の研究が進むなか、生活者の歯周病への関心も高まり、

・日本初の医薬品マウスウォッシュである｢アセスメディクリーン｣(第3類医薬品)

・血行促進作用のあるビタミンEを配合した医薬品歯みがき｢アセスE｣(第3類医薬品)

など、新たなターゲット層へのラインアップも拡充しています。

左：アセスE

右：アセスメディクリーン

歯周病歯みがきの「医薬部外品」と「医薬品」、違いを知っていますか？

近年では、歯周病を患う人は増加傾向にあり、30代以上では3人に2人の歯周組織に所見が見られます。歯周病は、若い時から予防することや、初期症状が出たときに歯周病薬を使い、早めに対処することが大切です。

歯周病の歯みがきには歯周病の予防に役立つ「医薬部外品」と症状を改善させる「医薬品」の二種類があります。

・歯周病の症状がない場合(＝歯周病の予防)は「医薬部外品」

・歯周病の症状がある場合(＝歯周病症状の改善)は「医薬品」

現在、オーラルケア市場における歯周病訴求製品のうち、「医薬部外品」が9割近くの構成比を占めており、市場の拡大をけん引しています。しかし佐藤製薬が行った調査では、「医薬部外品」の歯周病ケア製品を使う意識の高いユーザーの過半数が、本来は「医薬品」の製品を使うべき、既に歯周病の自覚症状がある方々であることが分かりました。

歯周病歯みがきにおける「医薬部外品」と「医薬品」は使い分けが必要ですが、その違いを認識している生活者の方はまだ少ないのが現状です。

長年の歯周ケア研究の知見を活かし理想のオーラル・セルフケアブランドへ

2022年、佐藤製薬は歯周病予防のための医薬品部外品「薬用アセス　ホワイトニング」、「薬用アセス　しみる歯ガード」を新たに発売しました。

左：薬用アセス ホワイトニング(販売名:薬用アセスb)

右：薬用アセスしみる歯ガード(販売名：薬用アセスa)

(いずれも医薬部外品)

「薬用アセス」シリーズでは、これまで着手されていなかった歯周病“予防”を追求した処方を採用しています。

そんな「薬用アセス」シリーズがラインアップされた背景には、長年の歯周ケア研究の知見により「予防」と「改善」それぞれに必要な要素を知っている佐藤製薬だからこそ、アセスブランドを歯周ケアをトータルサポートする【理想のオーラル・セルフケアブランド】にできるという想いがありました。

アセスブランドは歯周病症状の「予防」と「改善」両面からアプローチできる製品を提供し、症状があるのに製品を選べていない人のサポートをすることで、歯周病に悩む人を減らすことを目指しています。

「医薬品」「薬用(医薬部外品)」を目印に、自分に合った製品を選んでみてください。

アセスブランドサイトでは

・歯科医師インタビュー

・コラム

・歯周病セルフチェック

　…など様々なコンテンツを通し、歯周病やその予防に関する情報提供を行っています。

アセスシリーズは引き続き、さらなる製品ラインアップの充実や正確な情報提供によって、みなさまのQOL向上に貢献してまいります。

11月8日・9日は佐藤製薬制定の「歯ぐきの日」！薬用アセスサンプリングキャンペーン実施中。

11月8日・9日は「いい(11)歯(8)ぐ(9)き」と読む語呂合わせから、歯周病や知覚過敏の危険性と、それらを防ぐために歯ぐきのケアが大切であることを伝えるために佐藤製薬が制定した「歯ぐきの日」です。

佐藤製薬では「歯ぐきの日」に合わせ、アンケートに答えると薬用アセスのサンプルがもらえるキャンペーンを実施中です。

▶　キャンペーンサイトはこちら

　　応募期間：2023年11月1日(水)～2023年11月30日(木)17:00

この機会にぜひ薬用アセスを試し、お口の健康に向き合ってみてください。

佐藤製薬について

佐藤製薬は1915年の創業以来、市場の変化に対応した付加価値の高いスイッチOTC薬からサプリメント、特定保健用食品など、幅広く商品を取り揃え、生活者のニーズに合わせた独自性の高い製品の開発に注力してきました。「HEALTHCARE INNOVATION（ヘルスケア イノベーション）」という企業理念のもと、健康を第一に考え、より美しく、より楽しく、充実した日々を過ごしたいと願う人々、そして社会の未来のために、製品イノベーション・生活イノベーションを通じて、明日の健康を支えています。