キャリア相談をもっと身近にしたい。キャリア相談ができるAI猫「ポジにゃん」の開発にこめた想い

開発の裏側

2023年6月28日 10時00分ポジウィル株式会社

ポジウィル株式会社は「あるべき、こわそう。」をミッションに、キャリアコーチング・サービス『POSIWILL CAREER（ポジウィルキャリア）』『POSIWILL CAREER（ポジウィルキャリア） for 企業』、およびキャリア支援者育成プラットフォーム『ポジウィル認定講座』を運営しています。世間一般における理想的なキャリアではなく、それぞれが自分にとってベストなキャリアを歩める社会の実現を目指しています。

そんなポジウィルは2023年5月26日に、キャリア相談AI猫「ポジにゃん」の公開を発表しました。「ポジにゃん」とは、Open AIの提供するChatGPTの技術から生まれたポジウィル公式のAI猫です。LINEアカウントを持っていればどなたでも、飼い猫に話しかけるように気軽にキャリア相談ができます。

#ポジウィル、キャリア相談AI猫「ポジにゃん」が仲間入り

PR TIMES

「ポジにゃん」の開発には、年々増加するキャリアの相談に応えてきたポジウィルだからこそ生まれた背景がありました。本ストーリーでは、開発を担当した取締役COO/ CTOの斉藤から、取り組みの裏側についてお伝えします。

取締役COO/CTO　斉藤健太（ポジにゃん開発を担当）

キャリア相談をもっと身近に。開発チームから生まれたアイデア

ポジウィルでは、2017年の創業当時から一貫して個人に寄り添ったキャリア支援事業を運営してきました。当社サービスを利用されるお客様の多くは「私、このままでいいのかな？」と今後のキャリアに迷ったり、自信が持てなかったりと、多くの悩みを抱えている方がほとんどです。

そこで、弊社は「RIZAP」のようなパーソナルトレーニングの手法を、キャリアに応用しました。専門のキャリアトレーナーがついて、「どんな人生を歩みたいか」というゴールイメージを描いたうえで、自己分析や理想と現在とのギャップ分析を行い、キャリア戦略を立てて転職活動などへ臨んでいく。このような理想の人生（キャリア）を作るプロセスにマンツーマンで伴走をしています。

キャリア相談に来てくださる方は年々増加し、POSIWILL CAREER（ポジウィルキャリア）を開始した2020年と比較して年間10倍以上、利用者数が増加しています。

またご利用を頂いた方には自分自身が「納得のできるキャリア」を歩むことができ、転職もそうですが、現職に残って活躍をする道を選ばれた方も多くいらっしゃいます。

であれば、今すぐにでも「自分自身に向き合いキャリア設計をしよう！」と思うかもしれませんが、やはり人によってはこの一歩目を踏み出す腰が重い・・・と思う方が多くいらっしゃるのも事実です。

そこで昨今テクノロジー界隈を賑わせているChatGPTの技術を用いて、何かできることはないか？と生まれたのが、キャリア相談ができるAI猫「ポジにゃん」です。

「猫の手も借りたい」というコンセプト

ポジウィルに届くキャリア相談の数は年々増加しており（前述の通り年間10倍以上増加！）、まさに「猫の手も借りたい」状況が続いています。また、相談の内容も多様化していて、お客様によってはひとりで深く悩まれる期間が長く続くことで心身ともに疲弊してしまうケースも見られます。

そんな中、弊社代表の金井が猫好きということもあり、できるだけ身近に感じられるような猫キャラクターを用いて、少しでも楽しく、気軽にキャリア相談をしてもらいたいとのアイデアから開発チームから生まれました。

代表金井の愛猫「もちまる」

開発においては、「キャリアの悩みを聞く」という極めて重要なトピックを扱うため、会話が軽すぎても良くない、重すぎても親しみがないという絶妙な猫キャラを作り上げることに試行錯誤を重ねました。（途中、社内から「にゃんにゃん」煩いという声もあり、「大人で冷静な猫」に変更した経緯などもあります。笑）

リリース以降、使ってくださった方からこんな声を頂き、やはり人に相談するのとは違った敷居の低さや、猫キャラクターであることによる親しみやすさは大いにありそうだと感じることができました。

AIのほうが相談しやすい！
ちょっとゆるく、的確に回答してくれるポジにゃんがクセになる！
ポジにゃんに言われた通りにやってみたらスッキリした！

今後の展望は？

現在「ポジにゃん」は、当社の2万件を超えるキャリア相談データの学習を開始しており、キャリア相談の精度を向上させていく予定です。人の悩みは、各個人によって違う部分も大いにありますが、実は同じ悩みを持っている方はたくさんいらっしゃいます。

キャリアコーチングやキャリアカウンセリングといった領域は「人と人が対話をする」ということが一般的ですが、我々はこの独自のデータと技術力を活かして、その常識を変えていけると考えています。その一歩目が「ポジにゃん」のAI猫の開発であり、これをキャリア支援事業のサービスに組み込んでいくこと。これが我々開発チームの大きなビジョンの1つです。