株式会社SOYMIL（ソイミル）は、2023年9月29日（金）正午より応援購入サイトのMakuakeにおいて、第二弾となるSOYMILブレンダーPLUS（プラス）の先行販売を開始しました。

本製品は、ボタンひと押し約30分で無添加豆乳を作れるだけでなく、アーモンドミルクなどの植物性ミルクや本格スープ料理を作れるオリジナル調理家電です。家電の「機器っぽさ」を徹底的に排除し、毎日の食卓の風景に自然に溶け込むようなシンプルなデザインを目指しました。それだけでなく、お客さまとのコミュニケーションの中で出てきた課題を解決しているのが今回の商品の大きな特徴です。

そして一見シンプルに見えるこの商品を実現するまでには様々な困難がありました。多くの困難を乗り越えてなお、SOYMILがこの製品を開発した理由と製品への想いを代表の佐藤に語ってもらいました。

自身の体験と世界のトレンドを組み合わせた事業で創業

本商品を初めて世に出したのは、2021年3月。それまでは私（佐藤）は全く別の事業をしていました。コロナ禍で事業の見直しをする必要があり、自分自身を見つめ直していました。そんな中で、出会いに導かれ辿りついたのは「ボタンひと押しで無添加豆乳が作れる」という商品です。牛乳よりも豆乳が好まれる中国本土、香港や台湾で生活してきた私の経験と世界的に植物性ミルクが生活に取り入れられている潮流が組み合わさり、新しいライフスタイルを提供できるサービスとして構想しました。また、大手家電メーカーの技術者の方々のご支援も力強い後押しになりました。

2021年3月にMakuakeで実施したSOYMILブレンダー先行販売

創業後の喜びと葛藤

SOYMILブレンダーの最大の特徴は、「ボタンひと押し約30分で豆乳が作れること」と「お手入れもお掃除モードで楽々」な点です。このため、「新しい体験ができて楽しい！」といった喜びだけでなく、「かつて自分が生活していた台湾で楽しんでいたものを自宅でも作れて感動した」といった声も頂きました。一方で、単品モノは売り切ったら基本的にお客さまとの関係が終わってしまうことがほとんどです。値下げやポイントの大幅付与といった流れに収斂されていることに葛藤を感じていました。

2021年4月に実施した撮影会。その後どのように想いを伝えるか試行錯誤しました

「Our Heritage, Our Pride」の理念をもとに事業シフト

トレンドに委ねるのではなく、自分の生き方をどのように表現して未来を創れるのかを再考する中で、新しい出会いを積極的に求めるようになりました。最も印象的だったのが宮城県岩沼市と秋田県大仙市で出会った大豆生産者さんです。生産者さんの使命は質の高い食品を世に届けることであると考えていました。ところが、生産者さんと接点を持つにつれて、単に作物を育てるだけではなく、生まれ育った故郷で守られてきた社会・文化・自然との繋がりを未来に繋げていく想いで地場大豆を育てていることを教えていただきました。これは、生き方で「サステナビリティ（持続可能性）」を体現している！と実感しました。世界中に発信していきたいと思うようになっただけでなく、事業を通してどのような価値を未来に紡いでいけるのかを考えるようになりました。

商品としてお届けしている「ミヤギシロメ」の生産者さんとツーショット

この出会いが契機となり、2022年秋頃から「Our Heritage, Our Pride」を全社的なミッションとして据えました。これを直訳すると、古来から未来に繋がる私たちの財産（ヘリテージ）、 私たちが誇り（プライド）に思っているものという意味があります。科学技術や社会情勢がどんなに変化しようとも、私たちの社会が過去から大切に紡いできた価値を未来に紡いでいく存在でありたいといった想いを込めました。

また、私たちの事業の根底には、「繋がり」に価値を置いています。それは、人と人との繋がりに留まらず、人と自然、人と文化も含まれています。私たちにとっては、この繋がりが未来に渡って保たれていくことがサステナビリティだと定義しており、これを事業の軸にしていこうと決めました。　

SOYMILを応援してくださる強首（こわくび）ファームの皆さま

近くて遠い「サステナビリティ」

日頃、サステナビリティ（持続可能性）という表現をよく耳にします。ところが、多くのユーザーの方々との対話を通して、日常生活とサステナビリティには距離感があり、自分ごとにするのがとても難しいことを感じています。「牛のげっぷには温室効果ガスに繋がるメタンガスが含まれているから、植物性ミルクを飲みましょう！」と言われても牛のげっぷが何なのか分からないですね。環境問題や社会問題を現実味の帯びた話として理解するのが難しいことは私も感じています。

サステナビリティを謳う時に既存商品がいかに農薬まみれで危ないか、危機感や不安を煽るようなマーケティングが見られるのが実情です。誰かを啓蒙しようとするのではなく、既存のものを「危ない」と煽るのではなく、生活スタイルを変えて我慢するのではなく、今の生活との繋がりの中で「SOYMILを通して結果的に環境問題や社会問題の解決に向けて前に進んでいる」といった世界観を作っていきたいと考えるようになりました。これはSOYMILに限らず、近い将来に展開していく新しい事業についても同じ思いで臨んでいくつもりです。

「危ない」を原動力にしていると、悲しみや怒りの感情が生まれやすいのに対して、「楽しい」を原動力にしていると、喜びや愛おしみの感情が生まれて社会を前向きにしていくというのが私の持論です。

収穫直前の「リュウホウ」、秋田県大仙市の強首（こわくび）ファームにて

ユーザーの方々とのコミュニケーションで育った新商品

私たちが提供してきたSOYMILブレンダーを数多くの方が手に取ってくださり、とても嬉しく思います。お褒めのお言葉を頂く一方で、手に取った方の中にはご満足いただけない方もおり、多くの課題を感じてきました。私達は、皆さまからのレビューのみならずインタビューを毎月行うことで、見た目や質感にはこだわりながら、2年半前にリリースしたSOYMILブレンダーを大幅に３つの機能をリニューアルしました。

１．350mlから600mlに容量拡大、ご家族で楽しめる分量に！

ご家族で楽しむには容量が少ない課題がありましたが、600mlのできたて無添加豆乳が一回で作れるようになったことで、一回ボタンを押すだけでご家族で楽しめる分の無添加豆乳が作れるようになりました。また、スープ料理にすれば冷蔵庫に余った野菜の活用や、野菜嫌いなお子さまの一品に活躍すること間違いなし！

２．撹拌音が気にならない！約4割の静音化に成功

最も多くの方が挙げていたのは、撹拌音でした。SOYMILブレンダーPLUSでは、新型モーター導入により、従来のブレンダーよりも約4割の静音化に成功しました。音がほとんど気にならないので、体調がすぐれない日でも、集合住宅にお住いの方でも時間帯を気にせずご使用いただけます。

３．予約機能で、朝ごはんや夜ご飯の一品に！

予約機能のご要望をいくつかいただいたことを踏まえ、新SOYMILブレンダーには予約機能が搭載されました。出勤・通学前や就寝前に予約を設定いただければ、帰宅後や起床後にできたての無添加豆乳をお楽しみいただけます。

SOYMILブレンダーPLUSという一つの媒体を通してより多くの方々が「輸入大豆より高いけど産地に拘った国産大豆を購入する」「環境問題の観点から植物性ミルクを手に取る」。そんな未来を実現させていきます

日々の生活とサステナビリティが繋がる文化を広げていく

サステナブルは「このままだと地球がマズイ」という危機感だけでやると我慢になってしまいって疲れてしまう。また、馴染みが無い人に対して啓蒙しようとすると逆に抵抗が生まれる。問題意識を持つことは重要なことですが、日常生活とにどのように繋がっているのかを分かりやすい形でお届けすることしていくのが大切だと思っています。

SOYMILブレンダーは一つの白物家電を取り入れたサービスになりますが、単なる物売りに留める気はありません。新しいライフスタイルを提供する「SOYMIL事業」と今後展開していく「ROOF事業」を重ねて、多くの人や企業が繋がるような流れを作ります。そして、文明や豊かさをもたらした大河のように、人や文化が行き交いながら新しい時代を作っていくような存在になっていきたいと考えています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

立場や思想信条を超えて一緒に明るい未来を共創していきましょう！

SOYMILブレンダーPLUSの先行予約販売は、こちらから

https://www.makuake.com/project/soymil_02/

【ブランド概要】

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SOYMIL（ソイミル）

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