兵庫県に拠点を置く一般社団法人日本福祉医療ファッション協会は、誰もがオシャレを楽しめる世界を目指し、下着のように選べない「おむつ」に対して多様な選択肢を提案しました。
同協会として初めてのプレスリリースは、発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈られる「インフルエンス賞」を受賞。活動自体はもちろん、社会課題を解消しようという行動の発表が有意義であると高く評価されています。
【受賞プレスリリース】未来のおむつコレクション(ファッションショー)が2025年6月24日に大阪・関西万博のEXPOホールで開催決定!
【受賞理由】
障害のある人の排泄問題は当事者や関係者にとっては言うまでもなく深刻、にもかかわらず社会的にまだまだ認知されていない中で、ファッションの力でこの問題にアプローチしたイベントをプレスリリースで発表したことはとても有意義で、多くの人にポジティブな影響を与えたと判断し、インフルエンス賞に選びました。リリースのビジュアルや編集も洗練されており、完成度の高いリリースに仕上がっていると思います。(関根 和弘)
一般社団法人日本福祉医療ファッション協会:インフルエンス賞受賞
──プレスリリースアワード2025「インフルエンス賞」の受賞、おめでとうございます。今回受賞したプレスリリースは協会にとって初めて作成したものだと伺いましたが、どのようなことに期待して配信されたのでしょうか。
大阪・関西万博で世界最大規模となるおむつのファッションショー「O-MU-TSU WORLD EXPO」の開催が決定し、モデル募集の必要性も生じたため、当協会として初めてPR TIMESでプレスリリースを発信しました。背景には、おむつの未来の可能性を社会に示し、排泄ケアの課題をポジティブに転換したいという狙いがありました。
特に、
- メディア露出による認知拡大
- 性別・年齢・障害の有無を問わず多様なモデルの募集
- スポンサー確保
の3点を期待して配信しています。
──反響はいかがでしたか。
まず、2024年9月10日のプレスリリース配信後1週間で12,948ものPV数がありました。9月28日時点で63メディアが原本転記を含めて情報を拡散してくださいましたし、PR TIMESの「SNSで話題(Facebookでのいいね数ランキング)」でも1位に。
プレスリリースにより多くのメディアに取り上げられ、情報の拡散に勢いを感じましたね。なにより、モデルの応募も200名を超え目標を達成し、スポンサーに対する信頼性を高めることができ、大きな反響を得られたと思います。
──明確な狙いを定めての配信だったと思いますが、プレスリリースを作成するにあたってどのような点を工夫されましたか。
われわれは今回が初のプレスリリースでした。一つひとつ手探りではありましたが、PR TIMESの担当者の方にアドバイスを伺いながら作成し、地道にSNSを活用しました。
そのうえで、第一印象で目に留まるよう「驚きのある画像」に特にこだわりました。当事者の声が非常にポジティブだったのがよかったと思いますね。言葉選びにおいても、あえてネガティブな表現は使わず、読んだ人が「明るい未来」を思い描けるようなポジティブな表現を意識しています。視覚とメッセージの両面から、前向きな感情が自然に伝わるよう工夫した点が、今回のプレスリリースづくりで重視したポイントです。

──それでは、プレスリリースの発表後に意識的に行ったことはありますか。
プレスリリースは配信しただけでは広まっていきません。当協会のメンバーでの拡散を徹底し、Facebookで話題の1位を意識していましたね。明確な目標に向けてチームがまとまったことで、大きな拡散につながったと思っています。まだメディアネットワークが強くないからこそ、個々のSNSで話題化し、メディアとの接点を広げるように心がけているんです。
また、プレスリリースを単なる告知ではなく、SNSで日頃つながっている方々とのコミュニケーションツールとして活用しています。拡散に協力してくださった方々は、リアルイベントでも心強いパートナーとなっていますね。
──受賞が決まった際、周囲からはどのような声がありましたか。
受賞後、追加のプレスリリースを配信したところ、Facebookで10,763件のリアクションをいただき、これまで拡散に協力してくださった方々と喜びを共有することができました。
──あらためて、おめでとうございます。お忙しい中、ありがとうございました。
まとめ:プレスリリースを通して協力者を拡大し成果につなげる
日本福祉医療ファッション協会は、認知されていないが深刻な社会的な課題に対する行動、その成果を最大化するためのプレスリリース活用が評価され、プレスリリースアワード2025「インフルエンス賞」を受賞しました。
認知拡大や集客、スポンサーへのアプローチは、業界、企業・団体の規模問わず目指している方が多い事項かと思います。
初めてのプレスリリースながら、その完成度の高さが評価された同協会。来年秋頃には、パリでのファッションショー開催も控える中、広報PR、プレスリリースの活用にも注目です。
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