是非海外へ!と、相次いだ輸出提案。それでも弥栄酒造が「日本人に先に飲んでほしい」と考える理由

〜年間1万本限定の純米大吟醸「弥栄の酒 寿」が目指すのは、日本酒の輸出ではなく、日本の祝い文化を未来へつなぐこと〜

株式会社 弥栄酒造

株式会社弥栄酒造(愛知県愛西市・創業慶応元年/1865年、代表取締役:山田栄治)は、2026年7月22日(水)~24日(金)にインテックス大阪で開催された「ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西」(三日間の来場者数:約15,000人・主催者発表)に、純米大吟醸「弥栄の酒 寿」を出展いたしました。

会期中は、高級ホテル・高級旅館・高級飲食店・百貨店の皆様に加え、海外バイヤーや輸出事業者の皆様からも多数ご来場いただき、輸出に関する商談だけで11社からお声掛けをいただきました。

しかし、私たちはその多くを見送りました。

理由は、日本酒を海外へ広く販売したくないからではありません。

「寿」を、日本人が祝いの日に飲む酒として、まず日本に根付かせたい。

その想いを、何よりも優先したからです。

ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西にて弥栄酒造のブース

日本酒は、日本で生まれ、日本の風土、日本の食文化、日本人の暮らしとともに育まれてきました。

 「寿」という名前もまた、日本人が古くから大切にしてきた「祝い」の言葉です。

 

結婚

還暦

古希

喜寿

卒業

入学

就任

昇進

 

人生の節目には、人が集い、盃を交わし、「おめでとう」と言葉を贈る。そんな日本ならではの文化があります。

 私たちが目指しているのは、そのような祝いの席で自然と選ばれる酒になることです。

「世界で売れる酒」ではなく、「祝いの席には、寿で乾杯」と言われる酒。

それが、弥栄酒造の目標です。

還暦祝いに
古来から続く日本人の祝いの節目に

年間一万本という数字には、理由があります

「寿」は年間一万本限定。増産する予定はありません。

 

大量生産をすれば、より多くの国へ届けられるかもしれません。

しかし私たちは、生産量を増やすことよりも、一つひとつを丁寧に醸し、品質と希少性を守ることを選びました。

 

「どれだけ売れるか」ではなく、「誰に、どのような場面で飲んでいただくか」

それが私たちの酒造りです。

弥栄の酒 寿 限定1万本

海外輸出を否定しているわけではありません

展示会では、「海外市場で必ず評価される」「ぜひ輸出してほしい」というありがたいご提案を11社から数多くいただきました。私たちは、それらを決して否定しているわけではありません。

むしろ、前向きに考えている輸出があります。

 

それは、世界で暮らす日本人へ、日本の祝い文化を届けることです

 

・海外で迎える還暦

・異国で祝う新年

・家族だけで迎える成人や卒業

海外で暮らしていると、日本では当たり前だった祝いの風景が、少しずつ遠くなっていきます。

 

だからこそ、「寿」を開けた瞬間に、日本で囲んだ食卓や、家族や友人と盃を交わした記憶がよみがえる。そんな一本になれたらと願っています。

 

私たちが届けたいのは、日本酒ではありません。

日本人が受け継いできた祝いの文化です。

その文化を必要としてくださる世界中の日本人の皆様へ届けることは、弥栄酒造が大切にしたい輸出のかたちです。

世界で暮らす日本人の方々へ

「食べる米」に、新しい価値を

「寿」は、酒米だけで造られているわけではありません。私たちは、普段の食卓で食べられている食用米「にこまる」でも純米大吟醸を醸しています。しかも精米歩合40%

 

食用米をここまで磨き、純米大吟醸として醸す取り組みは全国的にも極めて珍しい挑戦です。

「にこまる」は令和7年産米品質コンクールで特別優秀賞を受賞した食用米です。

本来は食卓に並ぶ米に、新たな価値を与える。それが私たちの挑戦です。

「食べる米にも、飲む価値がある」と言う新しい価値です。

食べるお米にも「飲む価値」を

酒を売ることでだけでなく、日本の田んぼを未来へ残したい

日本では、米づくりを続ける農家が年々減少しています。

米価や担い手不足など、多くの課題を抱えています。

 

私たちは、酒造りも農業を支える一つの方法になれると考えています。食用米に新しい価値が生まれれば、農家は安心して作り続けることができる。

作り続けられることで、品種改良や環境に配慮した栽培にも挑戦できる。

その積み重ねが、日本の食文化そのものを守ることにつながると信じています。

 

だから「寿」は、量を追いません

価値を積み重ねることで、日本の田んぼと祝い文化を未来へつないでいきたいと考えています。

日本の田んぼを次の世代に引き継ぐ為に

展示会で得たものは、「共感」でした

三日間で約15,000人が来場した今回の展示会では、多くのご来場者から

「料理を引き立てる酒」

「考え方に共感した」

「このブランドをお客様へ伝えたい」

というお声をいただきました。

 

私たちは、弊社の理念をご理解いただける事業者様との対話を最優先にしました。

「どこでも売る」のではなく、「ふさわしい場所へ届ける」

その姿勢そのものが、多くの来場者の印象に残る三日間となりました。

賑わう弥栄酒造のブース前

代表取締役 山田栄治 コメント 

「海外へと11社ものご提案をいただけたことは、本当にありがたく感じています。

 

しかし、私たちが守りたいものは販売数量ではありません。

『寿』という名前に込められた、日本人が祝いの日に盃を交わす文化です。

 

世界へ広げる前に、まず日本で愛される酒になること。

そして将来、海外で暮らす日本人の皆様が故郷や家族、日本の伝統を思い出す一杯として『寿』を手に取っていただけるなら、それが私たちにとって理想の輸出です。

 

私たちが届けたいのは、日本酒だけではありません。

日本人が大切に受け継いできた『祝いの文化』と共にです

◾️会社概要 

会社名 株式会社弥栄酒造(旧・渡辺酒造株式会社)

所在地 〒496-8015 愛知県愛西市草平町道下83

創業  慶応元年(1865年)/創業161年 設立昭和31年12月15日

資本金 1,000万円

代表者  山田 栄治

事業内容 酒類の製造並びに販売 純米大吟醸『弥栄の酒 寿』

TEL 0567-28-4361

FAX 0567-55-8009

企業理念

「祝いの席は『寿』で乾杯」

ー日本酒を通して、日本の米文化・祝いの文化・田んぼの未来を次世代へつなぐー

弥栄酒造(旧渡辺酒造)

■ 取材・掲載のお問い合わせ

 株式会社弥栄酒造(旧渡辺酒造)では、食用米を活用した日本酒造りと農業との共生モデル等について、メディア関係者様からの取材・掲載を歓迎しております。

蔵元見学・代表インタビュー・商品撮影に加え、「にこまる」を育てる契約農家への取材も、農家様の協力のもとコーディネート可能です。

田んぼから酒瓶までの一貫したストーリーを、現場でお伝えします。 

メール:ey021719@gmail.com

TEL:0567-28-4361

FAX:0567-55-8009
URL:https://sake-kotobuki.com/

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会社概要

株式会社 弥栄酒造

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https://sake-kotobuki.com/
業種
製造業
本社所在地
愛知県愛西市草平町道下83 3-15
電話番号
0568-28-4361
代表者名
山田 栄治
上場
未上場
資本金
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設立
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