千葉大学環境ISO学生委員会が「平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞しました

国立大学法人千葉大学

千葉大学環境ISO学生委員会は、千葉大学における学生主体のEMSと学生の取り組みが評価され、「平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」の対策活動実践・普及部門を受賞しました。
  • 平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰とは

環境省が平成10年度から地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるために行っている表彰。
対象は「技術開発・製品化部門」「対策技術先進導入部門」「対策活動実践・普及部門」「環境教育活動部門」「国際貢献部門」の5部門あります。
本年度は40件の個人または団体が表彰されました。
環境省からの報道発表(11月17日)
http://www.env.go.jp/press/104783.html
 
  • 表彰事例 ~千葉大学における学生主体のEMSと環境ISO学生委員会の取り組み
【概要】

千葉大学環境ISO学生委員会は、千葉大学の環境・エネルギーマネジメントシステムの構築と運用を学生主体で行っている大学の公式組織。その活動は「環境マネジメントシステム実習」という授業科目として単位化されており、毎年約180名程度が所属している。
大学のISOの運用に必要な業務を行うほか、大学の環境負荷削減と、学生・教職員の環境意識向上、地域社会における環境意識の向上と環境保全のために、環境意識啓発活動や緑化活動などさまざまな活動を行っている。
大学と協力した14年間にわたる活動の成果として、ISO14001取得前の2004年度と比較し、2015年度はエネルギー投入量が約10%削減、水資源使用量が約53%削減、廃棄物排出量が約43%削減した。
学生委員会は学内の活動で培った知識や経験を活かし、地域社会に活動の場を広げるため、2009年にNPO法人格を取得。また、全国・世界にサステイナブルキャンパスを推進するために、積極的に情報発信を行っている。
学生にとってはこれらすべての活動と経験が実務教育となっている。

【活動の目的と成果】
<目的①> 千葉大学の環境マネジメントシステムを運用し、大学の環境負荷削減に貢献すること。そのために、学生および教職員の環境意識を向上させること。

<成果>
環境ISO基礎研修講師(2004~):14年間継続して全学生・教職員に対して研修を行っているため、延べ人数は20万人以上となる(毎年研修を行うため、被りを除くと5万人程度)。
ステッカー・ポスター(2004~):現在では大学内のほぼ全てのスイッチ等にステッカーが貼られている。
省エネ省資源イベント(2005年~年1回):毎年のイベントで来場者に配布しているうちわの枚数は1000枚を超えるため、13年間で述べ13000人以上を対象とした。
エアコンフィルター清掃(2011年~年1回):年間100台以上のエアコンのフィルターを清掃している。
古本市(2008年~年1回):近年は1000冊以上の本を集め、イベント当日は数百人の学生が来場する。売上は提供者に返金するか環境活動に使用する。
レジ袋有料化(2006年~):年間約100万枚のレジ袋の削減に貢献し、環境意識の啓発にもなる。
ミックス古紙回収(2007年~):一般廃棄物の大幅な削減に貢献した。

<目的②> 学内での活動で培った環境に関する知識や企画運営ノウハウを活かして学外で活動することで、地域社会における環境意識の向上と環境保全に貢献すること。

<成果>
植樹・里山保全活動(2012年~):企業と協力して2012年より年に複数回活動しており、2016年から別の企業ともを開始し、これまでに合わせて20回以上参加。
出張eco教室(2008年~):地域の小中学校において、毎年300名ほどの児童・生徒を対象に行ってきた。
被災地支援活動(2011年~):毎年欠かさず年4回、これまでに20回以上現地に赴いて活動している。
環境だよりの発行(2004年~年2回):千葉大学附属幼稚園・小中学校の全園児・児童・生徒(合計約1500人)なので、14年間で述べ22,000人にお手紙を発行してきた。
京葉銀行との大型協同プロジェクトに発展:これまでの活動を活かして、より地域の環境に貢献するべく、2017年7月に株式会社京葉銀行との協同プロジェクトがスタートした。千葉から環境活動推進を行うことで、地域の活性化及び環境に貢献していく。http://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/

<目的③> 先進的な学生主体のEMSを実践する大学として千葉大学の取り組みを全国、世界の大学に発信することで、日本、世界におけるサステイナブルキャンパスの推進に寄与すること。

<成果>
環境報告書の編集(2004年~):2017年度で14冊目。環境報告書に関する賞を5つ受賞(同年受賞含む)。
 http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment
学外での活動発表(2007年~):「環境ISO全国学生大会」は10年連続で参加。その他にも国内外での会議等での発表や視察など、2016年度の1年間で他大学の講義2件、視察対応3件、講演等3件。
最近の受賞歴
 ・(2017年度) ISCN Award 2017 Excellence in Student Leadership賞
 ・(2017年度) 第3回サステイナブルキャンパス賞 学生活動・地域連携部門
 ・(2015年度) 第25回地球環境大賞 文部科学大臣賞
 ・(2015年度) 低炭素杯2016 ユニ・チャーム最優秀エコチャーミング賞
 ・(2015年度) 第19回環境コミュニケーション大賞 環境報告書部門 環境配慮促進法特定事業者賞
 ・(2015年度) 第1回サステイナブルキャンパス賞 学生活動・地域連携部門
 ・(2017年度) 第3回サステイナブルキャンパス賞 学生活動・地域連携部門

<目的④> 学生主体のEMSおよび環境活動を通じて、学生の環境および実務能力をもった人材の育成

<成果>
「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」を2016年度までに387名輩出。卒業生にアンケートしたところ、学生委員会で活動したことが仕事で役に立ったと回答した人が8割以上であった。
 
  • 本件に関するお問合せ

 千葉大学環境ISO事務局
ホームページ http://kankyo-iso.chiba-u.jp/
043-290-3572
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
千葉大学の環境への取組 http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment
 
  • 「千葉大学環境ISO学生委員会」関連の最近のリリース
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000015177.html
▶その他のリリースはこちらから https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/15177

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会社概要

国立大学法人千葉大学

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URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月