千葉大学から出る古紙の有償回収を学生が提案。企業と協同し製作した「間伐材を使ったノート」と「古紙利用ブックカバー」を販売・配布

国立大学法人千葉大学

千葉大学環境ISO学生委員会は、大学から排出される古紙の有償回収を大学側に提案し、売上の一部を使って、三菱製紙販売株式会社と協力し、間伐材を使ったノートと古紙利用ブックカバーを製作しました。そして、2018年4月より、千葉大学生協で販売・配布を開始しました。
  • 大学から出る古紙の有償回収を提案
千葉大学で環境活動を行っている「環境ISO学生委員会」が、大学から排出される古紙(新聞・雑誌・OA用紙・ダンボール)を有償で業者に回収してもらうことを、2017年度に大学側に提案しました。これまでは古紙は無償で回収されていましたが、“古紙は売れる”ことに目をつけて、環境的・教育的付加価値をつけてリサイクルすることを目指し、従来の回収スキームの変更を提案したのです。
これにより大学側に新たに収入が入るようになり、環境ISO学生委員会がその売上の一部をもらい受け、学生や教職員のエコ意識啓発につながる企画を考えました。
 
  • 三菱製紙販売株式会社との協同

 

三菱製紙販売の本店で打合わせする様子三菱製紙販売の本店で打合わせする様子

環境ISO学生委員会は、2015年より三菱製紙販売株式会社と協同で、学生・教職員や地域に対して、環境意識向上のためのプロジェクトを実施してきました。2015年には間伐材を通じて適切な森林管理である「木を使う環境保全」を広めることを目的として、間伐材で作ったオリジナルシャープペンシルを製作しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000015177.html
その時のつながりもあり、今回も三菱製紙販売株式会社と協同して、「間伐材を使ったノート」と「古紙利用のブックカバー」を製作しました。
 
  • 間伐材を使ったノート

間伐材を使ったノート間伐材を使ったノート

ノートは表紙と裏表紙が間伐材でできており、表紙にはツタのイラストとともに、「Harmony with nature(自然との共生)」というメッセージが印字されています。デザインも学生が行いました。

パッケージに同封される紙パッケージに同封される紙

同封される台紙には間伐材について「森の保全のために間引かれた木」であるという説明書きなどを記載し、環境意識の啓発をはかっています。
【サイズ】B7版
【製作個数】500個
【販売開始】2018年4月中(予定)
【販売場所】千葉大学生協
【販売価格】200円(税込)
※古紙売却金を使って学生が手に取りやすい金額まで割引しました。
 
  • 古紙利用のブックカバー

 

ブックカバーブックカバー

ブックカバーは繰り返し使用できる「再生マットコート紙」を使用。デザインを担当した教育学部3年の内山桜さんは「読書をしながらリラックスして欲しかったので、なるべく優しい青にしました。イルカを見て癒されてもらえれば」とデザインの意図を話しています。
【サイズ】天地240 mm × 左右390 mm (文庫本サイズからそれ以上ある程度大きくても包める仕様)
【製作枚数】1000枚
【配布場所】千葉大学生協ブックセンター
【配布開始】現在配布中

ブックカバーデザインブックカバーデザイン

  • 企画リーダーの声(法政経学部3年 上田幸秋さん)
「大学側や三菱製紙販売株式会社様のご協力もあって、このようなグッズをつくることができました。製品をイチから企画して制作・販売までには、いろいろな苦労がありましたが、とても良い経験になりました。これを機に学内のリサイクル意識の向上と、古紙分別・リサイクルの徹底ができれば嬉しいです」
 
  • 千葉大学環境ISO学生委員会について

千葉大学において学生主体で環境活動を行っている学生団体。千葉大学がISO14001の取得に動き出した2003年に発足し、それ以後、大学の環境マネジメントの運営組織の一部としてEMSの運営を担ってきました。現在は1~3年生まで約150名が所属。エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人としての活動も行っています。
NPO法人として、企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
  • 本件に関するお問合わせ

千葉大学環境ISO事務局
TEL: 043-290-3572
メール: kankyo-iso@office.chiba-u.jp
千葉大学 http://www.chiba-u.ac.jp/
千葉大学環境ISO学生委員会 http://env.chiba-univ.net/

■千葉大学の環境への取り組み
千葉大学は2005年に環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001を取得し、2013年にエネルギーマネジメントのISO50001を取得しました。当初から「環境ISO学生委員会」が主体となって、大学の環境マネジメントを運用しており、学生たちが活発に環境活動を実践しています。
http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
http://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html

■環境ISO学生委員会に関連するリリース
卒業生などから譲り受けた自転車と本を、学内で格安販売する学生企画のリユースイベント開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000015177.html
学生と一緒に花壇をつくりませんか?5月12日「春の花植えイベント」を開催!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000262.000015177.html
千葉大学が持続可能性の取り組みを表彰する「2017 GUPES Green Gown Awards」を受賞しました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000015177.html
千葉大生が、京葉銀行頭取と学長に報告!「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」2017年度実施報告会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000015177.html
千葉大生が幼稚園で約50名の園児を対象に環境教室を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000015177.html
学生が制作した千葉大学環境報告書が「第21回環境コミュニケーション大賞」の優良賞を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000015177.html
レジ袋が200円のタンブラーに変身!?千葉大生が企画したオリジナルタンブラーを生協で割引販売
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000245.000015177.html
学生企画の「Chiba Winter Fes 2018」を2月12日(月祝)千葉大学にて開催!テレビ番組公開収録も!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000015177.html
”将来に役立つ経験ができた”「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」資格を学生37名に認定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000015177.html
千葉大学で学生による「太陽光発電・LEDイルミネーション」開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000238.000015177.html
「サステイナブルキャンパス・アジア国際会議」のセッションの司会を務めました
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000237.000015177.html

 

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会社概要

国立大学法人千葉大学

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URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月