【11/27開催報告】「なぜ若手は辞めるのか？」その解を求め、大阪の経営者らが“共感価値”の理論に熱視線

507名の「現場の悲鳴」から始まった組織変革。参加者からは「OJT不全の真因が腑に落ちた」の声

株式会社イマジナ

2025年11月27日 22時00分

　株式会社イマジナ（代表取締役社長：関野吉記、本社：東京都千代田区）は、2025年11月27日（木）、コングレスクエアグラングリーン大阪にて「経営者のためのインナーブランディングセミナー」を開催いたしました。

　本セミナーは、先週開催された「第10回関西HR EXPO」における当社の展示・調査結果（507名の来場者データ）に対するアンサーソングとなりました。当日は、EXPOで突きつけられた「組織の構造的欠陥」に対し、具体的な解決策を求める多くの経営者・人事責任者にご来場いただき、会場は熱気に包まれました。

■ 開催の背景：EXPOで浮き彫りになった「解決策への飢え」

　11月19日から21日の関西HR EXPOにおいて、当社ブースには「若手の離職」や「管理職育成」に悩む507名もの来場者が訪れました。そこで実施したアンケートからは、「OJTが機能していない」「満足度は高いのに人が辞める」という、関西企業の深刻なパラドックスが明らかになりました。

　今回のセミナーには、その調査結果に危機感を抱いた企業のトップや幹部が、「その場しのぎの対症療法ではない、根本治療（インナーブランディング）」の手がかりを求めて集結しました。

■ セミナーハイライト：「精神論」から「科学的アプローチ」へ

　登壇した代表の関野吉記は、「行動経済学」をベースにした組織開発のメカニズムを解説しました。

「やる気」は個人の資質ではなく、環境（ナッジ）で決まる

多くの企業が陥る「精神論マネジメント」の限界を指摘。社員が自発的に動きたくなる「仕掛け（アーキテクチャ）」を組織内にどう設計するか、その具体的な手法を提示しました。
インナーブランディングこそが最強のリテンション施策
「給与や待遇だけで繋ぎ止めた人材は、より良い条件があれば去っていく」。関野はそう語り、企業理念への「共感」を軸にしたブランディングの重要性を説きました。特に、現場の結節点である「管理職自身をブランド化する」というイマジナ独自のメソッドには、多くの参加者が熱心にメモを取る姿が見られました。

■ 参加者の声（アンケートより抜粋）

「『OJTは死んでいる』という言葉を見てハッとし、今日参加しました。なぜうちの若手が育たないのか、そのパズルが埋まった感覚です。まずは管理職の意識改革から始めます」（製造業・代表取締役）
「エンゲージメント調査の数字に安心していた自分たちが間違っていました。『静かなる退職』を防ぐためのインナーブランディングに、今日から取り組みます」（サービス業・人事部長）
「行動経済学という視点は目から鱗でした。『伝え方』を変えるだけで、組織の空気が変わるという希望を持って帰れます」（商社・経営企画室長）