2000年に誕生したカネボウ化粧品のエイジングケア※２ブランド「DEW（デュウ）」。2020年12月から、新しいブランドコンセプト「Skincare holic※１」と共に新商品をリリースしています。2021年6月に発売を開始したクレイマスク洗顔「DEW　クリアクレイフォンデュ」は、発売後多くの反響をいただき、累計販売数2.6万個※３を突破。初回販売分が早々に完売し、追加生産に取り掛かるなど好調です。

※１感触や香り等を楽しみ、スキンケアに夢中になること

※２年齢に応じたうるおい・ハリのお手入れのこと

※３インテージSRI＋　洗顔料（カウンセリング品）市場　2021年6月1日～2021年6月27日　クリアクレイフォンデュ（レフィル含む）累計販売個数

そんな「DEW」 Skincare holic※１から第4弾アイテムとして、2021年11月に登場するのが「温感オイル美容液　ウォームヒュッゲオイル」。カネボウ化粧品初の技術を使用した本商品について、商品開発担当者の山尾からご紹介します。

「DEW」Skincare holic※１から第4弾は、カネボウ化粧品初の技術を活かした温感オイル美容液

第4弾として発売される「温感オイル美容液　ウォームヒュッゲオイル」には３つの特長があります。

1つ目は、カネボウ化粧品初の独自技術。二層式製剤を採用し、水相とオイル相の比率を工夫することで温感の感じやすさと肌への伸びのよさの面で最適な比率を確立しました。

２つ目は、手技とともに使うことでよりいきいきとした表情豊かな印象のツヤのあるなめらかな肌へ導きます。

３つ目は、商品名の「ヒュッゲ」にちなんで考えられた、ほっこりするようなデザインと色合い、香りです。ちなみに、ヒュッゲとはデンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間を過ごすこと」という意味。冬が長いデンマークで暮らす人たちは、ヒュッゲといえばキャンドルを連想するのだとか。そのため、ウォームヒュッゲオイルの容器は、キャンドルの炎と美滴の流れを連想させるデザインに。オイル美容液の色もオレンジや黄色の２色が混ざり合い、ウォームオレンジに変化する仕掛けを楽しめます。

また、オレンジジンジャーティーを思わせる香りで、まるでホットドリンクを飲んでいるときのような心安らぐひと時にぴったり。リラックスタイムに気持ちよくお手入れをしていただける香りを追求しました。

４つ目は、保湿成分ヒアロソフト※４の配合。肌にうるおいを与えて、やわらかくします。

※４ヒアルロン酸Na、ワレモコウエキス、アルテア根エキス、ローヤルゼリーエキス、ディオスコレアパンタイカ根エキス

ウォームヒュッゲオイルは肌へのなじみがよく、ベタつきが残らないように仕上げました。そのため、朝夜いつでも快適にお使いいただけます。私のおすすめは家でゆっくりくつろいでいる夜のご使用です。より「ヒュッゲ」な気分を感じていただけるのではないかなと思っています。

ご使用方法としては、洗顔後、化粧水の後にお使いいただきます。塗布するだけでも十分温感を感じていただけますが、ぜひ美容液を手に取った後、両手をこすり合わせるように液を広げてからお顔になじませてください。よりぬくもりのある感触を感じていただけるはずです。美容オイル初心者の方にもおすすめです。

最適な温感＆感触を実現するために、誕生した独自技術

ウォームヒュッゲオイルは、実は私が初めて商品開発担当者として携わった商品なんです。

着想のきっかけの一つは、コロナ禍の生活スタイルの変化でした。私自身、リモートワークで人と会う機会が激減したり、対面時にはマスクを着用したりといった生活で、無表情でいる時間が増えたという実感がありました。

一方で、おうち時間が増えたことで美容意識が向上している方も増えています。自宅で丁寧なお手入れを始めたところ、良さを実感し、今後も継続したいという方も現れてきました。これをきっかけに、「おうち時間」について調べていく中で出会ったのが、コンセプトとなる「ヒュッゲ」でした。

このようなお客様の意識や変化を研究開発担当者をはじめとした関係者と共有し、「処方」「香り」「容器」「お手入れ方法」などを作り上げていきます。今回、コロナ禍でリモート中心のコミュニケーションだったため、イメージの共有が難しく試行錯誤の連続でした。

いかに美容オイルを楽しく使えるか、心地よくお手入れに取り入れていただくことができるかを相談しながら、行き着いたのが今回の温感オイル美容液です。手に取って肌に塗るときに垂れず、マッサージするようになじませる際に指通りが良く、使用後はベタつかない感触にしたいという要望をすべて叶え、かつ「温感」という条件を満たすのは、技術的な難しさもありました。

今回、試行錯誤を重ねた結果、油相と水相の重量比率を３：７にしました。

水相が６割を超えると構造が逆転し、肌に塗ったときに最初に肌に触れる美容液の外側の部分に水相がくるようになり、温感を感じやすくなることがわかったのです。

この３：７の比率にすることにより、温感を感じやすく、さらにマッサージするように肌へなじませるのに適したのび方の両立を実現できました。これがカネボウ化粧品初の独自技術です。

製剤の解析技術、状態観察技術が向上したことでわずかな比率の違いによる製剤の状態を観察でき、実現できた技術になります。温感技術の進化により、今後の商品開発の可能性も広がりました。

「DEWウォームヒュッゲオイル」でおうち美容を充実したひと時に

ホットドリンクを飲んでいるときのような気分安らぐ香りに包まれながら、うるおいで肌をやわらかくする充実したスキンケア時間を過ごしていただきたいですね。使い心地に「ハマるスキンケア」の１つとして、ぜひご愛用いただけたら嬉しいです。

初めてのことばかりでチャレンジの連続だった今回の開発。この経験を糧に、これからもワクワク感や楽しさを提供できる商品を開発していきたいと思っています。

カネボウ化粧品

DEW　商品開発担当　山尾　朱里