2006年に創業した弊社、アセンティア・ホールディングスは日本初の飲食やサービス業や小売業をフランチャイズのかたちにして、「商品」ではなく、「事業」を世界に売り歩く、事業商社であり、ビジネスデザインファームであります。

2010年から、世界へ展開し、この10年間で19カ国、185店舗の事業展開をサポートするようになりました。

私達が世界に販売するのはあくまで「事業」であり「商品」ではありません。

企業設立の経緯は次回に譲るとして、弊社が世界に事業進出をサポートしている大きな理由は、

1. 求められても日本企業は、なかなか世界に出ていかない。
2. 資源のない日本という国が世界に台頭するには、外貨をいかに稼ぐかが重要

１. 出ていかない理由はなにか？

様々な理由があげられました。

言語が通じない、日本だけで十分にマーケットがある、海外に知見がない。

等々。

２.世界に売れるものがないと外貨は稼げない。

日本には多くの資源がある。観光、日本食、漫画やアニメ。

なぜそれらは世界に出ていき外貨を稼ごうとしないのか？

私達が、世界に影響したいのは、もう一度世界から日本への尊敬を勝ち取るということでいした。

その昔、日本は世界中から尊敬の眼差しで見られていました。

• 最強大国ロシアに勝った国。
• 第二次世界大戦敗戦国である日本、戦後から急速に経済成長し、一時GDP二位まで上り詰めたこと。
• 自動車産業、家電産業、日本に台頭した産業。世界中の人達が日本の製品を欲しがりました。

この１０年世界に出て、海外の人たちから言われ続けるのは。

「日本はすごいよね〜。トヨタ、日産、ソニー、パナソニック、素晴らしい！」

私にしてみれば、まだ、こんなこと言っていただけるのか、と思うのです。

今や、日本自動車産業も、家電産業も世界に冠たる日本の◯◯産業と言われる時代は終わりました。

ゆえに、先述の日本はすごいよね〜、というのは、今となってはもう過去の遺産でしかありません。

そのうちこうなると思うのです。

「なんかその昔、大国中国の横に弓なりの小さな国があったよね〜」って。。。

しかも、世界中から尊敬される日本を創ったのは、自分たちの親や祖父母の時代。

自分たちの代では、世界に何もしていないなと気付いたのです。

2010年、創業から4年目の8月。

運命的なメールが弊社のウェブサイトに届きました。

https://www.assentia-hd.com/

https://www.assentia-hd.com/en/

「インドネシアで、天丼のてんやを展開したい！」

何度も何度も英語でオファーを受けました。

弊社のウェブサイトには、てんやの「て」の字も出ていません。

2010年8月は、自分にとってプライベートでも転機となる年でもあったため、何も考えずにジャカルタに飛ぶことにしました。

それが今の、インドネシアのパートナーです。

結局、天丼てんやは展開していませんが。。。

ASEANでの事業展開の可能性を確認し、帰国後シンガポールに法人を設立し、日本から23社の法人をシンガポールで設立し、シンガポールを拠点にASEAN、アジア、世界に展開していく事業プロジェクトをスタートしたのです。

先述のインドネシアのこの企業も、今では様々な日本のフランチャイズに加盟し、日本の大手ラーメン店舗8店舗、大手料理教室2店舗、大箱の居酒屋2店舗。ますます事業拡大していく予定です。

日本には、良い事業がたくさんあります。

誰が黒子となってその橋渡しを行うのか？

日本の企業からも、現地の企業からも信頼と尊敬を得なければできる事業ではありません。

インドネシアを皮切りに、マレーシア、タイ、フィリピン、ASEAN全域、香港、台湾のアジア。

オーストラリア、アメリカ、カナダ、EU諸国、UAE、サウジアラビアの中東全域と出店エリアが広がっていったのです。

日本のフランチャイズを世界中で、世界の企業に加盟してもらって、事業を販売することによって日本への外貨を稼ぎ、資金を還流させる。

日本復活の道は、国内での事業もさることながら、持てる様々なノウハウを形にして販売していくフランチャイズ スキームで世界に展開していくことが重要だと考えています。

フランチャイズ大国アメリカのフランチチャイズ事業に対する考え方は、日本とは全く違います。

マクドナルド、KFC、スターバック、サブウェイ、これらの飲食事業。

ディズニーランド、リッツ・カールトン、コカコーラ、セブンイレブン、これらサービスや小売事業。

これらすべてのアメリカ企業がフランチャイズで世界に展開しているのです。

このような企業が日本から出てこない理由はなんでしょうか？

世界と戦ってわかったことがたくさんあります。

アセンティア・ホールディングス

AssentiaHoldings,Inc.　（日本）

AssentiaHoldings Pte.Ltd.（シンガポール）

http://assentia-hd.com

→次号に続く。

＃海外進出　＃フランチャイズ　＃飲食　＃和食　＃事業商社