中小企業向け「経営塾」を全国各地に～楽しく・わかりやすく・気軽に学ぶことができる～

経営

2020年9月30日 23時46分一般社団法人寺子屋カレッジ

こんにちは。

「一般社団法人寺子屋カレッジ」代表理事の吉田健司です。

突然ですが、みなさんは実践的で初心者にも優しい経営学が必要だと思いませんか？

日々の経営に悩んでいる中小企業の経営者や個人事業主の方が経営について学んでみようと思っても、費用面・期間面でのハードルの高さから断念せざるを得ないという話をよく聞きます。

日本全国の各地で「中小企業や商店などの“現場”ですぐに使える実践的な経営学をわかりやすく・楽しく・気軽に学ぶことのできる経営塾」を開き、このような課題を解決したいと考えて設立したのが、「一般社団法人寺子屋カレッジ」です。この度、経営塾「寺子屋カレッジ」のオーナー講師(塾長兼講師)を養成する講座を開講し、受講生の募集を始めました。

ここで「設立の思いと役割」についてお話したいと思います。

忙しい経営者の方も学びたいと思っている

私は以前、大学で経営学を教えていました。その時、学生さんの保護者の方が講義を受けたいとのことで、聴講にいらっしゃったことがあります。

この方は、中小企業の二代目社長で、かつて大学時代には経営学を学ばれたとのこと。しかし社会に出て実際に経営の現場に立ってみると、経営環境の変化が激しく、また社内のヒト・モノ・カネといった経営資源に関する経営課題に直面し、いつも悩んでいるとお話されていました。すなわち“生きた使える経営学”を探し求めておられ、新しい経営学の学び直しに情熱をもって受講されていました。

現役で経営の最前線にいる方こそ、学生以上に学びたいという意欲が強く、実践に役立ち初心者にもわかりやすい経営学を望んでいるということがわかりました。ただ、最前線でご活躍されているからこそ、時間がなかなか取れないのです。

このような方に経営学のエッセンスをお伝えし、悩みや課題の解決につなげていただきたいとの思いから始めたのが経営塾「寺子屋カレッジ」です。

毎日お忙しい中小企業や飲食店、医院の経営者の方など、どのような方でも、気軽に受講できる「経営塾」を、講座内容とともにクラス日程・時間割や講座料金、振替受講制度など模索しながら始めることにしました。

誰にでもわかりやすく、現場で使える「経営学」を

一番こだわったのはやはり「初心者でもわかりやすい」「現場で役に立つ」ということです。

「経営学」を学んだことはあるけれど、とにかく現場一筋でご活躍されてきた方、日々「経営」はしているけれど「経営学」は全く学んだことがないという方など、いろいろな経営者の方がいらっしゃいます。どのような方にも門戸を開くという意味でも「楽しく、わかりやすい」講座づくりを心掛けています。

さらに、貴重な時間を使って受講していただくために、実際の現場で役立てていただけるように工夫しています。具体的な事例や解決手法（フレームワーク）を紹介したり、双方向でのやり取り（ディスカッション）を取り入れたりしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「寺子屋カレッジ」講義風景

今の時代の経営に大切な視点とは？

～「志」と「時代潮流変化」～

さて、「経営学」の知識だけを学んでも実際の経営に活かせなくては意味がありません。

「ノウハウ」だけを知っていても、そこに経営の軸となる「理念」や「志」がなくては、持続可能な経営はできなくなり、最悪時、企業不祥事さえ起こしかねません。いかに素晴らしい商品やサービスを考えたとしても、時代の流れに沿っていなければ、経営の存続は厳しくなるわけです。

このような視点から、オリジナルの二つの経営学講座を開発いたしました。

1つ目は、会計学やマーケティングなど、MBAで学ぶ基本的な経営スキルに加え、渋澤栄一等の唱える経営マインドを併せ学ぶ「あんパン経営学」講座です。もう一つは、最新の時事ネタや経営トピックスを通して時代に即した経営判断の目を養うもので、“ゆでガエル”にならないための「近みらい経営学」講座です。

この経営塾「寺子屋カレッジ」も2016年に開校してから４年が経ちますが、これまで、中小企業の経営幹部や工場長、営業部長の方などのほか、税理士、行政書士、歯科医、そしてオーナーシェフのような個人事業主の方まで、実に多種多彩の方々にご受講いただきました。

そして、経営塾「寺子屋カレッジ」を受講することで、

“会計学やマーケティングなどの本を読んでもなかなか分からなかったことがよく理解でき、日々の経営判断に取り入れることができた”

“難しいテーマでも図解があるので、頭の整理になり、自分の問題の所在がどこにあるかわかり解決につながった”

“多彩なメディアからの最新情報を毎月講義で聞けるので、すぐに経営に取り入れることができる”

“単に知識を教えるのではなく、具体例やケーススタディがあるので、自分の課題に置き換えてイメージしやすい”

・・・

など受講された方々から実際に経営が変わったというご感想をいただいています。

経営塾「寺子屋カレッジ」の塾長兼講師(オーナー講師)を募集します！

ところで、中小企業診断士の方など経営をサポートするような高い専門性をお持ちの方にお会いすると、難関の資格試験を突破し、在籍していた会社では高い成果を出していた方でも、企業を離れていざ独立するとなかなかその資格だけでは食べていけず、ご苦労されているというお話もよく聞きます。

経営塾「寺子屋カレッジ」の受講生である税理士の方からは「お客様である企業の過去の財務情報は分かるけれど、今後の経営を改善するための相談にはのれなかった。寺子屋カレッジで経営戦略やマーケティングなど経営のポイントを学ぶことで未来に向けた経営の話も併せてできるようになった」という声もいただきました。

このような多くの中小企業の力になって日本を元気にしたい！と熱意をもっている方々に経営塾「寺子屋カレッジ」の塾長兼講師(オーナー講師)として地域貢献に力を貸していただけないかと思っています。

「一般社団法人寺子屋カレッジ」では、高い経営専門能力を持たれている方々（中小企業診断士など）と経営課題を抱えて困っている中小企業や個人事業主の方々との、“出会いの場”または“マッチングサイト”として、日本の各地域で「気軽に学ぶことができる経営塾」を開きたいと考えています。

その結果として多くの中小企業が活性化され、日本全体が元気になっていければとの情熱をもって、経営塾開校プロジェクトに取り組んでいます。

「全国各地の経営者の方々と経営の専門家」をつなぐ経営塾の開校支援

私自身は新卒で企業に勤め、主に経営企画室に籍を置きながら、経営計画や経営戦略の策定、将来の事業発展の礎となる設備投資の採算性評価・配分、次代を見通した新規事業の創出、さらにM&Aなどの業務に従事してきました。

４０代になったころ、独立して中小企業等を対象とした、“社外経営企画室”業務の会社を設立しました。具体的には事業調査支援・社内教育研修・経営課題解決プロジェクト（ＳＷＯＴ分析等を活用した新規事業の探索・事業化支援等）という３事業を柱としたサービスの提供を行ってきました。

幸いにも会社勤め時代の同僚や取引先からの紹介などで仕事をいただくことができましたが、継続的な仕事につないでいくことは容易ではありませんでした。そこで私が大事にしたことは、積極的な営業活動だけではなく、「お客さまとの継続的な関係性を築く」ことでした。定期的な「経営関連セミナーの開催」や「事業環境変化レポートの提供」、さらに「ビジネス界の動向や近況報告を兼ねたメールマガジンの配信」など、お客さまにとって「面白いな！」「役に立つな！」と思っていただけるようなコミュニケーションの場や情報の提供を長年続けてきました。

このようにして信頼関係を築かせていただいた企業さまなどから、仕事のリピートをいただけることも多かったという経験も積み重ねてきました。

この自分自身の経験からも、経営塾を開いて、教えたり学んだりする“場”が「地域の経営者の方々と経営の専門家（中小企業診断士等）をつなぐ場」になるのではないかと考えています。

日本を元気にする経営塾を！

このような思いで、この度「一般社団法人　寺子屋カレッジ」を設立いたしました。

当法人では『経営教育マイスター』という認定資格を授与いたします。この『経営教育マイスター』の認定資格を取得された方に、経営塾「寺子屋カレッジ」のオーナー講師になっていただくことで、地域経済の発展につながればと願っております。また当法人は『経営教育マイスター』養成講座を通して、経営塾オーナー講師の養成、認定資格の授与だけでなく、その後のフォローアップなど継続的な支援サービスも提供して参ります。

養成講座を受講し、一定の基準を達成した方は『経営教育マイスター』として認定されます。『経営教育マイスター』の認定を取得された方々に経営塾「寺子屋カレッジ」を開校、オーナー講師として、お住まいの地域の経営者の方々に「わかりやすい、実践的な経営学」を広げていただくことが私どもの願いです。